飲食付きの「一人カラオケパック」の提案。

3密を避けるという名分から、カラオケボックスにおいても
グループ客を定員ギリギリの部屋に案内することをできるだけ避け、
広めの個室に案内する流れとなっています。

もっとも、大半のカラオケボックスは
(部屋単位ではなく)人数単位の入室料という料金制のため、
できるだけ大人数に一つの部屋に入室いただいた方が効率よく収益が得られます。

しかしながら昨今のご時勢からこうした入室案内は行わず、
一人あたりの空間を極力広くするために、
たとえば大人数グループであれば部屋を二分するような案内も行われています。

つまりこれは、一部屋当たりの売上(収益)がこれまでよりも減ることを意味しています。
そういう意味において、入室料金とは別の所から売り上げを立てる必要も生じています。
それは、カラオケ店舗事業の収益のもうひとつの柱でもある
飲食オーダーが該当すると思います。

JOYSOUND直営店で、2名グループからのコースサービスが用意されました。

これまでもグループ客向けのコースは多くのカラオケボックスで用意されていました。
ただ、2名様からという少人数単位のコースはさほど一般的ではなかったかと思います。

まさにこうした飲食込みのパックコースの提供こそが、
入室人数減による室料収入源を飲食提供分で補っている一好例かと思います。

こうした宴会コースは大人数を前提としてサービス提供されるのが一般的でしたが、
入室人数にある程度の制限を掛けざるを得ないこの時期においては、
少人数グループ(2名など)向きのコースがあって良いと思いますし、
このことが少人数グループにさらなる飲食を促すきっかけにも繋がるかと思います。

これをさらに進めて「一人カラオケパック」があっても良いと思います。

先日、JOYSOUNDを展開するエクシングさんは、
一人カラオケに関するアンケート結果を公表されました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001432.000004747.html

アンケート結果は、一人カラオケをしたことがあると答えた方々が85%、
一人カラオケに行きたいと答えた方々が84%と、
いずれも高い割合の結果となりました。

もっとも、アンケート対象の大半はカラオケユーザーと思われるため、
(普段カラオケに行かないような方々も含めた)全国的なアンケートであれば
もう少しパーセンテージは下がるかと思います。

とは言え、逆に言えば
カラオケユーザーの8割以上は一人カラオケに行きたいと思っているということです。

したがって、一人カラオケの顧客から飲食をオーダーいただく仕組みを作ることは、
(昨今の情勢により入室を少人数化せざるを得ない)カラオケボックスにとって、
収益を上げていくうえで必要不可欠な施策かと思います。

そういう意味で、ドリンク・フードそれぞれ1品つきなどの一人カラオケ向けパックは
相応の需要も期待でき、それに応じた収益もまた期待できると思っています。
(あるいはいっそ飲み放題、食べ放題パックもあり)

唯野も日頃より実感していますが、
一人カラオケで入室してフードメニューを一品注文すると、
食べるだけでもそこそこの時間を要するため、
カラオケの時間が足りなくなり、ついつい延長したくなるものです。

延長することによりさらなる追加オーダーも期待できる可能性があります。

そういう意味でも、この時代だからこそ、
一人カラオケ・少人数カラオケのお客様に喜んでいただき、
かつカラオケ店舗の収益に繋がるサービスの提供が必要になると考えます。

多くのカラオケボックス経営者の皆様、ご検討の程よろしくお願いいたします。

 

<追伸>

入室人数の制限を余儀なくされている全国のカラオケボックスに対し、
非常に微力ながらもなんとか一助となるべく、
最近の唯野はカラオケボックスでは必ずフードメニューを一品オーダーしています。

唯野がオーダーした各カラオケボックスのフードメニューについて、
何らかの形でこれからSNS, Web, 動画を通じて紹介していきたいと思っています。

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