第一興商さんとNTTさんから、同時にニュースリリースが発表されました。
発表内容は、デンモクの新機種発表。
12月1日に、既存のデンモク「デンモクiDS」の後継として、「デンモクiDS2」がリリースされます。
(画像:第一興商ニュースリリースサイト)
http://www.dkkaraoke.co.jp/newsrelease/ajaxfiles/load2015.html?file=151109&name=報道資料
このように、紫を基調としたデザインのようです。
現行のデンモク「デンモクiDS」は通称「青デンモク」と呼ばれていますが、
新型のデンモクは「紫デンモク」と呼ばれるのでしょうか。
さて、今回のデンモクiDS2リリースにあたって特筆すべき点が、
第一興商さんとNTTさんとの協同ニュースリリースというところ。
このデンモクiDS2、第一興商さんだけでなくNTTさんとの協業による技術が搭載されています。
それは、「ノイズ除去技術・小型インテリジェントマイクの採用」とのこと。
…一見、この技術とデンモクとがどういう関係なのかと思われるかもしれません。
具体的な使われ方は、ニュースリリースの以下の一文にあります。
「カラオケを利用中の環境においても音声認識によるカラオケ楽曲の検索機能が格段に向上しました」
つまり、NTT(の研究所)が開発した小型インテリジェントマイクをデンモクiDS2に搭載することで、
音声(人間の言葉?)によるカラオケ検索が容易になったということのようです。
具体例を挙げて言えば、デンモク搭載マイクに向かって「ひまわりの約束」と言えば、
デンモク画面に、秦基博さんの「ひまわりの約束」が表示される、ということですかね。
(あくまでニュースリリースを読んだ時点での想像です)。
もっとも、この音声による検索機能、SmartDAMの時点で既に搭載されています。
この右上にある「声でさがす」という機能。
SmartDAM本体のマイクに向かって曲名を言えば、その曲が画面上に表示されます。
マイクに向かって「愛のままでわがままで僕は君だけを傷つけない」と言えば、
しっかりと「愛のままでわがままで僕は君だけを傷つけない」が表示されました(唯野経験談)。
なので、従来の精度もそれなりにあるのかと思われます。
ニュースリリースによれば、その精度が今回は「格段に向上しました」とあります。
これはぜひとも試してみたいところです。
その他の機能としては、タブレット端末としてのタッチパネル操作が可能になったという点。
8インチサイズの画面上をSmartDAMと同様にタッチパネルにて操作することができるとのことです。
今年JOYSOUNDでリリースされた「JOYPad」もそうですが、いまや時代はタッチパネル操作ですね。
ただ、そうなってくると一点気になることがあります。
それは、SmartDAMとの使い分け。
今回のデンモクiDS2はかなりSmartDAMに近づいた感があります。
であれば、デンモクiDS2で十分事足りるのでは、という感もしてきました。
ちょうど、過去のDAMステーションとデンモクの関係に近いですね。
サイズの大きいDAMステーションは当時、ログイン機能やEDYの精算機能を有していました。
当初のデンモクではそれらは不可能だったのですが、
その後進化して、デンモクでもログインが可能になりました。
また、「歌唱検定」などのEDYを使ったコンテンツも終了し、EDY機能そのものが不要となりました。
そして、DAMステーションは今は開発を終了しています。
今回もデンモクiDS2がSmartDAMに近づいてきた感があります。
機能がほぼ同じであれば、大型端末よりも小型端末のほうが使いやすいはず。
というわけで、SmartDAMとの「差」についても気になるところです。
もっとも、Smart DAMのほうもついこの10月に後継機種「SmartDAM L」を発表したばかり。
http://www.dkkaraoke.co.jp/business/karaoke_service/products/smartdam_l/
こちらは10インチの画面サイズで、もちろんタッチパネル操作も可能。
となると、デンモクiDS2との違いは、ディスプレイサイズのみということも考えられなくもありません。
10月に発表されたSmartDAML。
そして12月に発売されるデンモクiDS2。
違いのホントのところは、実際に操作して比べてみなければわからないかと思います。
この年末は両端末を操作感を比較しながら、カラオケの最新技術を体感してみてはいかがでしょう?