第3のカラオケ機種「すきっと」に期待。

カラオケ機種と言えば、今やDAMとJOYSOUNDの2機種しかないとよく言われます。
しかし、実はもう1機種、新たに展開を始めている機種があるのです。
それがこちら。

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オレンジ色のコンパクトなこちらの機械。「すきっと」と言います。
これが、DAM, JOYSOUNDに続く第三のカラオケ機種なのです。

「すきっと」は2013年の時点では、一部店舗のみの試公開だったのですが、
2014年になってようやく全国で歌えるようになりました。

もっとも、この「すきっと」、歌えるお店は限られています。
カラオケチェーン店舗数業界第二位の「まねきねこ」さんでのみ歌うことができます。

理由は、まねきねこさんの運営元であるコシダカさんが開発した機種だから。
つまり、まねきねこさん独自の機種、と言えるかと思います。

さて、その特徴ですが。

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リモコンはこのようなタブレット型です。
「すきっとアプリ」をダウンロードすれば、自分のスマホをリモコン化することも可能です。

曲数はさすがに後発ということもあって、DAM, JOYSOUNDと比べるとまだまだ少なめ。
ただ、すきっとの方針としては、
マイナー曲を数多くカバーするというよりも、メジャー曲を手厚くするという狙いのようです。

他、録音機能/録画機能も備わっています。

もちろん採点機能もあります。

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これは唯野の感覚値ですが、すきっとの採点は完全に音程主義。
他機種のような、抑揚やビブラートや安定性などは一切チェックしていないように思えます。
そして、音程チェックは非常にシビア。
ちょっとでもずれると減点されるように感じます。

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結果画面はこのような感じです。
1位でも92点くらいだったので、高得点を挙げるのは相当難しいかと思います。
結果画面の見せ方は、他機種と比べると淋しいですね。
もうちょっとグラフィカルな見せ方も、今後期待したいところです。

ちなみに、すきっとの採点機能のキャッチフレーズは「ありのまま採点」。
しっかりと時流に乗っていますね。
(※2020年追記:この当時「Let It Go~ありのままで~」が大流行)

さて、このすきっとですが、キャッチフレーズは「参加型カラオケ」。
「参加」という意味では、録音・録画・オンライン採点の他にも
動画投稿やオリジナル曲のアップロードなどができます。

しかしながら、これら全ての機能は他機種にも搭載されています。
そういう意味では、すきっと独自の機能は、実はほとんどないのです。
なので、他機種に対する優位性に乏しいというのが、正直な唯野の感想です。。

肝心の音質も「原曲に近いサウンドの高音質」をキャッチコピーにしていますが、
他機種と比べて遥かに、というわけでもない感がしています。。

もっとも、カラオケ評論家としては、新しい機種の登場は大歓迎です。
コシダカさんは、カラオケ業界の中では特にチャレンジングな企業ですので、
今後、すきっとが思いもよらない方向への好展開を進めていく可能性も十分にあります。

今後のすきっとに非常に期待しています。
すきっと公式サイト「すきっとねっと」はこちら。
https://www.skit-net.com/web/pc/top/

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