カラオケ評論家活動

LIVE DAM STADIUMのフロントパネルをアクリル板で覆っているカラオケ店…

投稿日:2015年6月30日 更新日:

唯野も日々多くのカラオケボックスに通っているつもりでしたが、
今日歌いに伺ったこちらのカラオケ店には正直驚かされました。

ルームに入っていざ歌おうとして、びっくり。

04
写真でお分かりいただけますでしょうか?
LIVE DAM STADIUMを設置している棚(?)の表面を、アクリル板が覆っているのです。

最初は、カラオケ機械が汚れないように表面をカバーしているだけかなと思って、
アクリル板をめくろうとしたところ、

02
アクリル板がスライドしないのです。
そしてよく見ると。。

01
このようにがっちりと固定され、カギがかけられていました。
つまり、LIVE DAM STADIUMに触れることができない仕組みになっていたのです。

お店側の意図は理解できます。
お客様に不用意に本体機械を操作して欲しくないということ。

お客様によっては、機械のフタを開いて内部つまみを調整する方も稀にいらっしゃいます。
(もちろん機械内部を勝手に調整する行為はお店の迷惑にもなりますので避けるべきことです)。

とは言え、大半のお客様は、通常通りの使い方として、
フロントパネルで「演奏停止」ボタンを押したりキー設定を上下したり、
あるいは、伴奏音量やマイク音量のつまみを触ったりするくらいかと思います。
そして、こうしたフロントパネルによる操作は、
通常どおりカラオケを楽しむにあたっては、誰もが自然に行う操作かと思います。

それがこちらのカラオケ店では、一切不能です。

つまりこちらのカラオケ店は、
お客様によるフロントパネル操作は必要ないと判断しているということになります。
(帰り際に他の部屋のドアが空いていたのでちらっと見えたのですが、
その部屋もアクリル板固定をしていました(その部屋の機種はLIVE DAM))。

では、フロントパネルによる操作ができないとどのように不便を被るか、
実例をひとつ紹介いたします。

それは、DAM★とも録音をしていて途中で演奏停止を押す時です。
歌い終わったあと、後奏で演奏停止を押す方も多いと思います。

ところがDAM★とも録音の場合、演奏停止処理にやや手間がかかってしまうのです。

11
1. SmartDAMなど、デンモクで「演奏中止」ボタンを押します。

12
2. 本当に演奏中止をしてよいか聞かれるので、「はい」を押します。

本来はここで演奏中止になれば良いのですが、DAM★とも録音の場合、以下のとおり…

13
モニタ左上に「もう一度『演奏中止』で終了します」と表示されます。
つまり、同じ操作をもう一度行う必要があるのです。

すなわち。

11
3. 再度SmartDAMなど、デンモクで「演奏中止」ボタンを押します。

12
4. 再度本当に演奏中止をしてよいか聞かれるので、再度「はい」を押します。

ここでようやく、演奏が停止します。
つまり、カラオケ演奏を停止するためにボタンを4回押さなければならないのです。

しかも、「演奏中止」ボタンと「はい」ボタンの位置は異なるので、
指を何度も動かさなければなりません。

それに対し、フロントパネルで「演奏中止」ボタンを押した場合は、
上写真の2と4のような、演奏中止をしても良いかどうかを聞かれない仕様(?)のため、
このタイミングで、モニタ左上に「もう一度『演奏中止』で終了します」と表示されます。
そこでもう一度フロントパネルで「演奏中止」ボタンを押せば、演奏は終了します。
つまり、「演奏中止」ボタンをぷちぷちっと2回連続で押せば演奏は終了するのです。

異なる箇所のボタンを2回ずつ計4回ボタンを押す行為と、同じボタンを2回連続で押す行為と、
どちらが操作性が良いか、明らかですよね。

上例はあくまで一例です。
他にも、フロントのつまみを回してカラオケの音量調整をするケースは非常に多いと思います。
しかしこちらのカラオケ店ではそれは不可能です。

その代わりに、確かにデンモクにも音量調整をできる口はあるのですが、

14
たとえばカラオケ音量を変更しても…。

15
やや粗い目盛による音量の増減設定となりますので、
本体つまみで行うような微調整は難しいです。

このように、フロントパネルの操作を制限することは、
お客様がカラオケを楽しむにあたっての利便性を著しく損ねていると言わざるをえないのです。。

ただ、こちらのカラオケ店ですが、従業員の方々の接客対応に大きな問題はありませんでした。
適度な笑顔でフロントでの対応も丁寧でした。
なので接客マナーが悪いわけではなく、接客業としては十分に合格の対応です。

しかしながら、唯野からすれば「カラオケを知らないカラオケ店員」に思えました。
(そう言えば、受付時に機種も聞かれませんでした…)。

「カラオケを知っている」店員であれば、
フロントパネル操作を行えないことの不便さは十分に認識できるはずであり、
DAM★ともを何度か使っていれば、デンモクのみの操作では不便であることが
身を持って理解できるはずです。

もちろん従業員よりもお店の責任者のほうにこそ問題があると言えるでしょう。
(機械をアクリル板で覆うという決定は、責任者によるものでしょうから・・・)。

そういう意味では、こちらのお店は、いくら接客マナーに問題がなかったとしても
カラオケ店のお客様のニーズや利便性を理解できていないお店、と言わざるをえないのです。。

たとえるならば、家電量販店に行って電化製品についての質問をしても
商品知識の何もない店員さんに対応されると、買う側からすると不安になりますよね?

接客マナーが良い、というのは基本中の基本ですが、
それに加えて、カラオケ店であれば、カラオケに関する知識と
カラオケユーザーの視点に立った自店の環境設定が必要不可欠と思います。

むやみにお客様に機械本体を調整して欲しくないという気持ちは幾分理解できます。
しかしながら、フロントパネルを操作できないということは
お客様の利便性を著しく損ねているということを、
カラオケ店であれば十分に知っておいていただきたいと思います。

カラオケ評論家

日本で唯一のカラオケ評論家・カラオケ業界のスポークスマンとして、各種メディアに絶賛出演中です。
出演依頼・情報提供依頼はこちら

カラオケ評論家

カラオケボックスチェーンの全国店舗数を集計しています。全国で一番多いカラオケ店は?

12項目の個別採点と、総評・良い点・惜しい点をそれぞれ区分けしたアドバイスコメントを記載した歌唱審査表をお送りします。
唯野カラオケ教室(寸評作成)