カラオケボックスの店舗形態が大きく二極化しています。
1. フードメニューを手厚くしてオーダーから収益を得る形態
2. フード持ち込み可にして、調理要員の人件費コストを抑える形態
上記で言えば1の代表と言えるのが、シダックスさん、コート・ダジュールさん、
そして今回紹介するコロッケ倶楽部さんです。
こちら、コロッケ倶楽部さん浜松町店。
ちょうど近くに、JOYSOUNDのエクシングさん東京本社があるためか、
この浜松町店はJOYSOUND専門店となっています。
コロッケ倶楽部さん、九州地区以外の方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、
全国に100店舗を展開するカラオケ業界店舗数第9位の大型チェーン店なのです。
(2016年1月現在、エンジョイシング調べ)。
もっとも、100店舗中74店舗を九州地区で展開しており、
文字通り九州を代表するカラオケボックスと言えます。
さて、そのコロッケ倶楽部さんの目玉サービスがこちら。
ちょっと見づらいですが、左下で紹介しているBOXランチです。
こちら、10時から19時まで歌い放題でランチメニュー付きで、
お値段が会員料金で710円(税別)という激安価格。
(一般料金は860円(税別)となりますが、それでも激安です)。
つまり、最長9時間歌い放題でランチメニューがついて会員料金710円(税別)です。
これだけでもランチサービスとしてのお得感は伝わることでしょう。
ところで、通常「ランチ」と言えばお昼時間のことを指すかと思います。
なので、15時~17時くらいにはランチサービスの受付を終了する場合がほとんどかと思います。
しかしながらコロッケ倶楽部さん、なんと夕方時間でもBOXランチを受け付けているのです。
今回唯野は、17時42分に入室いたしました。
ランチ時間ではなく、もはやディナー時間ですよね。
それでも、コロッケ倶楽部さんのBOXランチを利用することができるのです。
今回唯野がいただいたBOXランチがこちら。
とんかつ定食です。
…写真の撮り方が良くなくてとんかつが小さく見えますが、
決してそんなことはなく食べごたえは十分。
他、みそ汁にサラダにライスにドリンクがついて、デザートにエクレアまでついています。
これだけのボリュームです。
夕食としても十分に満足できる量です。
つまり。
コロッケ倶楽部さんのBOXランチは、昼間の主婦層のお客様のみならず、
一人暮らしのサラリーマンなどが仕事帰りに利用するにも最適と言えるのです。
(ただ、定時で仕事が上がる方に限ります)。
(19時で完全終了なので18時半くらいに入店しても利用は難しいと思われるので…)。
一人暮らしの方、特に男性の多くは、夜は外食やお弁当であったりすると思います。
であれば、こういった独身男性層を「個室食堂」としての来客として取り込むのもまた、
カラオケボックスの新しい訴求スタイルと言えるのではないでしょうか。
もちろんカラオケボックスなので、来客層は当然、カラオケ好きな方のはずです。
仕事帰りにちょっと歌って帰ろう、とばかりに寄っていくお客様も多いかと思います。
仮にそのお客様が一人暮らしの方であれば、カラオケボックスに寄った帰りに、
きっとどこかで外食を済まして帰宅されることでしょう。
であれば、その「外食」もまた自店に取り込んでしまえば一石二鳥ですよね。
まさに、コロッケ倶楽部さんのBOXランチは、十分にそれが可能なサービスかと思います。
なにせ値段は710円です。
個室でとんかつ定食を710円でいただいてカラオケまで歌える、
これは独身者にとって非常に魅力的かと思います。
昨今のカラオケ店では「オーダーの売り上げが減少している…」とよく言われますが、
このように、夕食時間帯には実は大きな需要が潜んでいると唯野は考えています。
コロッケ倶楽部さんに限らずですが、
他のカラオケボックスにおいても、こうした独身者の夕食利用についても
自店舗に取り込んでみてはいかがでしょうか?
※本記事に記載の値段は2016年3月現在のものです。
<追伸>
コロッケ倶楽部さん浜松町店に置いてあるカラオケ機種について。
サイトにはこのようにJOYSOUND MAXのみの記載ですが、
今回唯野が入ったお部屋はJOYSOUND f1でした。。
f1でも良いですが、できればサイトにも両方記載しておく方が誤解がないかと思います。