JOYSOUNDのユーザーシェアを上げるための秘策。

カラオケ評論家という立場上、DAMもJOYSOUNDもどちらも応援しています。
唯野の希望としては、双方でカラオケユーザーのシェアを奪い合うのではなく、
カラオケ人口が増えることで、双方のユーザーが増えると良いなと思っています。

無題
(画像:エクシングさんホームページより)
http://joysound.com/ex/st/joysoundf1/index.html

とは言え。
これはあくまで唯野感覚ですが、
全体的に、DAMを支持するカラオケユーザーの割合のほうが大きいと感じています。

理想を言えば、50対50がカラオケ業界的にも一番均衡が取れていて良いかと思いますが、
現状は、唯野感覚で言えば、60対40でDAM支持派が多いと感じています。

その一例を紹介します。
昨年6月に唯野が総合プロデュースしたカラオケ大会「東京カラオケグランプリ」。
http://karaokeboxaward.com/
(主催:東京都カラオケボックス事業者防犯協力会)

この大会、機種はLIVE DAMとJOYSOUND f1の両方を用意していて、
出場者に事前に機種を選択してもらう方式を取っていました。

では、その選択の割合を、この場で初めて公表いたします。

出場者は101名。
LIVE DAMを選んだ出場者:94名
JOYSOUND f1を選んだ出場者:7名

…カラオケ大会の出場者が希望したのは、圧倒的にLIVE DAMでした。

5割とか、6割5分とか、そういう話ではなく、9割以上です。
正直、唯野もここまで極端に割合に差がつくとは想像していませんでした。
この例からも、
少なくともカラオケ大会に出場するような歌唱力自慢のカラオケユーザー層は、
圧倒的にDAMを支持していると言えると思います。

理由のひとつは、
かつて第一興商さんが毎年開催していた「第一興商カラオケグランプリ」の影響。
この大会は、回を重ねるごとに出場者数が増え、出場者の歌唱レベルも高くなり、
カラオケユーザーにとっての「あこがれの大会」となるほど、高い人気を誇りました。

しかしながらこの「第一興商カラオケグランプリ」、2010年を最後に開催されていません。

ここで、大々的に「エクシングカラオケグランプリ」を開催すれば、
歌唱力自慢のヘビーユーザーは、こぞってJOYSOUNDで歌うようになるに違いありません。

エントリーは、「うたスキ動画」の仕組みを使えばOK。
エントリー料は一回につきJOYポ1000ポイントとすると、十分な回収が見込めます。

Web上でのうたスキサイトや、カラオケでの曲の合間や、YoutubeのJOYSOUND CHANNEL、
さらにはJOYSOUND直営店でのポスター貼付など、あらゆる媒体を使って宣伝すれば
10000人以上のエントリーの獲得は容易に可能かと思います。

あともう一点。
JOYSOUNDは比較的、
アニソンやボカロを歌うような若年層ユーザーからの支持は高いですが、
演歌・歌謡曲を歌う年輩層に関しては、DAMの後塵を押していると感じます。
(カラオケ喫茶、スナック等のナイト市場でのシェアを見てもわかるかと思います)。

ここで、年配層をJOYSOUNDに取り込むためのとっておきの秘策があります。
エクシング・ミュージックエンタテイメントさん発行の「月刊ミュージック☆スター」です。

演歌・歌謡曲を好む読者の多い雑誌をエクシングさんグループで発行しているのであれば、
これを使わない手はありません。
カラオケ大会「エクシングカラオケグランプリ」の宣伝を、「ミュージック☆スター」誌で行うのです。

演歌・歌謡曲系のカラオケ雑誌を好んで購読する読者さんですから、
カラオケ大会に出場したいという意欲の持ち主は非常に多いはずです。
大会の開催をきっかけに、大会出場を目指して、
JOYSOUNDで歌うようになるに違いありません。

つまり。
エクシングさんが大々的にカラオケ大会を主催すれば、

◎歌唱力自慢のヘビーユーザー層
◎演歌・歌謡曲志向の年輩ユーザー層

といった、これまでJOYSOUNDがやや苦手としてきた層の支持率を
ぐっと引き上げることができるのです。
そうなると、全体的な業界シェアも50対50、あるいは逆転もありえるでしょう。

このように、カラオケ大会の開催は、いいことずくめ。
カラオケ業界・カラオケユーザーのためにも、
ぜひとも開催を検討していただければと思います。

大会開催の要項決めや告知方法、集客から音源審査ならびに当日の運営など、
開催における全ての流れは、唯野が十分に知見を持っておりますので、
開催の際は、ぜひともお手伝いをさせていただければとも思います。

 

<第一興商さんへ>
上記の案は、第一興商さんが「カラオケグランプリ」を復活させれば、途端に効果は半減します。
したがって、先に第一興商さんが動けば、ある意味現状のシェアは安泰です。
第一興商さんも、ぜひとも「カラオケグランプリ」の復活をご検討いただければと思います。

 

2015年。カラオケ業界の勢力図が変化するか、それとも現状の安泰を固めるか。
どちらが先に動くか。
早い者勝ちです。

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