ブラザー工業さんとエクシングさんが「飛沫吸引」の小型空気清浄機を発表されました。

こうした科学的かつ前向きな発表には無条件で拍手を送りたくなります。
JOYSOUNDを展開するエクシングさんと、エクシングさんの親会社のブラザー工業さんが、
高い飛沫吸引効果を持つ小型空気清浄機を発表されました。

「DF-2」という製品で、「DF」とは「デスクトップファン」の略とのことです。

見てのとおり非常に小型で、サイズも幅300mm、奥行74mm、高さ99mm、
重さもわずか550gとのことで、まさに個人向けの空気清浄機と言えます。

吸引効果としては不織布マスクでも防げないほどの小さな粒子であっても、
吸引・除去できる性能を有しているとのことです。

以下のイメージ図のとおり、向かい合った二人の間に設置しておくと、
お互いの飛沫をしっかりとこのDF-2が吸引しています。

カラオケボックスにおける各ルームについては、
建築基準法上、十分に高い換気環境を有しているのですが、
とは言えさすがにリアルタイムの飛沫を即座に換気することは難しいと思われます。

その点、このDF-2がルーム内の机に設置されていれば、
速やかな飛沫吸引も可能と考えられます。

今回、開発元のブラザー工業さんと販売元のエクシングさんの各プロジェクトリーダーの
対談記事が発表されています。
https://prtimes.jp/story/detail/9B5027cj1Ab

非常に興味深い記事ですのでぜひご一読いただければと思います。

中でも、

安井:昨年からシニア層が多く訪問するカラオケ喫茶やカラオケ教室、昼営業のスナックなどいわゆる「昼カラ」でのクラスター発生など、一部のケースが大きく報道されていますが、実際のところ、カラオケボックスではほとんどクラスターは発生していません。
カラオケボックスの換気は、防音上窓やドアを開けて換気ができない分、建築基準法上窓がある空間よりも厳しい換気性能を求められているのです。例えば、JOYSOUND直営店では全室およそ6~9分毎に室内の空気が入れ替わるようになっています。
にもかかわらず、「カラオケ=飛沫感染」「カラオケは利用自粛」という報道の過熱により、カラオケ全体のイメージが悪化し、多くの方が歌うことによる飛沫感染の可能性を恐れ、結果的に歌う楽しみを奪われることとなりました。

エクシングさん取締役の安井営業本部副本部長が仰っているように、
カラオケボックスではほとんどクラスターが発生していないにも関わらず、
一部報道の偏りにより「カラオケそのものが危険」という誤った印象で伝わっていることは、
唯野自身も大変に憂慮しているところです。。

建築基準法に基づくカラオケボックスの換気性能については、
全国カラオケ事業者協会や日本カラオケボックス協会連合会などのカラオケ業界団体や、
カラオケボックスチェーン店などでも多く告知はされているのですが、
なかなか一般的に認識が浸透しているとは言えない実情にあります。

その理由の一つとして、
換気機能は目に見えないものだから実感しづらいという点も挙げられると思います。

その観点から言えば、DF-2のような機材をカラオケルームに設置することは、
飛沫吸引・空気清浄を目的とした対策機器を具体的に視認できるという意味において、
ユーザーや世間一般に対してより大きな安心感を与えることができると考えます。

その意味からも、まずは全国全てのJOYSOUND直営店の全てのカラオケルームの机に、
DF-2を必ず1台(広さによっては数台)設置していただければと思います。

そのことで、カラオケボックスの取り組む具体的な感染症対策の一例として、
メディアにも取り上げられやすくなり、
世間一般にも徐々に周知・浸透していくことが期待できます。

安井副本部長も前述紹介の記事内で、
「「カラオケ=飛沫感染」という報道の過熱により、カラオケ全体のイメージが悪化し…」
と仰っているように、
報道はイメージを作り、世論を作り、場合によっては政治判断にも影響を及ぼします。

カラオケ業界はこれまでも十二分に感染症対策を行っているにも関わらず、
報道・メディアであまり取り上げられないのは、単にニュースバリューがないからです。

単純に言えば、絵にならない報道はしないのがマスメディアです。

建築基準法上におけるカラオケボックスの高い換気環境についても、
そもそも、その「高い換気性」は目に見えないので撮影しても絵にならないため、
報道として取り上げづらいという面もあるかと思います。

逆に言えば、DF-2のような目に見える小型空気清浄機を室内に一台置いておけば、
絵になるVTRが撮影できますし、
さらに言えば「JOYSOUND直営店では全国全店・全室に設置しています」とまで言えれば、
報じる側も高いインパクトで読者・視聴者に伝えることができると思います。

唯野は常々、カラオケ業界はマスメディアを取り込んだ情報戦が不得手だと感じています。

ぜひこのDF-2を「これでもか!」と言わんばかりに各ルームに設置し、
マスメディアを巻き込んで大々的に世間一般に周知いただければと思います。

メディアが動き、世論が変わると、政治判断も変わるものと思っています。

 

<追伸>

このDF-2、小型かつパワフルな性能で大変に魅力的な製品ですが、
特別開発された製品なので、さすがに相応の価格を要することが想像されます。

そう思いながら製品紹介のサイトを見てみました。
https://df.joysound.biz/

 

 

15800円は破格の安さです。
個人でも十分に手の届く価格です。
正直、この価格には驚きました。

たとえば個人で購入されてオフィスで利用されても良いと思います。
持参可能な重さ(550g)ですので、
オフィスで利用後、カラオケ店に持ち込んだり知人との食事の際に利用したりなど、
個人単位で利用することもでき、かつ相応の安心感も得られます。

そういう意味では個人購入もおススメです。
唯野も試してみたくなってきました。

<追伸2>

唯野の愛用プリンターもブラザー工業さん製です。

カラオケ大会運営の際も、印刷・コピー・スキャンにフル回転で、
大会の台本はいつもこのプリンターで印刷しています。

もう6年ほど使用しているのでそろそろ新しいモデルの購入を検討しているところです。

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