第一興商さん主催の「KWC~カラオケ世界大会」の日本代表決定戦。
唯野も出場エントリーをした結果、運良く音源審査に通過し、
地区予選会に出場することになりました。
つきましては、一出場者としてもしっかり歌わせていただきながらも、
カラオケ評論家・唯野としても、KWCの模様を「潜入取材」させていただこうと思います。
さて、音源審査を通過し、地区予選に出場が決まった各地区30名には、
第一興商さんより出場書類が速達で郵送されてきます。
上記のような計5枚の書類(1枚は両面印刷)となります。
うち、2枚は必要事項を記入の上、第一興商さんに返送します。
以下、中国・四国地区の情報となります。
もっとも、他地区においてもさほど大きくは変わらない内容かと思います。
受付時間は9時30分から9時50分。 早朝でかなり早めです。
当日のスケジュールはこんな感じ。
ほぼ一日がかりの大会となりますね。
ちなみに、「休憩 昼食」とありますが、 昼食は各自で自由に取りに行く形になるようです。
(主催側から支給されるわけではありません)。
まあ、会場がイオンモールですので、食事処には困ることはないかと思います。
さて、もっとも重要な出場申込書類です。
こちらに必要事項を諸々記入いたします。
で、一番肝心なのは歌唱曲です。
KWCの地区予選は、当日に1次審査と2次審査の2段階審査があり、
それぞれについて、別曲でのエントリーが必要となります。
ですので、ここでの出場申込にて「1次歌唱曲」「2次歌唱曲」の両方を申請することになります。
1次審査曲は、既に第一興商さんより指定された曲になります。
この「指定された曲」ですが、 DAM★ともを使った事前エントリーの際に申し込んだ曲となります。
そしてその曲が既に第一興商さんのほうで、上写真の当該欄に記載されています。
(上の写真では、あえて唯野は曲名を伏せさせていただいています…)。
で、ここで大きな注意点がひとつ。
事前エントリーにて一曲しか申し込んでいない方は特に気にすることもないかと思いますが、
複数曲エントリーをした方の場合、ここに記載される曲は、
エントリーした曲の中から主催側によって選ばれた一曲となります。
東京カラオケグランプリと同じ運用ですね。
http://karaokeboxaward.com/
つまり、どの曲を選ばれるか、わからないわけです。
ちなみに唯野は3曲ほどエントリーしました。
そして幸いにも、最も歌いたいと思っていた曲が当該欄に記載されていました。
ほっとしました。
というわけで、これからエントリーされようとしている東日本地区のみなさま、
歌唱曲の選択権は出場者側にはないということを念頭に置いて、
エントリーの方を検討いただければと思います。
もっとも、2次歌唱曲については、出場者が選択することができます。
ただしこちらもある条件が。。
「1次審査歌唱曲とは別アーティストでアップテンポの曲をお選びください」
別アーティストで、という要望は理解できます。
同じアーティストの曲が連続すると、その人の個性が見えづらくなりますし。。
(そのアーティストの曲しか歌えないのかな、とか)。
そしてもう一つの要望が「アップテンポ曲で」とのこと。
まあ、これもわからないわけでもありません。
正直、歌唱力重視のカラオケ大会の場合、
多くの出場者が張り上げ系・歌い上げ系のバラード曲をセレクトする傾向にあります。
「逢いたくていま」とか「三日月」とか「Story」とか「愛し君へ」とか「Only Human」とか「雪の華」とか「糸」など、
実のところ上記のように、カラオケ大会で選ばれやすい曲に偏りがあるのは事実です。
おそらく、主催側も審査員も、上記の曲には「飽きて」いることと思われます。
ゆえに、上記のような「聴かせるバラード」ではなく、
会場を「飽きさせない」アップテンポ曲を要求しているのかなと思います。
もっとも「アップテンポ」曲の基準や感覚は人それぞれ。
ですので、自分が「この曲はアップテンポだ」と思える曲を
自己申告でエントリーすればよいかと思います。
あとは注意事項ですが、、
1次審査、2次審査ともに2コーラス歌唱です。
しかも、歌唱モニターはありません。
つまり、2曲分、2コーラスの歌詞を暗譜する必要があるわけです。
もっとも、歌を聴き手に伝えるにあたっては、暗譜は絶対条件。
歌詞モニターを眺めながらなぞるように歌っても、聴き手には歌は届きません。
このあたりは、しっかりと暗譜で歌えるように練習をしておく必要があるかと思います。
また、1次から2次への流れですが、
1次審査には、音源審査で選ばれた男女15名ずつがそれぞれ歌います。
そしてその中から、当日の1次審査によって男女4名ずつが選定され、2次審査へと進みます。
つまり、男女ともに、2次審査に進める確率は15分の4ということになります。
逆に言えば、15名の中から「印象に残る4名」に選ばれれば、2次審査に進出できるわけです。
そして、決勝の東京会場へ進めるのは、男女1名ずつのみ。
昨年度は男女2名ずつ進めましたが、今年は15分の1の狭き門です。
その他の諸注意。
当日の大会模様はダイジェスト動画としてYoutubeやニコニコ動画に公開されるそうです。
また、必要に応じて、第一興商さんのKWC特設サイトに画像を引用されることもあるかと思います。
主催ですので、このあたりの引用は当然考えられることかと思いますが、
もしも懸念のある出場者は、第一興商さんと相談しても良いかと思います。
もちろん唯野は、写真でも動画でも公開大歓迎です。
といった感じの、KWC音源通過後の申込の流れになります。
<おまけ>
KWCの出場者ですが、傾向的にはやや若年層が多く、
歌唱曲もポップス系・R&B系・アニソン系が多いようです。
そんな中、唯野の歌唱曲は演歌・歌謡曲系です。
KWCを通じて、唯野も微力ながらも演歌・歌謡曲を盛り上げていけたらと思っています。