カラオケ店舗の新規開店という明るい話題は嬉しいものです。
カラオケ店舗数業界第1位のまねきねこさんが渋谷に大型店舗を出店されるとのことで、
オープン前の内覧会に伺ってまいりました。
場所は渋谷駅A0出口直結の渋谷プライムの4階。
https://www.karaokemanekineko.jp/campaign/shibuyahonten/
ユニクロさんが1階に入っているので目印になりそうです。
入口に大きなお花が置いてありました。
店内も大変明るく、オープン後の大盛況が期待できます。
このご時世ということで店員さんとの非接触型の精算も可能です。
(もちろん、フロントでの精算も対応されるというお話でした)
1フロアのみの店舗ですが、部屋数は58とかなり多いです。
文字通り、まねきねこさんのフラッグシップ店舗と言えるかと思います。
こちらのまねきねこさん渋谷本店では、
カラオケを楽しむうえでの新しいコンテンツがいくつか展開されています。
簡単ではありますが以下に紹介いたします。
まずはキッズルームです。
キッズルームには、このようなお子様向けのデジタルコンテンツがあり、
画面(の映った壁)をタッチしたりしてさまざまなゲームを楽しめます。
一般的に展開されているキッズルームでは、
積み木や絵本など、手で触れて遊ぶ形式の遊具が多いものですが、
その場合、感染症対策の一環からも念入りな消毒が必要になるなど、
このご時世においてはどうしても課題が生じてしまっています。
その点、こうしたデジタルコンテンツでは接触リスクが幾分軽減されますので、
新時代に適したキッズコンテンツと言えるものかと思います。
デジタルコンテンツは逐一アップデートされるとのことですので、
いつ来ても子供たちも飽きずに楽しめるお部屋になりそうです。
続いてはこちら。
パーティールームです。
見ての通り、パーティールームというより、もはやライブ空間です。
実際、こちらのお部屋ではライブ的な使用も可能で、
かつ、ライブ模様を全国のまねきねこさんに生配信することも可能になるとのことです。
(ライブを受信できる設備のある店舗・ルームに限るとのことですが)
もっとも、ライブ配信はオリジナルソング、オリジナル演奏に限ります。
(カラオケ音源はメーカーさんに著作権がありますので…)
また、収容人数としては60名程度は可能とのことでした。
(ソーシャルディスタンスを加味すればもう少し少なくなるかもしれませんが)。
もちろん一般的なパーティールームとしてカラオケを楽しむことも可能ですので、
ちょっとした打ち上げで利用されるのも有りかと思います。
(その際は、椅子やテーブルなどはご用意いただけるとのことです)
ステージから見た様子です。
ライトも完備されているので歌い心地も良さそうです。
「この会場でカラオケ大会を開催してみたい!」
とカラオケ大会プロデューサーの唯野は直感的に思ってしまいました。
次のコンテンツもなかなか面白いです。
こちらは「ゲームカラオケ」です。
一人が歌うだけではなく、周りの友人などがリズムを取ることで、
一緒になって音楽を楽しむことができるコンテンツです。
いわゆる「リズムゲーム」とカラオケが融合した形です。
ボタンが1つの端末(緑ボタン)と
ボタンが3つの端末(赤・黄・青ボタン)の
2種類がございます。
ボタンが1つの端末を「イチロー」、
ボタンが3つの端末を「サブロー」と呼ぶそうです。
このように、ボーカルとイチローとサブローとでパート分けされています。
唯野も歌ってみました。
唯野がボーカル役ですので、
イチロー役、サブロー役を同部屋にいらっしゃった方々に務めていただきました。
歌っている途中はこのように、
ボーカルパートは音程の高さと歌詞(と歌うタイミング)、
イチロー、サブローパートはそれぞれのボタンを叩くタイミングが
それぞれ表示されます。
難易度も設定できるとのことですので、
最初はゆったりした楽曲の易しいモードで楽しみながら、
いずれは「紅」のような楽曲で見事な手捌きを見せられると
周りからもすごく驚かれることと思います。
採点結果はこのようにパートごとに表示されます。
