カラオケ評論家活動

LIVE DAM STADIUMの新コンテンツ紹介その1~Nipponglish

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LIVE DAM STADIUM STAGEがリリースされて一ヶ月が経ちました。


そろそろ全国のカラオケ店で試された方も多いのではないでしょうか。

そこで数回にわたり、
LIVE DAM STADIUM STAGEリリースのタイミングで導入されたコンテンツについて、
唯野なりの目線で紹介したいと思います。

まずはこちらから。


その名も「Nipponglish」です。
さて、Nipponglishとは?

非常にざっくり説明いたしますと、
ネイティブライクな英語を発音するために工夫された片仮名ルビのこと。

つまり、英語曲をよりネイティブに歌うことができるような工夫が
今回「Nipponglish」の導入で実現されたということです。

Nipponglishの詳細は以下をご参照ください。
http://nipponglish.com/

↑学術に基づいたかなり本格的な研究がなされています。

さて、論より証拠です。
早速、通常の洋楽とNipponglish対応の洋楽を比較してみましょう。

こちらはここ数年、おそらく誰もが一度は口ずさんだと思われる楽曲です。


タイトル文字の映りが悪くて申し訳ありませんが「Let It Go」です。
ご存知、ありのままの曲ですね。
こちらは通常版となります。


このように、単語を一般的な片仮名としてルビを振っています。
見た感じ、非常に馴染みのある表記ですね。

ただ、だからこそもちろんなのですが、


「Let it go」が「レット イット ゴー」と表記されています。

…この曲のサビをこのように歌う人はまずいないと思います。
この曲はすっかり、原音に近い発音「レリゴー」の曲として親しまれています。

そこで、Nipponglish版を見てみましょう。


タイトルにも(Nipponglish ver)と表記されています。


このように、片仮名ルビの記載が少し変わっています。
二行目、「mountain tonight」は「マゥン トゥナィ」とあります。
言われてみると原語に近い表記のようにも思えます。

また、ルビの中でも、大きな文字と小さな文字が混在しています。
このあたりも発音を強調すべき部分の意識を促す工夫と言えるでしょう。

そして。


このように「レリゴー」表記です。
そうですね、この曲はやっぱり「レリゴー」ですよね。
(ここに来てようやくほっとした唯野です)

…というように、極力ネイティブに近い発音で歌うことをサポートするためのコンテンツ。
それが、DAMにおけるNipponglishということです。

もっとも、
唯野も含め、日本人としてはどうしても「カタカナ英語」に慣れてしまっているので、
ルビとしてみれば、「mountain tonight」は「マウンテン トゥナイト」の表記の方が、
視覚的には理解が早いかと思います。

なので、逆説的に言えば、
いきなりNipponglish表記の片仮名ルビが歌唱モニターに表示されても、
視覚からリアルタイムに発音を把握してすぐさまメロディに乗せて歌うのは、
なかなかハードルの高いことのようにも思えます。。

そういう意味で言えば、Nipponglish版の洋楽を歌うにあたっては、
ネイティブのガイドボーカルが備わっているのが理想かなと思います。

まずは歌わずに、ネイティブのガイドボーカルをしっかり聴きながら歌詞を文字で追う。
そこで、「音として」歌詞の発音を覚える。
そのうえで、Nipponglish表記のルビを「補助ツール的に」確認して歌う。
…といった利用がネイティブ発音での歌唱練習に有用かと思います。

逆に言えば、ネイティブのガイドボーカルが備わっていない状態だと、
最初からその原曲に馴染んでいる人でない限り、使いこなすのは難しいかもしれません。。
このあたり、今後の拡充を期待したいところです。


2017/11/08現在、Nipponglish対応曲は226曲となっています。

なお、今のところ英語の楽曲のみの対応で、
それ以外の言語については対象外とのことです。
また、日本にも全英詞の楽曲をリリースするアーティストもいますが、
それについても対応は未定とのことです。

Nipponglishという試みはまだ始まったばかりですが、
今後どのような方向性でカラオケと親和していくのか、
ひとつの技術としても期待して見守りたいと思います。

 

<追伸>

最近は、深夜番組の「フリースタイルダンジョン」などの流行で、
ラップやHIPHOPの人気に火がついています。

以前から思っていたのですが、高速ラップ曲の中には、
あまりにも早すぎて本来の歌詞の発音を聞き取れないものも多いです。

Nipponglishの理念とは少し異なりますが、
こうしたラップ曲を歌いやすくするルビ表記があったりすると、
ひょっとすると歌う上でのサポートになるかもしれません。

少し古い曲ですが、


この曲をリズムに遅れることなく滑らかに歌ってみたいものでして…。

 

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