「カラオケカーニバルみやぎ」の取材観覧が終了してから、仙台から富山まで移動します。
仙台からいったん大宮まで戻り、大宮からは、
こちらの北陸新幹線かがやきで富山まで。
開通してから一週間あまりの北陸新幹線に乗車します。
そして富山駅から電車で約30分の福岡駅。
福岡駅が富山県にあることを初めて知りました。
(まあ、福岡県にも京都郡があったりもしますからね)。
その福岡駅から徒歩10分程度、高岡市の「ふくおか総合文化センター」で、
シダックスカラオケフェスタ北陸地区決勝大会が開催されました。
ちなみに北陸地区決勝大会と言っても、
北陸地区以外では開催されていないのですが。。
実はその昔、10年ほど前になりますが、
「シダックスカラオケフェスタ」という、シダックスさん主催の全国的なカラオケ大会がありました。
今回の「シダックスカラオケフェスタ」は、シダックスさん本社が主導した大会ではなく、
富山のシダックスさんの支配人の方が中心となって作られたカラオケ大会です。
こちらの支配人の方は、日頃からカラオケ大会に出場して優勝されたり、
最近では歌手としてCDも発売されるなど、相当なカラオケ実力者でもあります。
今回、「カラオケ大会を開催したい!」という熱意がシダックスさんの本社にも届き、
かつての「シダックスカラオケフェスタ」の名称で大会が開催されるに至ったとのことです。
先日の「カラオケカーニバルみやぎ」もそうでしたが、
カラオケに愛のある方が主催される大会には非常に暖かみがあります。
唯野も同じ「カラオケに愛のあるカラオケ大会運営者」として、
今回のシダックスカラオケフェスタ決勝大会に伺うのは非常に楽しみでした。
今回の決勝大会では、
1年間のうちに北陸三県の各シダックスさんの店舗にて開催された予選会で
上位入賞された方々の計70名が、この会場に駒を進めています。
そして会場の様子ですが。
ご覧のとおり、照明やセットが大変豪華です。
この日の会場設備や大会運営は第一興商さんの全面協力とのこと。
かつての「第一興商カラオケグランプリ」を思い出すかのようなセット構成でした。
(舞台奥のスクリーンにしっかりと「Supported by LIVE DAM」と出ていました)。
歌唱中はこのように、舞台奥のスクリーンに歌唱シーンが映し出されます。
カメラも何台も用意しているようで、映像もさまざまなアングルに切り替わっていました。
大会の進行ですが、70名(欠席が4名いたので実際は66名)のうち、
演歌・歌謡曲部門35名とポップス部門35名がそれぞれワンコーラスを歌唱し、
それぞれの部門から、審査員によって選ばれた上位6名ずつがファイナルステージに進み、
そこで、一回目とは別の曲をフルコーラス歌唱するという流れになっていました。
歌唱は5人分終わった後に、5人がステージ上に並んで審査員から講評を受けます。
講評する審査員の先生の姿も、スクリーンでアップに映し出されます。
出場者の方々もみなさん真剣に講評を聞いていました。
さて、70名全員のステージが終わると、いよいよファイナルに進む12名が発表されます。
唯野も普段、カラオケ大会の審査員を務めることも多いので、
今回、客席から取材観覧している際にも、全員分の歌唱を唯野なりに採点していました。
気になる審査結果ですが、演歌・歌謡曲部門においては、
6名枠のうち、唯野が上位5名に選んでいた方々は全てファイナルステージに進まれました。
残り1名の方も、選ばれて納得という方でした。
ポップス部門においては、6名枠のうち4名は唯野の予想通りでした。
ただ、唯野が今回、全出場者66名の中で一番上手いと思った方は
残念ながら(唯野に言わせれば「不思議なことに」)選ばれていませんでした。。
もちろん、選ばれた6名も十分に優秀な歌唱をされていましたが、
それ以上に、唯野が良いと思った方は非のつけどころがないくらい完璧でしたので、
その方が選ばれなかったことだけが、審査結果で気になったことです。
(夏川りみさんの「あすという日が」を歌われた方です)。
このように、「審査」というものはさまざまな視点や捉え方があり、
審査員によって結果も左右されることもありますので、
カラオケ大会においてはあまり審査結果に一喜一憂することなく、
「自分自身が満足のいく歌唱をできたかどうか」を
一番大事にしていただければ良いのかなと思います。
そして、ファイナルステージでは12名によるフルコーラスの歌唱が披露されます。
さすがに審査に勝ち残った方々ですので、
みなさま非常にレベルの高い歌唱力の持ち主と感じました。
ただ、正直に言えば、ほとんどの方は一次審査のほうが出来が良かったように思えました。
おそらくこれは、ワンコーラス歌唱とフルコーラス歌唱の違いかと思います。
カラオケ大会に向けた練習をされる方の場合、
ワンコーラスのみを重点的に練習されるという方が多いものです。
(この傾向は唯野自身も経験があります)。
そういう意味で、ツーコーラスやフルコーラスになったことで、
歌唱構成がパターン化し過ぎたり、途中で息切れしたりするという例も中には見られました。
(審査員は一番と二番との歌い分けの工夫もチェックしています)。
(一番と二番を同じように歌ってしまっては高評価を得られないものです)。
そんな中、唯野から見て、
一次審査よりもファイナルステージのほうが「良く」歌えていた方が二名いらっしゃいました。
その二名の方が、準優勝、そして優勝に選ばれました。
一次審査でも大変優れた歌唱をされていたので、
それ以上の歌唱を披露されたとなれば、この結果は当然のことかと思います。
唯野も大変納得の審査結果です。
改めて唯野も拍手、です。
さてこの「シダックスカラオケフェスタ2015」。
来年度は、北陸だけでなく中部地区あたりにも広めていければというお話を
主催の方から伺いました。
本来であれば、全国で大々的に開催していただくことを唯野も期待しているのですが、
主催の方が富山県のシダックスさんの支配人をされているので、
やはりある程度目が届く範囲の地域にならざるを得ないとのことでした。。
しかしながら、今回のこの写真を見ていただたいたらわかると思いますが、
これだけの豪華なセットの大会、全国大会として行わないともったいないです。。
それに全国の店舗で予選を開催することによって、
全国の多くのカラオケファンが好んでシダックスさんを選ぶことになると思います。
実際、関東在住の唯野の周りにも、
シダックスカラオケフェスタが関東で開催されていれば出場したかったという人が
非常に大変多くいらっしゃいます。
もっとも、全国となると、シダックスさん本社による主導が必要となるでしょう。
ぜひぜひ、このシダックスカラオケフェスタ北陸地区決勝大会の熱い様子を御覧いただいたうえで、
多くのカラオケファンの熱い想い・熱い夢を実現すべく、
全国開催に向けて立ち上がっていただければと思います。
開催の折には、唯野も喜んで業務協力をさせていただきますので、
何なりとご用命いただければ幸いに存じます。
info@enjoysing.com