日本カラオケボックス大賞2014の決勝大会で札幌に行ってきましたので、
北海道のカラオケ店をいろいろ回ってきました。
中でも面白いのは、北海道地区のカラオケチェーン出店数第一位の「カラオケ歌屋」さん。
その歌屋さんの店舗のひとつ、「監獄カラオケ」です。
店内はこういう雰囲気です。
ルームドアが独房スタイルです。
(もちろん、外から鍵を掛けられたりはしませんが)
そして、受付前の待合場所がこちら。
満室時などは、こちらでお客様は待つことになるようです。
他のお客様に好奇の目で見られること請け合いです(笑)。
次は、札幌の歓楽街、すすきのにある「スリラーカラオケ」。
雰囲気、バッチリです。
お化け屋敷大好きの唯野のテンションもあがりました。
ただ残念なことに、この日は部屋が満室で1時間待ちとのことだったので、
歌うことはできませんでした…。
というわけで後日、小樽店の「スリラーカラオケ」へ。
こちらのドアは、棺桶形式です。
ドアの微妙な傷み具合が臨場感を増しています。
一度入ったら出られなくなるのでは・・・。
といった感じの監獄カラオケ、スリラーカラオケですが、
もちろん、カラオケは普通に歌えますので、そこはご安心ください。
個人的には、こういったエッジの効いた「遊び心」は非常に素晴らしいと思います。
正直、最近のカラオケチェーン店はどこのお店も
アーティストやアニメのコラボレーションルームなど、ありきたりのものが多いです。
そういうコラボは肖像権もかかるだろうし、投資に見合った回収ができていないのではという気がします。
(もし「人気アーティストの顔を出しておけばお客さんは入ってくるでしょ」という発想なのであれば、
それは昨今のカラオケファンのニーズを全く理解できていないと言わざるを得ません・・・)。
それよりも、「なぜカラオケなのに『監獄?』『スリラー?』」といったシュールなコンセプトには、
無条件に「面白い」と思わせるものがあります。
全国規模のカラオケチェーン店さんもぜひ、北海道の歌屋さんのように
遊び心を効かせた、一風変わったお店を出してみてはいかがでしょう?
実際、唯野のところにもマスメディアから
「変わったカラオケ店をご存じないですか?」という取材依頼が非常によく入るのですが、
既存のコラボルームを紹介しても、あまり食い付きがよくありません。。
それよりも、マスメディアの食い付きの良い、一風変わったお店があるとすれば、
マスメディアも喜んで取り上げますので、広告料なしで宣伝してくれることと同じになります。
無難に有名人コラボルームを作って肖像権を支払うことと、
一風変わったユニークカラオケルームを作ってマスメディアにタダで宣伝してもらうことと、
長期的に、どちらが回収を見込めるでしょうか?
全国チェーンのご担当者様、ぜひご検討くださいませ。