カラオケ評論家活動

LIVE DAM Aiで歌ってきました(コート・ダジュールさん横浜鶴屋町店)。

投稿日:

10月1日に発売となったDAMの最新機種、LIVE DAM Ai(ライブ ダム アイ)。
もっとも、10月1日の時点で実際に歌える店舗はオフィシャルには見当たらず、
10月3日にコート・ダジュールさんの横浜鶴屋町店に設置されるのが最速のようでした。
https://www.cotedazur.jp/information/2019/09/008765.html

というわけで早速伺ってきました。


こちらが最も早くLIVE DAM Aiで歌うことのできるカラオケ店とされる、
コート・ダジュール横浜鶴屋町店です。


入口には早速LIVE DAM Aiののぼりが設置されています。


フロントにもLIVE DAM Aiの導入広告があります。

早速、LIVE DAM Aiのお部屋に入ります。


こちらがDAMシリーズ最新機種、LIVE DAM Aiです。


Smart DAMも進化してSmart DAM Aiとなりました。

さて、最新機種をいろいろ確認したい所だったのですが、
今回はあまり時間がなかったので、
多くの方が特に気になっていると思われる、
最新の採点機能「精密採点Ai」を中心に体感してまいりました。

精密採点Aiと言えばこちら。


「Ai感性」ですね。
公式サイトにも以下のように説明があります。

膨大な歌唱データを機械学習することで生まれた「Ai感性」が、
人の感情を揺さぶる歌声を検出して得点化。
歌のテクニックだけでなく表現力まで理解できるようになりました。

https://www.clubdam.com/app/damStation/page.do?type=damstation&source=seimitsusaiten_ai&subType=dscontents

このあたりの仕組みは非常に気になるところです。

それでは早速、精密採点Aiにて歌ってみます。
その前にAI評価についてですが、ピンク色の指標と青色の指標とに分類されています。
AI的に良い歌唱であればピンク色、良くないとされれば青色となります。

以下は結果画面の一部ですが、


この例は、AI的に良いとされる部分もあったと思われますが、
AI的に悪いと思われる部分が非常に多かった結果と考えられます。


逆にこの例は青色部分がなくピンク色部分が満タンなので、
AI的に良い歌唱と評価されたと言えるかと思います。

AI評価についてですが、歌唱の一画面ごとに判定されていると考えられます。


こちらは歌唱中の画面ですがこのように、音程バーのあたりから
画面右部の「Ai感性」バーに色曲線が向かっていっているのがわかると思います。
おそらくこの色曲線の有無が、AI感性による評価と思われます。


この例では色曲線が4本ありますが、
うち1本、左から2番目は線の色が青になっています。
つまりこの箇所はAI的に「悪い」と評価されたことになるかと思います。

なお、精密採点DX-Gの時は、画面が切り替わるタイミングで
虹色・黄色・ピンク・青のキラキラが表示されていましたが、
それは精密採点Aiでも同様に存在しています。
(上の2枚の写真で言えば、上はピンクで下は青です)。

では、AI的に「悪い」とされるのはどんな場合なのでしょう?

9月に第一興商様主催のLIVE DAM Aiお披露目会「DK EXPO2019」で伺った際には
ご担当者様が「たとえばマイクを極端に近づけたり遠ざけたりするのはNG」と仰っていました。

以下、ワンコーラスの歌唱で実際に比べてみました。


これはマイクを近づけたり遠ざけたりして歌った例です。
Ai感性では55点という評価になっています。


この通り、Ai感性においてグラフに青い部分が多く表れています。
これが「悪い」と評価された結果なのでしょう。

もっとも「抑揚」に関しても、
これまでの精密採点DX-Gでは比較的マイクコントロールが高得点として反映されていましたが、
今回は53点と低い数字になっています。
このあたりも、精密採点DX-Gとはロジックが少し異なるのかもしれません。

今度はマイクを動かさずに歌ってみます。


今度はAi感性の青い部分が減っているのがわかります。
Ai感性は66点に上がりました。

そして最後は、マイクを動かさずに声量を自然な範囲で変えながら歌ってみました。


Ai感性は74点に上がりました。
また、マイクを動かしていないのでグラフの青部分もあまり見当たりません。

このように精密採点Aiでは不自然なマイクコントロールはNGになるように、
採点の仕組みを考えられていると思われます。

それでは逆に、AIにとって「良い」とされる歌唱はどんな歌唱なのでしょうか?

