東日本カラオケバトル池袋大会の審査員を務めてきました。

最近テレビ番組からも取材依頼も増えてくるなど、
年々存在感を増してきている「東日本カラオケバトル」。
月に1~2度の割合で各地で予選会を開催するなど、
かなり積極的に大会運営をされており、毎回多くの出場者で賑わっています。

その東日本カラオケバトルの池袋大会で、今回唯野は審査員役を務めさせていただきました。

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東日本カラオケバトル主宰のあふろさんのご挨拶。
ライブハウスでのカラオケ大会のため、客席との距離も近く、
ホールやカラオケ店で開催するものとはまた違った新鮮さがありました。

今回の出場者様は定員ぴったりの総勢38名。
募集の早い段階から定員が埋まったそうで、東日本カラオケバトルの人気が伺えます。

もっとも、ライブハウスの席もおおよそ40程度だったでしょうか。
そのためこのように…、

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応援の方を含めると、席の後ろの方まで立ち見の方々でいっぱい。
会場は超満員でした。

東日本カラオケバトルは他の多くのカラオケ大会と違い、フルコーラス歌唱となっています。
ワンコーラスのみという大会が多い中、
ライブハウスでフルコーラス歌えるのはかなり貴重なことかと思います。
出場者も存分に歌い心地を味わったのではないでしょうか。

さて、大会についてですが、ご出場者様それぞれが精いっぱいに歌唱を表現されており、
私も審査員役ながら、見ていて非常に楽しめました。
採点して順位付けをしてしまうのが申し訳ないほど、全員が素晴らしかったと思います。

今回、時間がやや押しているということで、最後の総評が短くなってしまいましたので、
審査をさせていただいて、全体的に「こうすればもっと良くなる!」と感じた点について
ここで述べさせていただこうと思います。

◆歌っているときに目を瞑るのは非常に惜しい

非常に丁寧に一生懸命歌われていて素敵な方が多かったのですが、
中には一生懸命なあまり、ほぼ目を瞑って歌われている方もいらっしゃいました。
非常に惜しいです。
目を瞑ってしまうとどうしても歌唱が内向きになってしまうので、
聴き手への説得力という面でやや弱くなってしまうからです。

たとえば日常会話でも、
まっすぐ相手の目を見つめて話す人と、視線を逸らしたり目を瞑って話す人と、
たとえ同じ内容の言葉を話したとしても、伝わる度合いも違ってくるかと思います。

今回、目をしっかり開いて前を見据えて歌ってる方の場合は、
非常に距離感のある(後ろのご観覧者にまで歌が届く)歌唱と感じました。
ぜひとも、聴き手一人ひとりに目を配るように前を見て歌うことを心がけてくださいませ。

◆歌詞のフレーズひとつひとつを客席にしっかり伝える

音程やリズムも十分で、かつ声量もあり声色も美しい方々が多い中、
歌詞の「発音」に関しては、皆様やや優先順位を落とされているのかなと時折感じました。

歌の魅力のひとつに、歌詞の世界を聴き手に届けることがあるかと思います。
そういう意味でも、歌詞のフレーズの一粒一粒を丁寧な発音で歌うことは、
聴き手に歌詞を伝えるうえでも非常に大事なことなのです。
(聴き手側には歌詞モニターがないので、聴き取りにくければ歌詞は伝わりませんよね)

「私、この曲初めて聴いたけど、すっごく好きになった」と思ってもらえれば、
聴き手の心を十分に掴む歌唱ができたと言えるかと思います。

◆とにかく楽しく歌う

これに関しては、今回出場者様のほぼ全員がステージを楽しまれていて非常に良かったです。
楽しく歌うことは、歌う上で最も大事なことだと思います(プロ歌手の場合はまた別ですが)。
歌い手が楽しく歌うことで、聴き手も楽しさを感じることができます。
歌を通して双方で楽しみを共有できれば、こんなに素晴らしいことはありません。
今回、客席に手拍子を呼びかける出場者も多くいらっしゃいました。
こうした一体感を作り出すこともまた、歌の力、ステージの力なのかと思います。
ぜひこれからも、ステージを楽しんでくださいませ。

今日の結果については、詳細は公式サイトに近日アップされるかと思いますが、
公式Twitterのほうでは、以下のように発表されています。

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優勝:宮里&岡田様「蒼く優しく」/コブクロ
準優勝:船原愛様「ハピネス」/AI
第3位:遠藤様「イヨマンテの夜」/伊藤久男
第4位:さっととろ様「鱗(うろこ)」/秦基博

<部門別特別賞>
音程部門:クイン様「あなたに逢いたくて」/松田聖子
リズム部門:きたさんさん様「正調おそ松節」/細川たかし
歌唱部門:安達様「大阪で生まれた女」/BORO
表現部門:咲沢千遥様「フラワー」/Kinki Kids
独自性部門:電飾オペラ様「Nessun dorma」/Luciano Pavarotti

もちろん、入賞された皆様以外にも印象に残った方々がいっぱいいらっしゃいます。
全員のステージ、本当に素晴らしいと思いました。

東日本カラオケバトルでは、唯野は次回、7月30日開催の横浜大会で審査員を務めます。
ぜひまたご出場いただき、素敵なステージをご披露いただければと思います。

<追伸>
大会終了後、記念撮影に入れていただきました。

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こうしたアットホームさも東日本カラオケバトルの魅力です。

こちらは2015年度グランドチャンピオンの佐久間彩加ちゃん。

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今回は前年度チャンピオンとしてのゲストステージを披露されました。
あやかちゃんは06/22(水)放送予定の
テレビ東京の「THE カラオケ★バトル」に出演することが決まりました。

現在小学校6年生のあやかちゃんですが、初めて唯野があやかちゃんを知ったのは小3の時。
その頃と比べても飛躍的に歌唱力が上がっていて、
普段から相当に努力しているんだなと、会うたびにいつも感心しています。
番組での大きな活躍と今後のますますの飛躍を期待しています。

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