こうした私鉄駅沿いの住宅街・商店街はカラオケ店舗出店の穴場です。
ここは東京大井町線戸越公園駅。
始発駅の大井町駅から約4分程度の場所です。
この戸越公園駅を降りてすぐのところに、カラオケドルフィンさんがあります。
徒歩一分のビルの5階。
このドルフィンさんは昨年末にオープンしたばかりの新規店舗。
しかも特筆すべきなのは、スケルトン出店という点。
スケルトンとは、出店の際に、内装を一から作りなおすという意味。
つまり、カラオケルームや厨房等を一から作っているので、
開店にあたり相応の費用がかかっていることと思われます。
カラオケ店舗の出店形態で一番ポピュラーなのは、居抜き出店。
これは、既にカラオケボックスの形式で営業していた他店をそのままの形で買い取って、
壁紙や備品等のみ置き換える(場合によってはそのまま)方式を指します。
この場合は、内装は以前のカラオケボックスのまま使えますので、
開店にあたっての初期費用がぐっと抑えられるという利点があります。
しかしながら、ドルフィンさん戸越公園店は、スケルトン出店。
なので、店内に入ると新築独特のいい匂いがしてきます。
こちらが内装。
写真の撮り方が良くなかったので、あまり伝わらないかもしれませんが、
さすがに壁もソファーも非常に綺麗です。
メニューもしっかり作りこんでいる感がします。
たとえばこちら。
唐揚げもカツも、しっかり揚げこんでいる感が伝わってきます。
カレーに漬物がついているのも嬉しいですね。
こういうささやかな気遣いはポイントが高いです。
唐揚げ+カツカレーとして美味しくいただきました。
以前ドルフィンさんに伺った時はピザをいただいたのですが、
ピザもまた、しっかり焼きこんでいて非常に味わい深かったのを記憶しています。
さて、ドルフィンさんのお部屋には、他のカラオケ店では滅多に見かけない、
ある「もの」が備え付けられています。
それが、こちら。
時計です。
以外なことに、時計を部屋に備え付けているカラオケボックス、ほとんどありません。
年間200店舗のカラオケボックスを廻る唯野が言うのだから間違いありません(笑)。
少なくとも、大手とされるカラオケチェーンでは見かけることはありません。
お店側からすると、あまり時間を気にせずに楽しんでもらって、あわよくば延長、
という意図で時計を設置しないのでしょうが、
ドルフィンさんはこうして、しっかりと時計を設置しています。
これは、ユーザーサイドからすると非常にありがたいですね。
「退室時間まであと何分?」ということがすぐにわかるほうが、
選曲する上でいろいろ便利だからです。
「あと20分位しかないから、歌いたかったあの曲をそろそろ歌わなきゃ」など、
そういうシチェーションも多いですものね。
時計設置は、他のカラオケチェーン店さんでも導入を検討して欲しいところです。
他にもこんな変わったアイテムも。
これ、何だか分かりますか?
マイクカバーです。
…大人の装具に見えなくもないですが、マイクカバーですよ。
歌う際に、マイクにかぶせて使います。
つまり、マイクの衛生面を考慮してのサービスということですね。
これもまた、他のカラオケボックスではなかなか見かけません。
使う使わないは別にして、こうした気遣いは非常に素晴らしいと思います。
また、ドルフィンさんで会員証を作ると、登録した住所宛に割引券付きのハガキが送られてきます。
1時間サービスであったり、2時間サービスであったり。
こうした会員宛のキメ細かいサービスもしっかりされていると感じています。
ドルフィンさん系列のお店は、今のところ4店舗。
●ドルフィン戸越公園店
●ドルフィン24大森店
●漫遊来大岡山店
●漫遊来大井町店
大井町近郊を中心に展開されていますが、いずれも気遣いのしっかりされた店舗です。
今後の展開を期待しています。