日本カラオケボックス大賞2015レポート(本選・所感編)

前夜祭の明けた翌23日(祝)。
日本カラオケボックス大賞2015 in 大阪の開催会場、メルパルク大阪です。

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JR新大阪駅すぐの好立地。
11時半の開場を待って、入口前には大勢の列ができていました。

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こちらは開場前の受付の様子。
大勢の方々が並ばれている様子がわかるかと思います。

ステージではその頃は最終リハーサルの真っ最中。

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唯野も東京カラオケグランプリなどの運営で経験がありますが、
リハーサルというのは、いくら行ってもいくら行っても足りないもの。
何度でも入念に繰り返したくなるものです。
朝から綿密なリハーサルを行っていた運営事務局の方々、大変お疲れ様です。

そしていよいよ開場、そして12時の開演を迎えます。

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オープニングを飾るのは、
大阪のアイドルユニット、SO.ON projectさんによるダンス&歌唱パフォーマンスです。
精一杯盛り上げていただきました。
(トーク時の挨拶がやや早口で聞き取りづらかったのが惜しかったところ…)。

さて、この日本カラオケボックス大賞は、全国から代表に選出された44名プラス、
前日の敗者復活戦を勝ち抜いてきた2名の、計46名によるカラオケ日本一決定戦です。
タイムスケジュールは以下のとおりです。

11:30~ 開場
12:00~ 開演
12:25~ 前半歌唱(23名)
14:25~ 休憩
14:40~ 後半歌唱(23名)
16:40~ 休憩
17:00~ ゲスト歌唱
17:20~ 審査発表・表彰
17:50~ 閉幕

前半と後半で23名ずつ歌います。
一人あたりの歌唱の長さは、おおよそ4分程度。
短い曲であればフルコーラス歌うことになります。
事前にどこまで歌うかは、各出場者ごとに事務局と調整して決めています。

ただ、このあたりの曲の長さの基準は毎大会微妙に違うようです。
実は唯野は2013年度の日本カラオケボックス大賞に出場したのですが、
その際、唯野の歌唱曲、神矢翔さんの「かあちゃん」は2コーラス目の途中まででした。
2015年度の今大会でも、同曲「かあちゃん」を歌われていた出場者がいましたが、
こちらの方は2コーラス目の最後まで歌われました。
(やはり「かあちゃん」は2コーラスの最後までじっくり聴きたいですね)。

というように、基準は毎年微妙に変わるかと思いますので、
おおよその目安として、3~4分程度、と考えておくと良いかと思います。

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審査員の先生方です。
審査委員長は、作曲家で日本歌手協会理事の海沼実先生。
他、計6名による審査となります。

さて、背後の大きなスクリーンやきらびやかな照明からもわかるとおり、
出場者の皆様はこのようなものすごく豪華なステージで歌唱することになります。

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ステージ奥の階段から下りて、スポットを浴びて広いステージで歌う。
まさに歌手気分ですね。
これぞ日本一を決めるカラオケ大会に出場する醍醐味と言えるかと思います。

前半、後半と途中休憩を挟んで46名の歌唱が繰り広げられましたが、
さすがどの方も各地区から選出された方々だけあって、非常にハイレベルでした。
審査結果につきましては、以下の速報ページにアップしていますので、
こちらをご覧くださいませ。
https://enjoysing.com/2015_11_24_02_19_04

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唯野もまた、客席で観覧させていただきながら、自分自身で入賞者の予想をしていました。
しかしながら今回は非常に難しく、なかなか予想を立てることができませんでした。。
それくらい、出場者の実力は拮抗していたかと思います。

入賞された10名の皆様はもちろん素晴らしく、どなたも納得の受賞かと思いますが、
それ以外の方にも唯野が素晴らしいと思う方もまた多くいらっしゃいました。

中でも特に印象に残ったのは、
細川たかしさんの「北の螢」を歌われた北海道代表の藤森由紀子さんと、
中孝介さんの「花」を歌われた東京代表の風間絵理さんと、
長渕剛さんの「ひとつ」を歌われた熊本県代表の新村直子さんの三名。

