マイクの代わりにメガホンで歌ってみました(新しいカラオケ様式の試案)。

常々、カラオケにおけるコロナリスクをいかに軽減できるかを考えています。

唯野はその最大のリスクをマイクの使い回しと思っています。

逆に言えば、マイクの使い回しさえなければ、
カラオケ店におけるコロナリスクは一般的な個室居酒屋と大差ないと思います。

とは言え、カラオケ店舗の一部屋に常備されているマイクはたいてい2本ですので、
3名以上で入室する場合は当然使い回さざるを得ません。

また、いくらお店側で入念にマイクを消毒しているからといっても、
「やっぱりお店マイクはまだ怖い…」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

そういう方にはマイマイクの持参を唯野はおススメしているのですが、
マイクも決して安価ではなく、さらにカラオケに行く度に持参するのも煩わしいものです。

なんとかマイクの受け渡しリスクを避けつつ安全にカラオケを楽しむ方法がないかと、
思案した結果、こちらに辿り着きました。

メガホンです。

そもそもマイクとは拡声機ですので、
(自分の)声が周りにより大きく聴こえるようにすることが目的のものです。

であれば、メガホンでも代替できるのでは。

と思って、実際にカラオケボックスで試してみました。

当然、マイクの方が歌っていて気持ちが良いのは事実ですが、
限られた空間であるカラオケルーム内で拡声するという目的においては、
十分メガホンでも達成できているような気もしました。

とは言え、メガホンのその形態ゆえに、
声だけでなく飛沫まで拡散しやすくなってしまっていれば本末転倒ですが…。
(このあたりは、メガホンにおける飛沫拡散の度合いの検証実験が待たれる所です)。

また、マイクを通した歌声ではありませんので、
当然ながら採点コンテンツなどを楽しむことはできません。

など、冷静に考えれば実用は現実的でない所が多いですが、
たとえば、メガホンの拡声部(口をつけない方の部分)に
飛沫拡散を抑制でき、なおかつ歌声の響きは歪まないような特殊なガーゼを貼れば、
少なくとも歌うという行為による感染リスクは低減されるはずです。
(もちろん、メガホンは使い回しではなく一人一本の使用です)。

こういった歌唱仕様の使い捨てメガホンが安価で(100円ぐらいで)供給できれば、
カラオケボックスのフロントでお客様にお配りするなどの運用も可能かもしれません。

(もちろん、メガホンで歌う姿がカッコ良いかどうかは別の話です)。

従来の常識の枠に捉われずにアイデアを出していくことは、
コロナ禍で求められる「新しい生活様式」には欠かせないマインドだと思います。

現実的なアイデアなのかどうかはさておき、
みなさまも一度騙されたと思って、メガホンで歌ってみてはいかがでしょう?
唯野的には、想像していたよりも気持ち良かったという感想です。

 

<追伸>

このアイデアは元々、リスクのないカラオケ大会を開催するには?
ということについて考えていたところから辿り着いた一案です。

カラオケ大会の場合、2本程度のマイクを出場者全員で使い回しますので、
コロナ以前の運用方法では(カラオケ店舗以上に)相当な感染リスクが懸念されます。
(出場者が100人以上いらっしゃるというカラオケ大会も珍しくありません)。

もちろん、一人が使い終わった後に入念に消毒をすれば良いのでしょうが、
多くの場合、カラオケ大会は1コーラスずつの歌唱ということもあって、
どうしても短時間でのマイクの受け渡しを余儀なくされますので、
仮に入念な消毒を行うとなると、進行に大きな間延びが生じてしまいます。

かと言って、マイクを出場者一人一人の占有にするようにと、
出場者の数だけマイクを用意することもまた、なかなか現実的ではありません。

安価な使い捨てマイクを出場者一人一人に配布できれば良いのにな…、
と考えていたところ、メガホンでも良いのでは、とふと思いついたわけです。

歌唱前に舞台袖でメガホンを配り、歌唱後に舞台袖でメガホンを回収すれば、
飛沫感染のリスクもないでしょう。

よくよく考えれば、カラオケ大会で出場者が歌唱するのはステージ上なので、
歌唱行為そのものは十分にソーシャルディスタンスを確保されています。
(ステージと観覧席との距離がある程度保たれている場合)。

このように、多くの場合、ステージ上には歌唱者がぽつんと一人いるのみです。
(デュオ・グループ歌唱であれば複数人となりますが)。

とは言え、メガホンの拡声部からの飛沫感染の可能性はあるので、
ステージ前方に(コンビニのレジのように)ビニールシートを吊るしておけば、
大分、感染リスクを軽減できると思います。

さらに、最前列を審査員席にして、
審査員はマスク&フェイスシールドで完全防備しておけば、
出場者・観覧者へのリスクはさらに軽減できると思います。

大きなホールではメガホン程度では拡声効果は期待できないでしょうが、
小さなライブハウス等でのカラオケ大会であれば、案外運用できるかもしれません。

もちろん、メガホン歌唱がカッコ良いかどうかは全く考慮しておりませんので、
そもそもその意味において、今回の唯野仮説は現実的ではない気もしますが…。

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