LIVE DAM STADIUM(ライブダムスタジアム)体験記、続いては精密採点DX-Gについてです。
Part1のランキングバトル編についてはこちらの記事になります。
https://enjoysing.com/2015_04_16_11_46_13
では、精密採点DX-Gです。
写真が逆光の理由については、ランキングバトル編の記事をご覧ください。。
今回、精密採点DX-Gとなったことによる最大の特徴は、
以前「DK FESTA2015」を取材した際の記事でも触れたとおり、
「ボーナス加点」という要素が加わったことにあります。
唯野が「DK FESTA2015」の展示会場で採点機能担当者様に伺ったところ、
採点の基本的なアルゴリズムは精密採点DXと変わっていないとのことですが、
この「ボーナス加点」が入ることによって、
「人が聴いて上手いと思われる歌」の点数のアップを期待しているとのことでした。
また、LIVE DAM STADIUMのカタログ内の精密採点DX-Gの紹介でも
以下のように記載されています。
従来のバランス採点による総合得点に加えて
「音程」や「表現力」「ビブラート」の歌唱テクニックに応じたボーナスポイントを加算。
人が聴いて「うまい」と感じる歌に高得点がでるようになり、
歌う楽しさ気持ちよさも倍増しました。
採点結果と実際の歌唱力との相関、これは非常に難しいテーマですし、
カラオケ機器の開発側からすれば永遠のテーマとも言えるものです。
はたして今回、開発者の理想的な採点機能に仕上がったのでしょうか?
その答えは、十分にユーザーに使用された頃に浮かび上がってくることでしょう。
ただ今回の仕様について、結果のみを言えば、
精密採点DXと比べて、相対的に総合点数は上がることになるかと思います。
精密採点DXでは非常に厳しかった100点満点が、
今回の精密採点DX-Gでは出せる方が比較的増えるのではないでしょうか?
ともあれ、まずは実際に唯野が試した例を紹介いたします。
採点中の画面表示はこのような感じです。
しゃくり・こぶし・フォール・ビブラートの回数が表示されるようになりました。
それ以外は精密採点DXとほぼ同じです。
採点結果画面についても、ボーナス加点の表示以外では大きな変更はありません。
では、ボーナス加点の表示方法について。
まずは、加点なしの点数が画面に表示されます。
その後、ボーナス点が加算されて、最終的な点数が表示されます。
ここで、Twitterで質問の多かった、採点結果表示時のBGMのお話をいたしましょう。
アレンジが加わってゴージャス感が増しましたが、基本、精密採点DXと同じメロディーです。
◎80点未満
◎80点以上~90点未満
◎90点以上~95点未満
◎95点以上~??
の4パターンを確認しました。
あるいは、100点になるとスペシャルなBGMが流れるとかという
新規仕様があるかもしれませんが、
そのあたりは全国の名だたる採点の達人の方々にお任せしたいと思います。
(唯野では100点は無理です…)。
ではここで、ボーナス別の採点結果を紹介します。
◎音程ボーナス(1.297点)
音程にボーナスがついていますが、レポートではビブラートを誉められています。
◎表現力ボーナス(1.515点)
抑揚が効いていて、とのレポートとのことで表現力を評価されているようです。
◎ビブラートボーナス(1.629点)
「低音が非常に出ている」という、新たな評価軸による(?)レポートです。
ボーナスは、LIVE DAM STADIUM(ライブダムスタジアム)のカタログの記載を見る限り、
音程・表現力・ビブラートの三種類です。
ただ、これらは必ずどれか一種類しか表示されません。
したがって、音程も表現力もビブラートも、といったボーナス加点ではないようです。
おそらくは、それぞれ三種類のボーナス要素を採点しつつ、
最も点数の高かった要素についてのみ、ボーナス加点として加算されるのではないかと思います。
だからこそ、上の例でも紹介したとおり、
音程のボーナスであってもレポートではビブラートを誉められるということもあるのでしょう。
(なお、一種類も表示されないケースもあります)。
また、ボーナスが出る基準はまだまだ不明です。
音程が80%台でも音程ボーナスが出た例もありましたし、
ビブラートが15秒程度でもビブラートボーナスが出た例もありました。
これらのボーナス要素がはたしてどのくらい、
人が聴いて上手いとされる歌を高得点とすることができるのか、
多くのカラオケユーザーからの今後の評価を見守りたいと思います。
とりあえず、テレビ東京さんの「カラオケ★バトル」で早速使用して欲しいですね。
どういうことになるのか。
…以前放送した、100点出したら100万円スペシャルのような回を開催してしまうと、
テレビ東京さん大赤字になってしまうかもしれませんね。
ともあれ、早くLIVE DAM STADIUMが市場に広まって、
多くのカラオケユーザーにぜひともこの精密採点DX-Gを体験して欲しいと思います。