鬼龍院翔さん(ゴールデンボンバー)の一人カラオケ生配信を体感してきました。

有名アーティストによるカラオケ業界への応援は大変に心強い想いがいたします。
今回「コロナ禍で苦境に立たされたカラオケ業界を応援したい」という想いから、
ゴールデンボンバーの鬼龍院翔さんによる一人カラオケ生配信イベントが開催されました。

「ヒトカラフェス with 鬼龍院翔(ゴールデンボンバー)supported byショウワ」
https://miruhaco.jp/archives/item2/808727/

JOYSOUNDの映像・ライブ等の視聴サービス「みるハコ」にて、
ライブビューイング形式で開催されるイベントで、
昨年3月に続き、今回で2回目の開催となります。

鬼龍院さん自身も普段からカラオケが大好きとのことで、
カラオケ愛に溢れる鬼龍院さんの選曲や歌唱の様子を唯野も楽しんで拝見してまいりました。

(以下、画像・動画の掲載については株式会社エクシング様よりご了承をいただいています)。

ライブビューイング開演前の画面です。

唯野は室内でメニューを見ながら開演を待機しています。
鬼龍院さんも一人カラオケなら唯野も一人カラオケです。

ライブビューイング開始と同時に、カラオケルームが映し出されます。

そして、カラオケルームに鬼龍院さんのご登場です。

今回、カラオケルームにいらっしゃるのは鬼龍院さんお一人ですが、
「天の声」として、司会・ラジオDJのやまだひさしさんが鬼龍院さんに語り掛け、
その掛け合いの中でのライブビューイング進行となりました。

「天の声」のやまださんはおそらく別室にいらっしゃるものと思います。

さて、私たちが普段カラオケルームに入って最初に行うことと言えば、

電話でのドリンクオーダーですね。
最近はタブレット端末を用いたオーダーに対応する店舗が増えてきましたが、
電話オーダーは昔ながらのカラオケユーザーあるあるかと思います。

オーダー後、選曲を行います。

歌っている途中に店員さんが入ってきてドリンクを持ってきます。
この光景もまた一人カラオケあるあるですね。

といったカラオケユーザーの心をくすぐるネタも散りばめられていて、
一人カラオケの様子を画面越しに楽しく拝見することができました。

今回、事前にイベント応募者(チケット購入者)に、
鬼龍院さんに歌って欲しい楽曲のリクエストを募集していたとのことで、
そのリクエスト集の中から鬼龍院さんが選ばれて歌われていました。

「なごり雪」や「命に嫌われている」などの意外な選曲もあれば、
ヒプノシスマイクに提供したご自身作詞作曲の「パーティーを止めないで」
ゴールデンボンバーの新曲「マリアの肝臓」といった鬼龍院さんならではの楽曲もあり、
選曲自体も非常に楽しめました。

個人的には、GLAY「Winter, Again」やL’Arc~en~Ciel「flower」など、
90年代のバンドソングを何曲か拝聴できたのがすごく嬉しかったです。
鬼龍院さんも90年代バンドにかなりリスペクトがあるということもあってか、
歌っているうちに声色や歌い方がTERUさんやhydeさんっぽく感じられる場面もあり、
これもまた「無意識に原曲の声色をマネてしまう」というカラオケあるあるに思えて、
「わかるわかる」と何度も頷きながら拝聴していました。

途中、別室のゲスト歌手と中継を繋ぐというコーナーもございました。

SHINさんとの中継では
CHEMISTRYの「PIECES OF A DREAM」をリモートデュオされていました。
それぞれ別の場所で歌われているにも関わらず息がぴったりで臨場感たっぷりでした。

団長さんの歌われたX JAPANの「DAHLIA」もまた唯野の好きな90年代バンドソング。
演奏時間の長さなどからもカラオケユーザーに支持されている一曲で、
個人的にもナイスな選曲と感じました。

