カラオケ機種と言えばDAMとJOYSOUNDの2種類と思われる方がほとんどと思います。
そんな中、まねきねこさんが新しいカラオケ「E-bo」をリリースされました。
こちらの黒い筐体が「E-bo」です。
(その上のJOYSOUNDアンプはE-boではありません)
まねきねこさんの独自カラオケ機種と言えば、
以前展開されていた「すきっと」を思い起こされる方もいらっしゃるかと思います。
こちらのオレンジの筐体がすきっとです。
詳細は唯野が2014年12月に当サイトで執筆したすきっとの記事をご参照ください。
https://enjoysing.com/karaoke1905
すきっとは2019年でサービス終了となりましたが、
今回、すきっととは全く違った新機軸としてE-boはリリースされました。
ご担当のコシダカデジタル代表取締役社長、腰髙理志さんにご説明をいただきました。
カラオケまねきねこさんを擁するコシダカさんグループは
「エンタメをインフラに」といったビジョンの下、
カラオケアプリ「Pokekara」を展開する音娯時間エンターテインメントさんと共同研究のうえ、
この度E-boを開発されました。
E-boはカラオケ機種というよりもエンタメプラットフォームであり、
単にカラオケのみならず、E-boを通してさまざまなアプリ・コンテンツを
今後提供していきたいとお話しされました。
このあたりは、今後どのような新しいサービスが展開されるのか、
さらなるリリースを楽しみに待ちたいと思います。
まずは早速、カラオケE-boを体感いたします。
入室後、QRコードにてスマートフォンとE-boを接続します。
以後、選曲や音量設定といったカラオケ操作は全て自身のスマートフォンで行います。
選曲・送信をしてみて驚いたのが、楽曲の再生が凄く早かったこと。
カラオケデータのアクセス先がE-bo本体なのかE-boネットワーク先のサーバーなのかまでは
確認が取れませんでしたが、
選曲・送信操作後すぐに楽曲演奏が始まりましたので、
レスポンス面においてすごく快適に感じました。
カラオケそのものは通常どおり楽しく心地良く歌うことができます。
楽曲数についてはやはり二大カラオケ機種に軍配が上がりますが、
ある程度の人気曲であれば十分に抑えられているかと思います。
アクセサリー機能として、
テキスト文を画面上に表示したりすることができます。
同じカラオケルームの友達同士で画面にコメントを送り合ったりして
コミュニケーションを楽しむことができます。
また、E-boでは「うたポイント」というサービスを導入しています。
一曲(3分程度以上)歌うごとにポイントが加算され、
ポイントがたまるとルーム代等に使えるクーポンに交換できるとのこと。
長時間カラオケを楽しまれる方にとっては嬉しいサービスかと思います。
カラオケ採点機能も実際に試してみました。
先述どおり、E-boはPokekara運営元との共同開発ということもあってか、
採点UIはPokekaraを踏襲している(ほぼ同じ?)感じです。
採点ロジックについても、今回は4曲しか試していないのであくまで体感値ですが、
Pokekaraとさほど変わらない(ほぼ同じ?)感がしています。
結果画面もPokekaraに近い感じです。
(結果画面の音楽もPokekara同様でした)。
採点の仕組みはPokekaraのエンジンそのままなのか、
あるいはPokekaraエンジンの発展形なのか、
またあるいは現行から今後さらに進化していくのか、
展開を見守りたいと思います。
カラオケ採点については実際に唯野が歌唱して確かめておりますので、
詳細は以下のE-boのカラオケ体験映像をご覧いただければと思います。
エンタメプラットフォームとしてのE-bo。
正直、どのように各種エンタメが繋がっていくのか、
唯野も今一つ想像しきれていない部分がございますが、
今後、唯野の想像をはるかに超えたサービスを展開されることを期待して
楽しみに待ちたいと思います。
<追伸>
コシダカさんは、カラオケ店舗業界の中でもいち早く持ち込みOK制度を取り入れたり、
10年ほど前には一人カラオケ専門店「ワンカラ」を展開したり、
当記事でも触れた自社カラオケ機種「すきっと」を開発したり、
コロナ禍の新しいカラオケの可能性として唯野が注目していた「ONEREC」を展開したりなど、
カラオケ業界の中でも特にチャレンジングな企業と存じております。
(正直、カラオケ業界は保守的な企業が多いです…)
そのチャレンジングなコシダカさんの打ち出すE-boですので、
ユーザーの想像のはるか上を行く新機軸サービスを準備されているに違いありません。
そのサービスの展開を心待ちにしたいと思います。
唯野でお役に立てることがあれば何なりとご依頼くださいませ。