どこよりも早いJOYSOUND MAX体験記(目玉機能編・所感編)

当記事はどこよりも早いJOYSOUND MAXシリーズの3部作になっています。
以前の記事をお読みでない方は、以下をまずはご覧くださいませ。

どこよりも早いJOYSOUND MAX体験記(ステージ編)
どこよりも早いJOYSOUND MAX体験記(分析採点マスター編)

分析採点マスター以外の採点についてですが、
今回、「全国採点採点オンライン」のバージョンアップ版として
「全国採点グランプリ」が新しくコンテンツに加わります。

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(写真提供:株式会社エクシング様)

こちらは従来の曲別ランキングに加えて、
ユーザー別にランキングを競い合う形式もあるとのこと。
どういうことかと言うと、その月に歌った曲のうち、
上位10曲の合計点を全国のユーザーごとに競い合うとのことです。
名づけて「カラオケ月間グランプリ」。
もちろん、10曲以上100点満点を取れば、合計点は1000点でおそらく一位です。
(ただし同じ曲を10回歌って100点、というのは一曲としてしかカウントされないそうです)。

こちらの採点アルゴリズムは、分析採点マスターと同じ新アルゴリズムとのことですので、
既存の全国採点ONLINEも、このまま並行して残るのかもしれません。
(そのあたり、伺うのを忘れていました)。
あるいは、DAMのランキングバトルのように、
機種によってアルゴリズムの異なる仕様を許すのかどうか、ですね。

他、変わり種採点として「妖怪ウォッチ大採点」という機能もあります。

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(写真提供:株式会社エクシング様)

DAMの「ONE PIECE」と同じような位置づけでしょうか。
こちらの採点アルゴリズムも、分析採点マスターと同じとのことです。

楽器演奏はこのとおり、繋げる種類も増えています。

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コンパニオンさんのボーカルに合わせて、ギターとともに、
ギター奥でドラムを演奏しています。

さて、今回唯野が、JOYSOUND MAXで最も「凄い」と思ったのがこちら。

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小さくて見づらいかもしれませんが、
カラオケ専用生音源「X-Leben」を導入とのことです。

これを非常に砕けて言えば、
JOYSOUND MAXの全てのカラオケ音源は、
本物の楽器の音を利用したカラオケ音源になるということです。

…ちょっとわかりづらいかもしれませんね。

カラオケ音源というのは、実際にスタジオで伴奏を収録する「生演奏」バージョンを除き、
「打ち込み」という方式で作成され、それをカラオケ音源として使用するのが一般的です。

これは、「midi」と呼ばれるある種の「楽譜情報」をコンピュータ上で作成した上で、
その「楽譜情報」をコンピュータ音源で再生するという方式です。

midiには、「イントロでこの音階のピアノ音を演奏する」とか
「このあたりでドラム音が入る」などといった楽譜情報がインプットされています。
それを、楽譜情報に基づいた箇所にて、
ピアノ音やドラム音に準じた電子音を再生することで、
カラオケ伴奏となるわけです。

今回のJOYSOUND MAXで使用する「カラオケ専用生音源」は、
この「電子音」の素材を全て「実際の楽器音」に差し替えたものとなります。
つまり、midi形式の楽譜情報の再生に、実際の楽器音が採用されたということです。

そういう意味で言えば、
JOYSOUND MAXのカラオケ音源は全て「生音」になったということができます。

もっとも、JOYSOUND従来の「生演奏」バージョンと異なるのは、
「生演奏」は実際に一曲を通して楽器で演奏して録音しているのに対し、
あくまでmidiを再生する際に生楽器による音源素材を使用しているというところです。

とは言え、楽器音源ですから、音質については間違いなく飛躍的に良くなっていることでしょう。
あとは「歌いやすさ」です。
はたして「生演奏」に近い自然さを保ったカラオケ音源になっているかどうか。
これも、実際にカラオケボックスで試してみなければわからないところ。
ただ、これがもしもものすごくナチュラルな音源に仕上がっていたならば、
「音質」という面で、JOYSOUND MAXは大変大きな強みを得ることになるはずです。

カラオケの音質を決定する要素は、midiの作りこみと再生音源のクオリティ。
(厳密に言えばそれプラス、スピーカーの質や部屋の反響具合といった環境面も重要ですが)。
うち、後者の「再生音源のクオリティ」が今回格段に向上したことが想定されます。

あとは、前者の「midiの作り込み」とのマッチングははたしてどうなのか。
発売後に、実際に数多くの曲を歌ってみて唯野自身体感したいと思います。

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そのほか、テイチクさんを絡めたコンテンツとしては、本人映像の拡充。
さらに、今後はテイチクさん所属アーティストのレコード音源の配信も
徐々にされていくとのお話も、展示場で伺うことができました。
こちらも楽しみです。

また、ボーカルアシスト機能がほぼすべての日本語曲に対応。
つまり、ほぼ全ての曲にガイドボーカルが採用されるということになります。
もっとも、ボーカルアシストのガイドボーカルは、
実際のボーカリストによる歌唱ではなく、HMMという音声合成技術を用いて作られたもの。
「合成」と聞くと、滑らかさに欠けた無機質な機械歌唱のイメージを持たれるかもしれませんが、
技術の進化とともにそうした違和感も徐々に軽減されていっています。
こちらも、JOYSOUND MAXで実際にいろいろな曲を流してみて確認してみたいところです。

また、うたスキミュージックポストも魅力的なコンテンツ。
早い話、ユーザーがオリジナルのカラオケ音源と映像を作って、
JOYSOUND MAXにアップロードして歌うことができる機能です。

このサービスは従来のJOYSOUND f1にもありましたが、一曲5000円の有料コンテンツでした。
これを、今回のJOYSOUND MAXではなんと無料。
自作カラオケを無料でJOYSOUNDにアップロードすることができます。

ステージでのプレゼンで吉田社長は、
「JOYSOUND MAXは曲数ナンバーワンだが、曲数無限大でもある」
とおっしゃっていました。
こうしたオリジナル曲の参入による無限大の曲数の可能性、わくわくします。

かつてボーカロイド曲をカラオケに導入したところ、
あっという間にカラオケユーザーの支持を集めたように、
ひょっとすると「うたスキミュージックポスト」からも、
思いもよらぬカラオケヒット曲が登場するかもしれません。

まさに、歌いたい曲を自由に歌う。
その場所を、今回発売のJOYSOUND MAXが提供することになると言えるでしょう。
それによる、新しい化学反応。
ボカロ曲が今やカラオケの一ジャンルとしてすっかり定着したような、
全く予想もできない、カラオケの新しい化学反応も期待できそうです。

JOYSOUND MAX。発売は7月上旬とのこと。
正式な発売日を、唯野も一カラオケユーザーとして心より楽しみにお待ちしています。

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