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カラオケ評論家活動

まねきねこさんのコロナ対策「特殊紫外線ランプ機器」の発表会に伺いました。

投稿日:2021年6月27日 更新日:

見えないウイルスに対して、
カラオケ業界も術なくいつまでもただ立ち尽くしているわけではありません。
ウイルスに打ち勝ち、再び安心してカラオケを楽しめる場をお客様に提供すべく、
さまざまな方向から日々尽力されています。

今回、カラオケボックス店舗数全国第一位のまねきねこさん等を展開する
株式会社コシダカさんにて、
オーク制作所さん、東北大学ナレッジキャストさんと共同で、
除菌ならびにウイルス不活化を目した特殊紫外線ランプ機器を開発されたとのことで、
その発表会に伺ってまいりました。

左から、株式会社オーク制作所社長の藤森昭芳さん、
東北大学特任教授・東北大学ナレッジキャスト株式会社常務取締役の村田裕之さん、
そして株式会社コシダカ社長の腰髙博さんです。

ウイルスの感染経路は主に
接触感染、飛沫感染、空気感染の3経路が存在するとのことですが、
今回の発表はそのうちの空気感染への対策を目した機器についてです。

今回発表の機器で用いる特殊紫外線ランプによる紫外線照射により、
理論上、空気中の菌やウイルスを99%以上死滅させることが期待できるとのことです。

実際にカラオケルームでデモンストレーションを行っていただきました。

上の写真の、机の上に置いている柱状の機器が今回発表の機器です。
(名前はまだないようなので、本記事では便宜上単に「機器」と呼びます)。

ユースケースとしては、
カラオケルームの入れ替え清掃時にこの機器を持ち込んで室内に紫外線照射を行うことで、
空気中の菌やウイルスを死滅させ、空気感染を予防するとのことです。

重量は店舗スタッフが容易に持ち運びできるようにと約3キロと軽量で、
実際に唯野も持ち上げてみましたが、特に負荷を感じませんでした。
(車輪がついているのでより容易に持ち運びできます)

清掃時にこの機器を机の上に設置し、紫外線照射の準備を行います。

なお、紫外線は人体にも影響を及ぼすものですので、
照射中は人間は室外に出ていく必要があります。
この機器はボタンを押すと30秒以内に室外に出るように促す音声が流れますので、
それを合図にいったん室外へと出ます。

30秒後、ランプが点灯し、室内中に紫外線が照射されます。

なお、機器を机の上に置いている理由ですが、
理論上は室内空間の中央から照射する方が室内にまんべんなく紫外線が照射されるので、
床に置いて使用するよりも効果が期待できるからとのことです。

また、照射時間ですが部屋の広さによって変わりますが、
標準的な広さの部屋であれば5分程度を想定されているとのことでした。

照射中に誤って入室しないようにこうした注意書きを掲示しています。
なお、万一誤って入室したとしても、
機器備えつけの人感センサーが人の存在を感知し、照射は即座に停止されるとのことです。

その他、詳細な公式発表についてはまねきねこさんサイトをご参照ください。
https://www.karaokemanekineko.jp/campaign/post_149.html

なお、本機器の守備範囲はあくまで空気感染の防止ですので、
清掃におけるウイルス対策のすべてを本機器で賄えるというわけではありません。
したがって、接触感染や飛沫感染を防ぐためのマイク・機器等のアルコール消毒等の清掃も、
当然ながらこれまで通りに行われるとのお話でした。

今回唯野がこの機器の導入にあたって一番に気になったところは、
清掃に本機器を使用することによる清掃時間の増大についてです。

コロナ禍において苦境を余儀なくされているカラオケ業界ですが、
本来であれば週末夜などの繁忙時間帯は全室が埋まっていることも決して珍しくなく、
その際は多数のお客様がフロントでお待ちになるケースもまた多くございます。

感染症対策の観点からも安全を第一に優先すべきは当然のことではございますが、
唯野としては、本機器による紫外線照射対応を行うことで清掃時間が延び、
お待ちのお客様を案内するまでの時間も延びてしまうことで、
店内(特にフロント)がますます込み合うのでないかといった点を懸念しています。

もちろんこうした観点はコシダカさんも承知されていて、
質疑応答時に腰高社長からも、たとえば部屋Aで照射している間に部屋Bの清掃を行うなど、
効率的に清掃を進める等の工夫で対応される旨のご回答をいただきました。

なお、この機器の今後の店舗への導入ですが、全国全店舗に同時にというわけではなく、
それぞれの店舗に徐々に進めていくとのことでした。

今回、こうした取り組みならびに機器の導入をコシダカさんが発表されたことは、
大変に有意義なことだと思っています。
これまでカラオケ業界が散々やられっ放しだったコロナウイルスに対して、
初めて科学的根拠をもって撃退するオペレーションを構築したと言えるからです。

ここ最近「安全安心」というキーワードを政府関係者があまりに連呼することで、
「安全安心」という言葉の本来の意味と説得力がかえって失われてしまいましたが、
コシダカさんによる科学的対策により、
カラオケボックスに対しての論理的かつ説得力ある「安全安心」を
全国のカラオケユーザーに届けていただけることを願っています。

<追伸>

唯野主観ですが、
コシダカさんはカラオケ業界の中でも非常にチャレンジングな企業と思っています。

初めての一人カラオケ専門店「ワンカラ」さんが出店されたのはもう10年間ですが、
非常に画期的な店舗ということで当時は多くのメディアに取り上げられました。

カラオケ機器は10年以上もDAMとJOYSOUNDの事実上の複占状態ですが、
コシダカさんはこの間に自社製の独自カラオケ機種すきっとを開発され、
まねきねこさんの各店舗に展開されていました。
(すきっとのサービスは2019年に終了)

他、カラオケ店舗業界初の、ハラル対応(イスラム教徒の戒律に合った料理を提供)の
カラオケボックス「まねきねこ四谷三丁目店」を出店されるなど、
独自の新機軸を次々と展開されてきました。
(ハラル対応のサービスは2018年に終了)

コロナ禍において守勢を余儀なくされているカラオケ業界ですが、
攻勢に転じる際の一番手は間違いなくコシダカさんと思っています。

店舗業界が大苦境にある中でも、大庄さんよりカラオケファンタジーさんを受け入れる等、
店舗拡大・事業拡大を目されている様子を伺い知ることができます。

今回の紫外線ランプ機器のみならず、
コシダカさんによるカラオケ業界を「あっ」と言わせる
新しいカラオケサービスの展開を唯野も心から期待しています。

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