日本カラオケボックス協会連合会のお話によると、
全国約6000店舗のカラオケボックスのうち、
コロナ禍の影響で閉店した店舗は500店舗を超えるとのことです。
https://www.asahi.com/articles/ASN9J6D10N9JUTIL003.html
約1割のカラオケボックスが閉店を余儀なくされたということになります。
上記は9月の時点での記事でしたが、今回、
カラオケ店舗数業界第5位のジャンボカラオケ広場(ジャンカラ)さんから、
10月末に計13店舗を閉店するというお知らせがありました。
非常に厳しい実情かと思います。
ジャンカラさんは関東に出店がございませんので普段はなかなか伺えませんが、
今月ちょうど浜松に伺う要件があったので、その際に伺おうと思っていました。
ところが浜松にある浜松駅前店も10月30日で閉店とのことでした。
唯野も普段から地方に伺う際は意識してジャンカラさんに伺っていました。
近畿地方ではナンバーワンのシェアを誇るジャンカラさんですので、
今後の反転を願いたいと思っています。
ただ、少し気がかりなことが。
ジャンカラさんは2020年7月に高槻店と知立駅前店と河原町店とイチカラ河原町店を閉店し、
2020年9月に河原町六角店を閉店しています。
そしてこちらの5店舗はあまり間を置くことなく、
第一興商さんの新ブランド店メガビッグさんとして新装開店されました。
(「イチカラ」は「ソロカラ」名義での新装開店)
https://big-echo.jp/megabig/
ところで2020年11月4日現在、ジャンカラさんの公式サイトのトップページに
以下の注意書きがございます。
注意 ジャンカラの「類似店」にご注意ください
同業他社のカラオケ施設を、弊社ジャンカラ運営施設と誤認して入店されるケースが多発しております。以下の類似施設はジャンカラとは一切関係ございませんので、くれぐれもご注意ください。
https://jankara.ne.jp/index.html
「以下の類似施設」として挙げられているロゴは、メガビッグさんです。
先ほど申し上げた通り、
今展開されているメガビッグさんのほとんどは元々ジャンカラさんの店舗でした。
したがって、ジャンカラさんの当該店を利用されていたお客様であれば、
同様の感覚で当該店に入店されるケースは十分に多いかと思います。
お客様のユースケースを想定すればそうした来店は当然のご認識かとは思うのですが、
このように店名ロゴを指定のうえ「類似店」に「注意」するようにと、
公式サイトのトップページでわざわざ注意喚起を促すというのは、
何かしら深い理由があるのではと推測してしまいます。。
なお、メガビッグさんの公式サイトでは
上記5店舗以外にもう1店舗、名駅西口店の記載がございますが、
こちらは同じ第一興商さんのビッグエコーさん名駅西口店からのリニューアルとなります。
上記は2015年1月に唯野が撮影したビッグエコーさん名駅西口店ですが、
写真のとおり、すぐお隣にはジャンカラさん名駅西口店が営業されています。
このビッグエコーさんが今はメガビッグさん名駅西口店となっています。
ところで、唯野も今調べてびっくりしたのですが、
こちらの両店舗、所在地(住所)が全く同じなのです。
所在地:愛知県名古屋市中村区椿町15-8
建物が別なのに住所が同じというケースがあることに驚きましたが、
とにかく両店とも、同じ住所を明記しているのです。
つまり、ジャンカラさんと同住所にメガビッグさんがオープンしている…。
これもまた、ジャンカラさんが「類似店」と注意を促す理由なのかもしれません。
ちなみにジャンカラさん名駅西口店のほうの営業状況ですが、
公式サイトによると「11月2日15時より営業を再開」とありました。
https://jankara.ne.jp/shop/151/
メガビッグさんの展開店舗6店のうち、
ジャンカラさんの跡地に5店、ジャンカラさんと同住所に1店というのも興味深いです。
メガビッグさんの今後の展開もまた注目していきたいと思います。
<追伸>
「ジャンカラ」とは「ジャンボカラオケ広場」の略称という認識ですが、
最近のジャンカラさんの公式サイトを拝見しているうちに、
だんだん「ジャンカラ」のほうが正式名称のように思えてきました。。
店舗看板も大きく「ジャンカラ」と書いてあり、
その下に小さく「ジャンボカラオケ広場」と書いてあります。
近いうちに正式名称もまた「ジャンカラ」になるかもしれませんね。