カラオケボックス店舗数業界第3位のカラオケBanBanさん。
2024年2月に経営体制が変更になり、株式会社GENDAグループ傘下となりました。
アミューズメント事業を中心に広く経営展開されるグループということもあってか、
BanBanさんからも新しい改革の波が感じられてきています。
その一環がこちら。
BanBanさんの全店舗で食事・ドリンクの持ち込みがOKになりました。
https://karaoke-shin.jp/news/202471.html
カラオケボックス業界において持ち込みOKサービスの元祖と言えば、
業界第1位の店舗数を誇るカラオケまねきねこさんですが、
コロナ禍以降、第5位のジャンカラさんを始め、持ち込み可とする店舗も増えてまいりました。
一昔前のカラオケボックスの収益スタイルは、安価なルーム料金でお客様を引き寄せつつ、
フードメニュー・アルコールメニューのオーダーで回収する形が主流でした。
しかしながらフードオーダーに主軸を置いていたシダックスさんが業績悪化の末、
2018年にカラオケ館さんに全店舗を譲渡したことからもわかる通り、
オーダーに依存した形式の収益スタイルは、現代ではそぐわなくなってきています。
いわゆる「飲み会の後の二次会」的な需要でのカラオケ店舗の利用度合いが薄れ、
「一人カラオケ」などの個々に歌うことを楽しむユーザーの割合が増えてきたことも
その理由のひとつです。
その流れから言えば、持ち込みOKのカラオケ店が増えることは
むしろ自然の流れと言えるかと思います。
(オーダー要員の削減といった人的コストカットの効果もあります)
というわけで、早速BanBanさんにフードを持ち込んでみました。
夜の繁華街のBanBanさん。
ネオンが煌びやかでテンションが上がります。
考えてみれば、フードメニューに寿司のあるカラオケ店は皆無です。
そういう意味で言えば、カラオケ店で寿司を食べながら歌えるというのは
なんとも新鮮であり贅沢なことのようにも思えます。
持ち込んだ際のゴミもこのように。
廊下にゴミ箱が置いているので大変助かります。
(全店舗かどうかはわかりませんが)
また、ここ最近のBanBanさんはカラオケ機種においても
最新機種を積極的に導入している姿勢が伺えます。
JOYSOUNDシリーズの最新機種、JOYSOUND X1もこのように導入されています。
他、DAMシリーズの最新機種、LIVE DAM AiRもございます。
やはり最新機種の導入が多い店舗は活性化している雰囲気がありますし、
逆に古い機種のみのカラオケ店の場合、
店舗全体がやや薄暗かったり壁が汚れていたりすることも多く、
活気ある空気を感じられないことが、経験上多いです。
今回は最新機種JOYSOUND X1で楽しく歌わせていただきました。
今後のBanBanさんのさらなる改革と発展を期待しています。
<追伸>
以前、カラオケBanBanさんの運営元のシン・コーポレーション様の
新入社員向けセミナーで講演をさせていただいたことがあります。
カラオケボックス店舗業界の勢力図や各店舗の特徴、
業界内でのBanBanさんの位置づけ・特色、
お客様はカラオケ店舗に何を求めているかなどについて
スライドを使ってレクチャーさせていただきました。
特に大事な心構えとして以下のことを申し伝えました。
・サービス(気配り)に経費はかかりません。
・受付で必ず機種を聞いてください。
・日本発祥の文化を提供しているという誇りを持ってください。
カラオケ店舗で働くうえで必要な知識や大切な意識をレクチャーいたしますので、
必要であれば以下のフォームよりご遠慮なくご依頼いただければ幸いです。