カラオケチェーン店舗数業界第二位のまねきねこさん。
運営元のコシダカさんは、カラオケ業界の中でもユニークな展開を打ち出すことで有名です。
一人カラオケ専門店の「ワンカラ」しかり、独自カラオケ機種の「すきっと」しかり、
健康ランドとカラオケを融合した「まねきの湯」しかり。
そんなコシダカさんが、また新しいところに目をつけました。
イスラム教徒のお客様も安心、「ハラル指定」のカラオケボックスのオープンです。
「ムスリムの方も安心してカラオケをお楽しみいただけます」
「礼拝スペース完備」
など、カラオケ店のチラシではあまり見かけない言葉が並んでいます。
イスラム教徒と言えば、豚肉は禁忌。
ですので、豚肉を口にしないのももちろんですが、
豚肉を料理した調理器具すらも料理に使うことはできないとのこと。
そこで、メニューだけでなく厨房からも完全に豚肉を排除したのが、まねきねこ四谷三丁目店。
豚肉の件以外にも、調理に関する細々とした戒律があるようですが
それらをすべてクリアすると「ハラル認定書」というものが発行されるそうです。
というわけで、安心してイスラム教徒の方々も食事を楽しむことができます。
唯野はムスリムではありませんが、早速注文してみました。
チキンナゲットと関東風うどん。
関東風うどん、うどんの上に載っているお肉っぽいのは、まさか…。
…と思いきや、実はかつお節でした。
かつお節の載ったうどんもなかなか新鮮でおいしくいただきました。
そして店内には、他のカラオケ店では見かけない不思議な空間が。
どうやらここが、チラシに書いてあった「礼拝スペース」のようです。
おそらく、じゅうたんの向きも、メッカの方角に向いているのでしょうね。
これで、 カラオケの途中に礼拝の時間になっても、ここでしっかりと祈ることができますね。
店内には礼拝の時間表も貼ってあるので安心です。
…日にちによって微妙に時間が変わるのですね。初めて知りました。
そんな、日本で初めてのハラル対応カラオケボックスまねきねこ四谷三丁目店。
コシダカさんは、いつもながら目の付け所が違います。