「太鼓の達人」などのリズムゲームが得意な方も、
リズムコンテンツは初めてという方も、
ぜひぜひ一度体感していただければと思います。
なお、カラオケ音源については完全にオリジナルのものを使用ということで、
DAMやJOYSOUNDの音源を使って楽しめるというわけではありません。
現在、対応楽曲が約900曲とのことですので、
詳しくは公式サイトの楽曲リストをご覧いただければと思います。
https://gamekaraoke.jp/
最後に紹介するのはこちらですが、唯野は大変驚きました。
撮影スタジオ型ルームとのことです。
いかにも撮影ルームという雰囲気があります。
こちらの部屋にはカメラが3台あって、それぞれの角度から歌唱者を撮影できます。
実際に撮影動画を作成する際には、
この3カメラの中から(どなたか別の撮影者が)適切にカメラを切り替えます。
なお、背景の色はさまざまに変更できるとのことです。
あるいは、ご自身の姿による歌唱動画だけでなく、
こうしたVTuberキャラクターを用いた歌唱動画の撮影も可能とのことです。
そして、唯野が今回一番驚いたお話ですが、
ここで撮影した歌唱動画は自由にダウンロード可能であり、
なおかつ(ユーザー自身の手で)自由にYoutube等へのアップロードが可能ということです。
(アップロード先はJASRACと包括契約を結んでいる媒体(Youtube等)に限ります)。
カラオケ音源については製作元であるメーカーが著作権を有しているため、
たとえば、一般的なカラオケ店で歌唱した映像をYoutubeにアップすることは、
権利上の観点でNGとなります。
(カラオケ店のカラオケ機種はほぼDAMかJOYSOUNDのいずれかと思われるため)
しかしながら、オンラインによる楽しみ方を求められる昨今、
歌唱動画をオンラインで共有したいというニーズは非常に多くございます。
そういう意味で、ダウンロードOK、Web公開OKというお話を伺ったとき、
「これは大変に画期的なサービスになる」と非常にわくわくいたしました。
そして、そうした権利面を見事にクリアしている秘密がこちらです。
すきっとです。
まねきねこさんに設置されていた自社独自のカラオケ機種すきっと。
2019年にサービスを終了し、今ではどの店舗にもすきっとはございません。
しかしながら、この部屋で使うことのできるカラオケ音源は、まさにこのすきっとなのです。
つまり、自社開発のカラオケ音源だからこそ、
自社(コシダカさん)がOKということであれば、
Web上へのアップロードはOKと言えるということです。
(アップロード先はJASRACと包括契約を結んでいる媒体(Youtube等)に限ります)。
正直、このサービスは全国のまねきねこさんに展開して欲しいと思っています。
ユーザーが自由にYoutubeに自分のカラオケ音源をアップできるようになれば、
オンラインを介したカラオケの楽しみ方の幅もますます広がるものと考えます。
このように、さまざまな新機軸が用意されたまねきねこさん渋谷本店。
ぜひぜひみなさまもさまざまなコンテンツを体感されてください。
10月30日(金)オープンです。
<追伸1>
コシダカさんのご説明担当の方々に色々「すきっと」の質問をしてきました。
サービス展開は2019年に終了されましたが、
音源は貴重な資産ということで今後活用されるようなお話を伺えたのが良かったです。
つい先日、すきっとについて以下の記事を書きました。
カラオケ機種「すきっと」の音源をフリー公開されてはいかがでしょう?
https://enjoysing.com/karaoke8425
「フリー」は極論かもですが、
約30000曲のカラオケ音源の今後のより柔軟な活用を期待しております。
(すきっとの音源を使ったオンラインカラオケ大会とかぜひ開催したいです)。
<追伸2>
オリジナルマスコット「まねっきー」のぬいぐるみをいただきました。
なかなか存在感があります。
<2020/10/30追記>
まねきねこさん専属アーティスト、伊谷亜子さんが、
渋谷本店の様子を動画でまとめています。
新サービスを非常にわかりやすく紹介しているのでぜひご覧ください。