カラオケ歌うんだ村さん・ファンタジーさんがまねきねこさんグループに入ります。

コロナ禍はカラオケ店舗業界の勢力図にも影響を及ぼし始めています。
3月10日にカラオケ事業の移管についての発表がありました。

カラオケ歌うんだ村さん・ファンタジーさん・Flatさん等を展開される大庄さんから、
カラオケまねきねこさん等を展開されるコシダカホールディングスさんへ、
カラオケ事業の譲渡に関するお知らせが公表されました。

「事業譲渡に関するお知らせ」
http://www.daisyo.co.jp/company/ir/wordpress/wp-content/uploads/2021/03/20210306jigyoujoto_g385goadf3a.pdf

運営元の大庄さんと言えば「庄や」「大庄水産」などの居酒屋事業で知られていますが、
カラオケ事業もまた長く、「カラオケ歌うんだ村」ブランドにて長年、
全国にわたってカラオケ店舗を展開されていました。

ここ近年は歌うんだ村さん名義からファンタジーさん名義へと衣替えが進み、
VR感覚でカラオケを楽しめる「VR Stage+ルーム」など、
新しいサービスも展開されていました。
https://karaoke-fantasy.com/

今回のカラオケ事業譲渡の背景としては、
大庄さんグループの根幹事業とも言える居酒屋事業が、
コロナ禍における時短営業ならびに利用者の外食自粛の風潮により、
相応の影響を受けたことによる「選択と集中」の判断によるものと想像できます。

これまでのカラオケ事業、大変にお疲れ様でした。

譲渡先のコシダカホールディングスさんは、
カラオケ店舗数において業界第一位のまねきねこさんを擁するカラオケ店舗業界の雄です。

コシダカホールディングスさんも3月10日に以下のお知らせを公表されています。

「株式会社大庄のカラオケ事業の譲受に関するお知らせ
(「カラオケ歌うんだ村」「カラオケファンタジー」等43店舗を譲受)」
https://pdf.irpocket.com/C2157/TGuW/t61t/aeGc.pdf

コシダカホールディングスさんはコロナ禍にあっても、
業界の中では比較的強気に新規出店を行われていますので、
今回の43店舗の受け入れについても、十分にその体力を有していると考えられます。

まねきねこさんは数年前にもカラオケムーンさんをグループ傘下とし、
後にムーンさんブランドの全店舗をまねきねこさんブランドに変更されました。
同様に歌うんだ村さん、ファンタジーさんも
今後徐々にまねきねこさんに衣替えしていくことが予想されます。

ブランド名が変わることになっても、
カラオケ店がその場所に在り続けるということに変わりはありません。
引き続きお客様に愛されるカラオケ店舗を維持していただくことを期待しています。

カラオケ店舗業界は、まねきねこさん、ビッグエコーさん、カラオケBanBanさんが、
400店舗以上を全国に展開する「ビッグ3」としてその存在感を示しています。
(店舗数第4位のカラオケ館さんは200店舗台)

引き続きこのビッグ3がカラオケ店舗業界を牽引していく流れが加速していくのか、
コロナ禍において今後さらなる勢力図の変化が見られることとなるのか。

注目して見守りたいと思います。

<追伸>

カラオケファンタジーさんでの一番の思い出は、
2017年に唯野運営にて、日本カラオケボックス大賞2017東京都代表選考会を、
カラオケファンタジーさん水道橋店で開催させていただいたことです。
https://jkbatokyo.com/

こうしたカラオケイベントを今後また開催できる日を願っています。

<追伸2>

大会終了後に、隣にあった同じ大庄グループの大庄水産さんに伺いました。
大庄水産さん大好きなのでまた伺います。

タイトルとURLをコピーしました