このあたりは本日数時間歌っただけでは掴み切れませんでしたが、
たとえばこの曲ではAi感性が100点になりました。


ワンコーラス歌唱ですが、良いと判断してもらえたようです。

同じ曲をフルコーラスでも試してみました。


今回もAi感性では100点でした。


こちらはその一画面目。
Ai感性ボーナスが「4.509点」加算されています。

このボーナス点はMAX5点と聞いていますので、
今回は5点に足りていないということは、Ai感性が100点であっても
たとえば青い部分があったりするのがマイナス要素だったのかなと考えられます。

つまり、いかに青い部分(Ai的に良くないとされる歌唱)をなくすかが
ボーナス加点を増やしていくポイントなのかもしれません。

さて、このAi感性の点数について、今日いろいろ試していて思ったことがあります。

以下全てワンコーラスのみの歌唱ですが…、


たまたまかもしれませんが、あくまで今日何曲か試した感じでは、
比較的アップテンポな曲においてAi感性が90点以上が多かったです。

その他、違うタイプの曲も歌ってみました。

◆HIPHOP


Ai以前に他の項目が全くダメですね。。
ただ、ラップ・HIPHOPはロングトーンもビブラートも入れられないので、
こうしたジャンルの楽曲に特化した別の採点機能があっても良いと常々思っています。
(フリースタイルダンジョンなどのラップバトルも最近人気なので)

◆演歌


個人的には演歌は節回しなど高度なテクニックを必要とする部分が多いので、
Ai感性とは親和性が高いような気がしています。
見事な演歌歌唱のサンプルが蓄積されていくにつれて
Aiの精度もより高まっていくのではないでしょうか?

最後は好きな曲を気持ち良くフルコーラス歌唱。


点数に関係なく、気持ちを入れて伸び伸び歌うのは本当に楽しいです。

その他のところでは、


公式サイトにも記載のある通り、DAM★とも録音などはまだ対応していないとのことです。
https://www.clubdam.com/app/dam/dam/oshirase188.htm

また、カラオケ大会運営者として気になっていたこの機能。


1コーラスフェードアウト機能が搭載されました。
カラオケ大会では1コーラスのみの歌唱とすることが多いこともあり、
この機能はかなり重宝されるように思っています。

とは言え、1コーラスの切れ目のわかりにくい曲も昨今は多く、
唯野もいろいろ頭を悩ませていたりしています。。

難しそうな曲を何曲か試してみました。

X JAPANの「紅」はサビ前(「紅に染まった…」の前)でフェードアウトしていました。
美空ひばりさんの「お祭りマンボ」は唯野的には、
歌詞が表裏の関係になっている2つのブロックを合わせて1コーラスという認識なのですが、
これも1つのブロックが終わった所でフェードアウトしていました。
逆にHYの「366日」や平原綾香さんの「Jupiter」は唯野の想定よりも先まで流れていました。

このあたりの判断の難しい曲は見解も分かれますし正しい解はないと思っていますが、
逆にLIVE DAM Aiがどのようなロジックで判断しているのか、
個人的に凄く知りたいところです。
(あらゆる曲を機械的に判断できるスーパーロジックがあるのでしょうか…?)
(あるいは人の耳で一曲一曲判断の上、一曲一曲設定しているのでしょうか…?)

LIVE DAM Aiも今後全国に展開されていくと思いますので、
みなさまもぜひ実際に歌いながらいろいろ体感してみてください。

 

<追伸>


LIVE DAM Aiには今まで通りの精密採点DX-Gもございます。
こちらも試してみましたが、LIVE DAM Ai特別仕様ということもなく、
これまでと全く同じ精密採点DX-Gでした。
非常に人気の高いコンテンツということで残されているのかと思います。

個人的には、精密採点Aiが精密採点DX-Aiという名前ではないところからも、
両者の共存を想定しているような印象を受けています。

<追伸2>

10月1日発売ということで、LIVE DAM Aiで早く歌ってみたいという多くのユーザーさんが
さまざまなカラオケボックスに問い合わせをされていたことと思います。

そんな中、いち早くLIVE DAM Aiの導入日程を公式サイトに掲載し、
カラオケボックス業界で最も早くLIVE DAM Aiを導入したコート・ダジュールさんに
大きな拍手を送りたいと思います。

カラオケファンのニーズにいち早く答えるコート・ダジュールさんをぜひ今後もご利用ください。
https://www.cotedazur.jp/

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