カラオケ大会情報

審査の分かれ目? KWC~カラオケ世界大会(関東地区予選)取材記(所感編)

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昨日08/09(日)はKWC~カラオケ世界大会の関東地区予選に観覧取材。
本日08/10(月)は東京カラオケグランプリの会場打ち合わせ。

実は東京カラオケグランプリもKWCと同じイベント業者(サイドエー様)に
お仕事をお願いしております。
というわけで、昨日KWC会場でお会いしたご担当者様と、
本日は東京カラオケグランプリの件で打ち合わせをしてまいりました。

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シダックス・カルチャーホール(渋谷)。
このような小綺麗なホールとなっています。

さて本題。

唯野は、昨日のKWC~カラオケ世界大会関東予選をフルで見させていただいて、
ある意味、審査の分かれ目?と感じた場面が少々ありました。

あくまで唯野所見ですので、人によって見方は違うとは思いますが、
一意見として、お読みいただければ幸いです。

◎「2コーラス歌唱」の意味を考えて歌えているかどうか?

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伊藤薫先生もおっしゃっていましたが、これだけ上手な方々の揃うカラオケ大会ですので、
審査の視点は「悪く言えばアラ探し」にならざるを得ません。
とは言え、たとえアラがなくてもアラ扱いされると思われる場面もあるのです。

たとえば2コーラス歌唱の審査であれば、
1コーラス目と全く同様の譜割りや抑揚配分で歌ってしまうと、
場合によっては減点対象とされたり、
最終選考で当落線上に残った場合のマイナスの判断材料とされると思われます。

審査員からすると、1番も2番も同じように歌われてしまったら、
「だったら1コーラスをリピートすればいいじゃない?」
「2コーラスである必要はないじゃない?」
と思ってしまうのでは、ということです。

2コーラス歌唱なら2コーラス歌唱ならでは組み立てをできる力を持った人かどうか?
このあたりはチェックポイントに入っていると思います。
なので、多少は1コーラス目とは違った「味付け」が必要かなとは思います。

◎ヘッドフォン越しに歌唱を聴いて審査している意味

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今回、審査員の先生方はみなさん、ヘッドフォンを着用されて審査していました。
その意味としては、伊藤先生のコメントをお借りするならば
「どんな小さなことも聴き漏らさないように集中しています」とのことです。

ただ昨日気づいたのですが、
ひょっとするとヘッドホンを着用することのデメリットもあるのではないかと感じました。

すなわち、ヘッドホンで聴けば十分に聴こえる程度の大きさでAメロを歌って(語って)いたとしても
客席で聴いている側からすると言葉が小さくて聞き取りづらいという場合もある、ということです。

実際、唯野メモを見返すと、「語りが小さい(聞き取りにくい)」等のコメントを記載していた方の中で
二次審査に選ばれていた方が何名かいました。
(もちろん、そこを除けばみなさん素晴らしい歌唱でした)

ただ最前列の席で聴いていた唯野でさえ「聞き取りにくい」のであれば、
きっと大半の方も同様だったのではという感もしています。。

このあたり、審査員の感覚と会場の感覚との違いが発生しやすい要因なのかもしれません。
(無論、吹き抜けという会場の性質上、審査にヘッドフォンが必須だと運営側も判断されたのでしょうが)。

ただこれは出場者側でコントロールできる要因ではありませんので、
「ヘッドホン審査の場合は、(若干声量を落としてでも)Aメロ等の語りを特に丁寧に」
を意識されると良いのかな、と感じました。

◎マイクコントロール

マイクを離し過ぎの方を何名も見かけました。非常に惜しいです。。
アピールの場ですので、サビなど盛り上げる箇所は多少うるさいぐらいでちょうど良いと思います。
(スピーカーが割れるくらい「凄い」声量を持った方のほうが少ないので、大半は思いきって張ってOKです)。

自分の思い通りの歌唱を正確に聴き手に伝えるには、
できるだけマイクを口に近づけて歌い、歌声をマイクから「逃さない」ことが大事かと思います。

◎審査員からの質問

今回、二次審査進出者10名の歌唱が終了した後に、10名が再びステージ上に並び、
そこで審査員から全員に向けて、いくつか質問を投げられました。

正直、歌唱終了後のほっとした時間帯でもあり、
また審査結果の気になる時間帯でもあり、緊張もあるでしょうし難しいとは思いますが、
こうした質問には、とにかく即答すると好印象が残るものです。

Q. 世界大会では一曲目に何を歌いますか?

何でも良いので、具体的な得意曲をタイトルを含めて明言するのがベストかと思います。

唯野的には、世界大会とはいえ「洋楽」という回答が必ずしも正しいとも思っていません。
無論、洋楽が歌えれば洋楽をセレクトしても良いでしょうが、
「日本の良さを自分の歌唱でアピールするから、あえて邦楽の「◯◯」という歌を歌います」
「邦楽で会場を泣かせてみせます」
という回答があっても良かったかと思います。

この質問で審査員が測っていたのは、出場者の「胆力」(度胸)だと思っています。
この人は世界の場でおどおどせずに堂々と歌えるか(今日のような素晴らしい歌唱ができるか)、
そこを見極めるための質問だったのかなと思っています。

ちなみにもしも唯野だったら、
「(一次で歌った)『とも子』のセリフを全て英語で歌います」とか適当に答えていましたか、ね。
実際にするしない、できるできないではなく、「やります」と言えば、この場はまず乗り越えられるかなと。
その後のことは、選ばれてから考えれば良いのです。

 

…といった所感を持ちました。
もちろん、唯野は昨日のKWC~カラオケ世界大会関東予選については観覧側でしたので、
昨日出場された当事者の心情を完全に理解することは難しいですが、
唯野自身、中国・四国地区予選に出場して、二次審査まで進出した経験がありますので、
その時の経験をもとに、諸々想像のうえ、書かせていただきました。
(中国・四国地区予選の二次審査では質問コーナーがなかったのです、楽しみにしていたのに残念…)。

KWC~カラオケ世界大会、地方大会は残すは、08/23(日)の北海道地区のみとなりました。
さすがに北海道まで取材に伺うことは難しいのですが、
出場者に何名か知り合いがおりますので、その方々のレポートを楽しみにしたいと思います。

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