2時間のライブビューイングもそろそろ終わりが近づいてきました。
締めはやはりこの曲。

ゴールデンボンバーの大ヒット曲「女々しくて」。
発表されたのは2009年ですが、さまざまな媒体から徐々に人気に火がついて、
2013年になってカラオケ年間リクエストランキング第1位に輝くなど、
長きにわたって愛されているカラオケ人気定番曲でもあります。

画面越しの鬼龍院さんと一緒に唯野も歌わせていただきました。
同様に、一緒に歌われたみるハコ視聴者が全国に無数いらっしゃったことと思います。
まさにカラオケで日本全国が繋がった瞬間と言えるかもしれません。

ライブビューイング終了後、報道陣向けの会見とトークショーがございました。

「天の声」のやまださんと鬼龍院さんとのトークショー。
鬼龍院さんも好きな曲を大きな声で歌うのは楽しいと改めてわかったと仰っていました。

フォトセッションの時の鬼龍院さん。
お会いする前に抱いていたイメージ通り、爽やかかつ凄く控え目なお人柄が感じられました。

今回、鬼龍院さんのサービス精神に満ちたライブビューイングを通じて、
鬼龍院さんのカラオケ愛が大変伝わってきて個人的にも嬉しく思いました。

みなさまご存知のとおり、2020年・2021年とカラオケ業界は大変な逆風を受けてきました。
2022年には風も止み、カラオケ大復活の一年になる事を期待した矢先、
いわゆる「第六波」に見舞われました。

そんな中でも、鬼龍院さんのような人気アーティストがカラオケ愛いっぱいに、
「カラオケは一人でも楽しい!」「安全に楽しもう!」
といった想いを発信してくださるのは、
カラオケ界に携わる一員としても大変にありがたく感じております。

今回が2回目の開催とのことですので、ぜひぜひ3回目の開催も期待しております。

 

<追伸>

今回のライブビューイングは見所満載であっという間の2時間でした。
天の声とのやり取りや途中のゲスト歌手さん2組さんのご登場もすごくテンポ良く、
まさに「飽きさせない演出」だったと感じました。

だからこそ逆に、たとえば20分程度、天の声もなしで、
完全に鬼龍院さん一人で進行するコーナーがあっても面白かったかと思います。

一人で全て進行するコーナーとなれば、まさしく「一人カラオケライブ」です。
もちろんその場合、若干の間延びの心配はあるかもしれませんが、
視聴者はみな鬼龍院さんファンですし、カラオケファンも多くいらっしゃいます。
なので、間延び時間もまた一緒になって楽しまれる視聴者ばかりかと思います。
そういう意味からも、あえて「一人っぽさ」を共有する演出が一か所あると、
ますます「ヒトカラフェス」感が出るかと感じました。

鬼龍院さん、楽しい時間をありがとうございました。

「マリアの肝臓」(一人カラオケバージョン)

 

<追伸2>

2020年以降、スマホのライブ配信アプリが急速に広がってきました。
アプリにはカラオケ音源を備えているものもあり、
大勢のカラオケユーザーが日々、自身のカラオケ歌唱をライブ配信しています。

配信者が一人で歌い、大勢の視聴者にライブ配信で自身のカラオケ歌唱を届ける、
まさに、ヒトカラフェス状態です。

こうした需要をカラオケメーカーはぜひともキャッチいただければと思っています。
具体的には、カラオケ店を利用したライブ配信サービスの導入・提供です。
メーカーがいち早くこうしたサービスを自社機種に導入すれば、
競合他社に対しての率先したユーザーの「囲い込み」に成功するはずです。

今回、カラオケルームで「ヒトカラフェス」を拝見しながらふと部屋を見渡して、
「この部屋にある設備だけで十分、一般ユーザーもライブ配信できるのでは…」
と感じた次第です(マイク・カメラ・タブレット端末・そしてカラオケ音源)。

権利上の問題などハードルはさまざまあるかと思いますが、実現を期待しています。

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