カラオケ評論家活動

カラオケメーカーの発表会は誰に向けたものなのか?

投稿日:2017年9月7日 更新日:

本日9月7日に六本木の「EX THEATER ROPPONGI」にて、
第一興商さんによる新機種発表会「LIVE DAM STADIUM STAGE 商品発表会」
が開催されました。

既に発表されている通り、10月5日にLIVE DAM STADIUMのモデルチェンジ機種
「LIVE DAM STADIUM(DAM-XG7000Ⅱ)」がリリースされます。
http://www.dkkaraoke.co.jp/newsrelease/ajaxfiles/load2017.html?file=170801&name=報道資料

待望の新製品、多くのカラオケファン・DAMファンの注目する機種ですし、
こちらの発表会での情報を日本中の多くのカラオケファンが知りたいことかと思います。

その注目すべき発表会をマスメディアがどのように報じているのか、
ざっとWebサイトを検索してみました。

◆日テレNEWS24
Dream Amiカラオケの秘密兵器は…
http://www.news24.jp/articles/2017/09/07/08371894.html

◆テレ朝news
Ami、得意曲はクレヨンしんちゃん!!
http://news.tv-asahi.co.jp/news_geinou/articles/hot_20170907_160.html

◆朝日新聞デジタル
Dream Ami、カラオケ十八番は?
http://www.asahi.com/and_w/interest/entertainment/CORI2096888.html

◆デイリースポーツオンライン
Dream Ami、カラオケ十八番は松田聖子
https://www.daily.co.jp/gossip/2017/09/07/0010532148.shtml

◆スポーツ報知
Dream Ami、ひとりカラオケで「踊り狂いたい」
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20170907-OHT1T50109.html

◆SANSPO.COM
Dream Ami、カラオケ十八番曲は松田聖子の「青い珊瑚礁」
http://www.sanspo.com/geino/news/20170907/geo17090713240025-n1.html

◆東スポWeb
Dream Ami カラオケ十八番はクレヨンしんちゃん「しらけてきたらなりきる」
https://www.tokyo-sports.co.jp/eyecatch/758458/

◆TOKYO POP LINE
Dream Ami、EXILE SHOKICHIのカラオケ選曲に感心「さすがです」
https://tokyopopline.com/archives/90073

◆オリコンニュース
Dream Ami、カラオケ十八番は『クレしん』 「ギャグスイッチが入る」
http://www.oricon.co.jp/news/2096888/full/

◆MANTANWEB
Dream Ami:得意曲は「クレヨンしんちゃん」 1人カラオケ大好き
https://mantan-web.jp/article/20170907dog00m200002000c.html

 

…もはや何の発表会かわかりませんね。。
いったい、青い珊瑚礁とクレヨンしんちゃんのどちらが十八番なのでしょう?

というのはさておき。

せっかくのLIVE DAM STADIUMの新製品の発表会にも関わらず、
マスメディアが報じているのはDream Amiさんのカラオケ得意曲についてです。

上記リンクを見ていただければわかると思いますが、
LIVE DAM STADIUM(DAM-XG7000Ⅱ)についての、
発表会での様子はほとんど報道されていません。

完全に芸能ネタになってしまっています。

第一興商さんが本来伝えたいと思っている新機種の特徴・ウリ。
日本中のカラオケファンが一刻も早く知りたいと思っている新機種の特徴・ウリ。
そして両者の介在役として期待されている報道陣による記事が、上記のとおりです。

あまりにももったいないの一言です。
少なくとも、新しいLIVE DAM STADIUMを期待している日本中のカラオケファンに、
これでは全く伝わりようがありません。。

こうなってしまうと、いったい誰のための発表会なのかと、考えてしまいます。。

もちろん、マスメディア側の記事の書き方についても、仕方のない側面もございます。

そもそも、ほとんどのマスメディアの記者さんはカラオケに詳しくないと思われるので、
芸能ネタとしてしか記事を書くことができないのも、ある意味仕方のないところです。
カラオケの新機能を魅力的に伝える記事を書くことは、普通の記者さんには難しいことでしょう。。

であるならば、こうした発表会に、従来の報道関係者は果たして必要でしょうか…?

ちなみに今回の当サイト記事では、LIVE DAM STADIUMの新製品発表会を題材にしていますが、
本ケースはJOYSOUNDの各種発表会にも同様に当てはまると考えています。
さらに言えば、カラオケ店舗事業者の種々のコラボキャンペーンにも当てはまると思っています。

つまり。
マスメディアはカラオケ記事を芸能ネタとしてしか扱わない、ということです。

カラオケ発表会に多くの芸能人を集める、
芸能人とコラボしたカラオケ企画を発表する、
その結果、カラオケについてはほとんど触れられない芸能ネタが量産される…。

芸能人に支払うギャラに見合った費用対効果・宣伝効果は得られているのでしょうか?

 

以下、今回の発表会の件に限ったお話ではなく、
全てのカラオケ事業者に向けた唯野の見解です。

芸能人のギャラに広告宣伝費を計上するぐらいなら、
純粋に「カラオケのサービス」に投資した方がはるかに費用対効果は大きいです。

たとえば第一興商さんは毎年、「KWC~カラオケ世界大会」の日本代表選考会を運営しています。
KWCは出場者から出場料を徴収していないので、
その分、毎年非常に多くの運営費を第一興商さんが負担していることになります。

しかしながら、この運営費という投資があるからこそ、
「世界最高峰のカラオケ大会を目指すカラオケ上級者は、DAMを選ぶ」
といったブランドイメージがユーザーに定着していると言うこともできます。

つまり、KWCの運営そのものが、DAMのブランディングにも繋がり、
歌唱力に自信のあるカラオケファンの大きな支持を勝ち取り、
結果としてDAMの高シェア維持の一因を担っているとも言えるのです。

まさにこれが、カラオケのサービスそのものに対する投資です。

安易に芸能人のコラボルームを作ることに投資するよりも、
手間暇をかけつつも、カラオケサービスの手厚さにお金をかけた方が、
エンドユーザーに届くものです。
(コラボルームを否定しているわけではなく、
投資に見合った回収が得られるかという視点でのお話です)

費用対効果の期待できるカラオケサービス、
少し考えればいっぱいアイデアが出るはずです(唯野の頭の中にもいっぱいあります)。
全てのカラオケ事業者さんの趣向を凝らしたカラオケサービスを、今後も期待します。

 

<追伸>

カラオケ以外のサービスを前面に出し始めたカラオケ店舗を見ると唯野はいつも、
「あ、ここのお店そろそろ危ないかも…」と感じます。

例:駐車場、会議室、ダーツ、シネマ、…

それは「カラオケのサービスではお客様を満足させられない」と、
経営者が自ら認めていることを意味しているからです。

お客さんは、カラオケ店に、カラオケを楽しむために来店します。
ストライクのサービスに自信がないのであれば、この先は厳しいです。。

そしてそれは、カラオケ店舗に限らず、カラオケメーカーさんについても同じお話です。

カラオケ評論家

日本で唯一のカラオケ評論家・カラオケ業界のスポークスマンとして、各種メディアに絶賛出演中です。
出演依頼・制作協力・各種相談はこちら

カラオケ評論家

カラオケボックスチェーンの全国店舗数を集計しています。全国で一番多いカラオケ店は?

12項目の個別採点と、総評・良い点・惜しい点をそれぞれ区分けしたアドバイスコメントを記載した歌唱審査表をお送りします。
唯野カラオケ教室(寸評作成)