昨日8月26日に開催させていただいた東京カラオケまつりグランドチャンピオン大会。
お陰様で多くのご来場者様に恵まれ、無事閉演を迎えました。
東京カラオケまつりは4月~7月に毎月1回計4回の予選会を都内各地で開催し、
そして今回、各予選会での入賞者が一堂に介するグランドチャンピオンを開催いたしました。
唯野自身、開催が正式に決まった昨年末の時点から今年に入ってこれまで、
東京カラオケまつりの企画・運営に関わってまいりました。
最後の大会も終了し、ようやくひと段落となりますが、
ここまで多くの方々に東京カラオケまつりを支援いただいて、本当に感謝しております。
それでは、グランドチャンピオン大会のダイジェストを紹介いたします。
会場のニッショーホール(開演前)。
700名規模の立派なホールで、重厚感のある赤い椅子が特徴的です。
開演後はこのとおり、多くのご来場者にご観覧いただきました。
特にこの日は、拍手と歓声が非常に大きかったのが運営としてもありがたかったです。
司会の鈴木ミチさんとアシスタント司会の斉藤愛さん。
唯野プロデュース大会でいつも進行面のサポートをいただいています。
今回の審査委員は、中村詠子先生、田中照久先生、多田朗人先生、響悦子先生。
4名とも幅広い視野での音楽理論を持ち、またボーカリストとしても卓越されています。
今回、109組のグランドチャンピオン大会となり、
当日は、ご欠場の1名を除く108組の方々にご出場いただきました。
それでは出場者を何名か紹介いたします。
石川さゆりさんの「転がる石」を歌われた黒木ナルトさん。
お若いながらも歌い回しが見事で、唯野もいつも唸らされています。
DREAMS COME TRUEの「LOVE LOVE LOVE」を歌われた川田恵美子さん。
お祭りならではの衣裳で歌われて、明るく楽しく元気よく会場を盛り上げていただきました。
おなじく和の装いの菅谷法慶さんの歌唱曲はJULEPSの「旅立つ日~完全版」。
日々のライブハウスでの活躍さながらの見事なステージングを披露されました。
最年長84歳でのご出場の井上啓さんの歌唱曲は小林旭さんの「遠き昭和の…」。
お年を感じさせない伸びと張りのある堂々とした歌声、そして立ち姿、素敵でした。
最年少のひとり、長尾有優華さんはSuperflyの「タマシイレボリューション」でご出場。
この年にして会場の「乗せ方」を掴んでいる掛け声とパフォーマンスは大変見事に感じました。
唯一の親子デュオ、佐野仁香さん・仁奈さんの歌唱曲は島倉千代子さんの「東京だョおっ母さん」。
セリフ・歌声・表情・仕草、全てにおいて一つのお芝居として完成されており、会場を魅了しました。
東京カラオケまつりにタイガーマスクも参戦です。
アニメ「プロゴルファー猿」の主題歌「夢を勝ちとろう」を小芝居付きで盛り上げていただきました。
東京カラオケまつりに不死鳥も参戦です。
これほど会場を沸かせる美川憲一さんの「さそり座の女」を見たことがありません。見事でした。
ゲスト歌手は、今年3月に日本クラウンよりデビューされた一条貫太さん。
演歌界のホープにふさわしい圧巻の歌唱と楽しいトークで会場をしっかり盛り上げていただきました。
そして、審査発表のタイミングでスペシャルなご来賓のご登場。
東京都知事・小池百合子知事です。
ご挨拶をいただいた後、カラオケが好きという都知事から、
なんとこの場で一曲ご披露いただけるということに。
都知事が歌われたのは美空ひばりさんの「川の流れのように」。
「ご一緒に」と客席にお声掛けされるなど、十分歌い慣れているのが伝わる見事な歌唱でした。
そして気になる結果ですが…。
準グランドチャンピオンは、クリス・ハートさんの「I LOVE YOU」を歌われた泉幸子さん。
しなやかな歌い回しと落ち着いた佇まいから、第1回予選大会の優勝者らしい風格を感じました。
そしてグランドチャンピオンは…。
さだまさしさんの「たいせつなひと」を、重厚で伸びのある歌声で会場を魅了した王子文さん。
中国出身の王さんは日本で歌手になる目標をお持ちとのこと。表彰時のコメントも感動的でした。
上位お二人と優秀歌唱賞の3名を含めた記念撮影です。
都知事にも入っていただけるなど、文字通り「記念」に残る撮影になりました。
…といった形で東京カラオケまつり、無事フィナーレを迎えることができました。
いつもながら、温かいご出場者・ご来場者と温かいスタッフに支えられ、
本当にありがたく思っています。
唯野もしばらくは「東京カラオケまつりロス」に苛まれるかもしれませんが、
素晴らしい大会を運営する機会をいただけたことへの感謝の想いと、
会場で多くの方々にお会いできたことへの感謝の想いを、
また新しい大会に引き継いでまいりたいと思います。
東京カラオケまつりに関わっていただいた全てのみなさま、ありがとうございました。
<追伸>
カラオケ人口は約20年にもわたって、4600万~4800万人を横ばい推移しています。
ある意味、市場として成熟した業界とも言えます。
しかしながら、市場が安定しているということはつまり、勢力図に変化が生じないということです。
高シェアの店舗チェーンはそのまま高シェアを維持し、
高シェアのメーカーはそのまま高シェアを維持します。
言い換えれば、下克上の起こりにくい業界とも言えます。
ただし、その下克上の起爆剤となり得るのが「カラオケ大会の開催」と考えます。
それは、カラオケ大会の会場にお越しになれば十分にわかっていただけます。
歌を愛する熱い想いを持つ方がこんなにたくさんいるのか、とすぐに感じ取れることでしょう。
カラオケに熱い想いを持つコアユーザーを数多く、自社の「お得意さん」にすることで、
ますますの収益が期待でき、ますますのブランディング効果が期待できます。
その呼び水となるのが、カラオケ大会の開催なのです。
今後、積極的に「自社カラオケ大会」を打ち出して、
業界勢力図を塗り替える「起爆剤」をセットする、チャレンジングな企業の登場を期待しています。