日本を代表する全国的カラオケ大会のひとつ、日本カラオケボックス大賞。
今年で25回目を迎えるという歴史ある大会で、
今回は埼玉県の川越市で全国大会が開催されました。
会場のウェスタ川越。
JR・東武鉄道川越駅西口から徒歩5分の好立地です。
改札を出てすぐあちこちに「ウェスタ川越はこちら」的な案内があるので、
道に迷うことなく会場に辿り着くことができました。
こちらは入り口付近に掲示してあったポスターです。
「チケット完売」とありますので、なかなかの好集客だったようです。
開演前の様子です。
日本全国から集まった精鋭のステージもさることながら、
ゲスト歌手も4組いらっしゃるということで、
観覧の方々も楽しみはいっぱいだったと思います。
今回の大会で特徴的だったのは年齢層。
出場者45名中、3分の1以上の16名が19歳以下の若い世代。
20代まで含めると28名となります。
一時期は、カラオケはシニアの娯楽と言われることが多かったものですが、
もちろんシニア世代も今でもカラオケに十分親しんでいるとは思いますが、
若い世代もまた、歌に想いを掛ける方々が多いということがわかります。
カラオケ文化はしっかりと世代を超えて引き継がれていると言えそうです。
さて、今年の出場者45名ですが、
唯野がプロデュース・運営してきた「東京カラオケまつり」ご出場者や、
唯野が審査を担当した「JOYSOUND全国カラオケ大会」ご出場者や、
他、KWC~カラオケ世界大会や大衆音楽祭などでの活躍者も多く見られ、
個人的にも一人一人を応援したい気持ちでステージを拝見しておりました。
東京カラオケまつりグランドチャンピオン大会でも入賞された高島一菜さん。
繊細かつ丁寧に中村つよしさんの「愛のカタチ」を歌い上げられました。
同じく東京カラオケまつりグランドチャンピオン大会入賞の加藤礼愛さん。
今回最年少の9歳にしてMisiaさんの「アイノカタチ」を世界感たっぷりに披露されました。
唯野が審査を務めました日本カラオケボックス大賞三重県大会の代表、山本のりこさん。
凛とした佇まいで島津亜矢さんの「かあちゃん」をしっとりと歌われました。
今回の日本カラオケボックス大賞はゲストコーナーも見所でしたが、
4組のゲスト歌手のうち、もっとも日本カラオケボックス大賞にゆかりがあるのがこちら。
日本クラウンより今年デビューされた一条貫太さん。
一条さんは2014年の日本カラオケボックス大賞札幌大会の優勝者でもあります。
出場者にとっての目標となる見事な模範ステージを披露されました。
45名の熱い歌唱が終了し、いよいよ結果発表です。
2018年度の日本カラオケボックス大賞は以下のような結果となりました。
17歳の小椋さんは以前は2013年に出場されており、今回が2度目の出場。
年齢を感じさせない味のある「南部酒」に、会場中がしんみりと聴き入っていました。
◆準優勝:岩口 和暖さん(埼玉県代表)「逢いたくていま」/Misia
岩口さんも12歳とお若いながらも、その実力を感じさせる迫力たっぷりのステージでした。
会場中に響き渡る見事な声量と印象深い歌声の響き、今後益々磨かれていくことでしょう。
その他、以下のご入賞者を含め、計11名が見事表彰されました。
◆審査員特別賞:長尾 利宏さん(滋賀県代表)「宙よ」/布施明
◆優秀歌唱賞(ポップス部門):小松 ミユキさん(群馬県代表)「カンパニュラの恋」/平原綾香
◆優秀歌唱賞(演歌部門):五代 ショウさん(福井県代表)「てっぺん」/沢田正人
◆全国カラオケ事業者協会賞:吉田 朱里さん(長野県代表)「花」/中孝介
◆JASRAC賞:安倍 歩美さん(大分県代表)「曼珠沙華」/山口百恵
◆殊勲賞:濱野 花音さん(徳島県代表)「旅立ちの日に」/トワ・エ・モワ
◆敢闘賞:高島 一菜さん(東京都代表)「愛のカタチ」/中村つよし
◆熱演賞:中原 雅史さん(佐賀県代表)「化粧」/清水翔太
◆テレビ埼玉ミュージック賞:山本 恵莉子さん(茨城県代表)「365日の紙飛行機」/AKB48
最後の総評で、審査員のテイチクエンタテインメント佐藤先生も仰っていましたが、
審査結果はあくまで今日の結果であって、機会が変われば結果もまた異なるものと思います。
ご自身の今回の出場経験を糧としつつ、
今後もどんどんさまざまな大会で素晴らしい歌唱をご披露いただければと思います。
10代のフレッシュな入賞者同士の記念撮影(濱野さん、高島さん、小椋さん、岩口さん)。
来年度、日本カラオケボックス大賞2019は福島県で開催されるとのことです。
別名「日本で一番豪華なカラオケ大会」こと、日本カラオケボックス大賞に興味をお持ちの方は、
ご自身の居住地域の日本カラオケボックス協会にお問い合わせの上、
ぜひぜひ地方予選会にチャレンジしてみてください。
http://www.jkba.or.jp/
<追伸>
5年前、2013年の日本カラオケボックス大賞にご出場された時の小椋さんです。
当時は12歳でしたのでまだ幼さは残りますが、
この時も氷川きよしさんの「玄海船歌」を堂々と披露され、見事JASRAC賞に輝きました。
5年経ち、すっかり凛々しい青年になった小椋さんの今後の活躍を期待しています。
<追伸2>
5年前、2013年の日本カラオケボックス大賞には実は唯野も出場していました。
ちなみに唯野の左は、東京カラオケまつりアシスタントの斉藤愛さん(千葉県代表)です。
唯野にとっても2013年の日本カラオケボックス大賞への出場は、
その後、カラオケ大会プロデューサー業を務めていくきっかけにもなりました。
そういう意味でも、個人的にも思い入れの深い大会です。