全く想像のできなかった年となった2020年ですが、
早くもそろそろその幕を閉じようとしています。
第一興商さんより2020年DAMの年間カラオケランキングが発表されました。
以下、そのベスト10を紹介いたします。
01. Pretender/Official髭男dism(2019年)
02. 紅蓮華/LiSA(2019年)
03. マリーゴールド/あいみょん(2018年)
04. Lemon/米津玄師(2018年)
05. 白日/King Gnu(2019年)
06. 香水/瑛人(2019年)
07. さよならエレジー/菅田将暉(2018年)
08. まちがいさがし/菅田将暉(2019年)
09. 夜に駆ける/YOASOBI(2019年)
10. パプリカ/Foorin(2018年)
(調査期間:2020年1月1日~2020年10月31日)
https://www.clubdam.com/dam/ranking/2020.html
改めて上記ラインナップを拝見すると「なるほど」と思える曲ばかりで、
今年も多くの名曲がカラオケの場で支持されてきたことがわかります。
ここで注目していただきたいのは楽曲の発表年(リリース年)です。
発表年を楽曲名・歌手名の横にカッコ表記いたしましたが、
10曲全てが2018年、2019年の発表曲であることがわかります。
つまり、(2020年も含めれば)直近3年以内に発表された楽曲となります。
余談ですがこうした年間ランキングでは、
当該年(2020年)発表の楽曲は、ランキング集計の観点では若干不利となります。
(カラオケ配信されてからの集計になるので、必然的に集計される期間が短くなるため)
(ちなみに2020年発表曲の最上位は13位の「I LOVE…」/Official髭男dismです)
それはさておき、上位10曲全てが2018年、2019年の発表曲というのは、
カラオケランキングの歴史的観点からは、
「比較的新しめの楽曲がカラオケ定番曲として歌われている」と言うことができます。
以前の記事ですが、2013年の年間カラオケランキングとの比較記事がございますので、
以下をご覧の上、改めて比較してみてください。
https://enjoysing.com/karaoke8106
上記をご覧いただけたらお分かりかと思いますが、
2013年においては直近3年間で発表された曲は上位10曲中わずかに2曲のみでした。
残り8曲は、3年以上前に発表された楽曲だったのです。
このことから、2013年頃においては、
良く言えば、以前からの根強い定番曲が長期間歌われ続けていると言えますし、
穿った見方をすれば、新しい楽曲が定番曲として定着していないとも言えます。
さて、2020年のカラオケランキングを改めて振り返れば、
多くの方々に支持される新しい定番曲が続出していると言えるかと思います。
音楽業界、なかなかヒット曲が出ないと言われ続けて久しいですが、
今年のカラオケランキングを見る限りはどの曲も口ずさみたくなる名曲ばかりで、
かつ、普段カラオケに関心のない方々にとっても耳馴染みの楽曲ばかりと思います。
そういう意味では、ここ数年においては、
十分に時代を代表するヒット曲が数多く発表されていると言って良いかと思います。
2020年、まだまだ残り一ヶ月以上ございます。
ぜひ今年のカラオケ人気曲を歌いながら、
想定を大きく超えたこの2020年を改めて振り返ってみてはいかがでしょう?
<追伸>
唯野がこの上位10曲の中で最も気に入っている曲は、King Gnuの「白日」です。
この曲を初めて聴いた時はものすごい衝撃を受けたことを覚えています。
同時に「この曲をカラオケで歌える人がいるのか…」と率直に思いました。
非常に難易度の高い楽曲と思いますが、
この難曲が年間ランキングベスト10に入るぐらい多く歌われているというのも、
不思議でもありなんだか嬉しくも思います。
先日のテレビ朝日さんの「音楽チャンプ」でも出場者の課題曲にされていましたが、
個人的にもぜひカラオケ大会で「白日」を歌われる方を拝見したいと思っています。