三名の共通点は、「言葉力」を感じられた点。
フレーズのひとつひとつがぐっと胸に伝わってきて、
非常に歌詞を大切に歌われているなと感じました。
三名とも何かしらの賞を受賞されても何らおかしくない素晴らしいステージでした。

特に新村さんの「ひとつ」は、原曲とはまた違った独特の力強さがあり、
非常に説得力のある歌唱だったと思います。
ご自身の世界観で「ひとつ」を表現されていて、見ていて引き込まれました。

もちろん、それ以外の出場された全ての方々に入賞のチャンスがあったはずです。
普段通りに歌うことができた方、普段の力を発揮できなかった方、いろいろかと思います。
たとえベストの歌唱をされたとしても、審査員との相性や歌唱順など、
ちょっとした巡り合わせで入賞を逃すこともあるのがカラオケ大会の難しいところ。
ですので、結果にあまり一喜一憂せずに、自分自身で自分の歌唱を振り返りながら、
反省点や改善点を次に生かしていくことが大事なのかなと思います。
一番厳しくて一番正確な審査員は、自分自身かと思います。

今回、見事入賞された石川県代表の北中さんは、歌唱終了後、
「自分がもっている全ての引き出しを使いきって自分なりに最高の歌唱が出来ました」
とおっしゃっていました。

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その言葉どおりの本当に素晴らしい「恋月夜」を歌われましたが、
歌い終わった後に、「出しきった」と言い切れる感想もまた見事です。
個人的には、歌唱後のこうした達成感こそが、審査結果以上に大事なことかと思います。

審査はある意味、水物ですので、あまり審査員の顔色を気にしすぎるよりも、
自己評価100点を目指した歌唱を目指すことが、最高のパフォーマンスの発揮に繋がるかと思います。

さて、さすがカラオケ日本一を決める日本カラオケボックス大賞。
出場者の中にも有名人が。

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テレビ東京さんの「カラオケ・バトル」で大活躍中の小学6年生、鈴木杏奈ちゃん。
今回は栃木県代表として出場されていましたが、
休憩時間中、記念撮影の行列がとどまらないほどの大人気ぶりでした。
杏奈ちゃんは唯野プロデュースの「池袋昭和歌謡のど自慢2015」にも出場していただきましたが、
その時と同じ曲「聖母たちのララバイ」で見事審査員特別賞を受賞されました。

その「カラオケ・バトル」と言えばですが、
今回、ゲスト歌手コーナーにはつるの剛士さんがいらっしゃいました。
(ステージ撮影は不可だったので写真はありません…)。

つるのさんもよく「カラオケ・バトル」に出演されていますが、
ゲストステージのMCのときにぼそっと「点数きらい」と言っていたのが妙にツボでした(笑)。
唯野はあまりつるのさんを知らなかったのですが、MCの口調も物腰柔らかく腰が低く、
それでいて歌唱に関してはさすがプロというべき圧巻の表現力を発揮され、非常に好感を持ちました。

実はつるのさんのステージの予定時間は20分間のはずでしたが、
タイムスケジュールに対して実際の進行が早く、やや時間が余っていたからなのか、
30分近い時間、ステージとトークを披露いただけました。
このあたり、つるのさんのサービス精神なのかもしれませんね。

このような盛り上がりを見せて閉幕しました日本カラオケボックス大賞2015。
来年度の開催準備も着々と進んでいると聞いています。
当サイトの記事をご覧いただいているあなたにもきっと出場のチャンスがあるはずです。
ぜひとも来年の日本カラオケボックス大賞2016にあなたもチャレンジしてみてはいかがでしょう?

各地区の募集要項など、明らかになりましたら順次、当サイトでもお知らせさせていただきます。

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