一人カラオケ仕様のコート・ダジュールさんとカラオケの鉄人さんに伺いました。

GWが空けてから、規模を縮小しながらも各カラオケ店で徐々に営業の再開を見せています。
今回は、大手カラオケチェーンの中でいち早く都内での営業を再開した二店舗に、
三蜜に十分に気をつけながら伺ってきました。

◆コート・ダジュールさん

コート・ダジュールさんは5月7日より一部店舗で営業を再開しています。
ただ、利用に関しては原則、一部屋一人までとなります。
(家族など同居者であれば同室に入室可)
https://www.cotedazur.jp/information/2020/05/011403.html

フロントには透明シートが貼られていてスタッフさんとお客様との
飛沫接触の予防対策が取られていました。
それ以外は一人カラオケであればほぼ通常どおりに利用できたかと思います。

カラオケルームの中はこれまでと変わりはありません。
利用者も多いようで、廊下を歩いていると多くの部屋が埋まっていることがわかりました。
また、利用されていない部屋は換気のためかドアが開かれていたように思えます。

換気については他にもこのように、

ルーム内の空気が約8分に1回入れ替わる仕組みになっているとのことです。
その他、コート・ダジュールさんの新型コロナウイルス対策は以下の通りです。
https://www.cotedazur.jp/information/2020/04/010722.html

唯野自身、(当然ながら)来店時と閉店時はマスクを着用し、
さすがに歌唱中はマスクを外しますが、上記リンク先に記載のあるように、
マイクも十分にアルコール消毒されていることと思います。
(もしどうしても不安な方は自分専用の有線マイクを持参されてみてください)。

◆カラオケの鉄人さん

カラオケの鉄人さんも5月7日より一部店舗で営業を再開しています。
また、上述のコート・ダジュールさんと同様に、
カラオケの利用形態は一人カラオケのみ(同居者であれば同室に入室可)となります。
https://www.karatetsu.com/corona/index.shtml

現在は営業時間を10時~14時と16時~22時という二部制にしているそうで、
途中の14時~16時は換気・清掃時間に充てているとのことです。

フロントには透明シートが貼られていてマイクもフロントで渡されます。
また、現在はフードオーダーは受け付けておらず、ドリンクバーの利用は可とのことでした。

ルーム内にはアルコール消毒スプレーが置いてありました。
十分に清掃は済まされていることとは思いますが、
それでも不安な方にとっては安心できる配慮だと思います。

独自のカラオケ配信システム「鉄人システム」は色々制限が多いのですが、
このように、avex管理楽曲の一部を原曲の音源で歌えるのは嬉しいところです。

DAMやJOYSOUNDのコンテンツ(採点・録音など)を使用できないのが大きなネックなので、
こうした原曲カラオケのようなコンテンツの拡充を期待したいと常々思っています。
(鉄人システムをこのまま継続するのであればですが…)

カラオケの鉄人さんの新型コロナウイルス対策について、
公式Youtubeで動画紹介されていますのでぜひご参照ください(約3分間)。
https://www.youtube.com/watch?v=tlwcL8HnUSs

今回、都内で営業を再開したコート・ダジュールさんとカラオケの鉄人さんに伺いましたが、
いずれもでき得る限りの感染症予防対策を取られていると感じました。

ただもちろん、どれだけ対策を取ったとしてもリスクはゼロではありません。
しかしながら逆に言えば、利用する側もまた安全をお店任せにし過ぎるのではなく、
リスクをゼロに近づける意識で利用する必要があるかと思います。
(例:入室時・退室時のマスクの着用、両手のアルコール消毒の徹底など)

まずはミニマムな形で営業再開を果たした両店ですが、
感染症の早々の収束を期待し、応じて徐々に営業形態が以前のように戻ることを願っています。

 

<追伸>

本日5月14日に、全国47都道府県のうち39県について緊急事態宣言が解除されました。
その際に、安倍総理大臣の会見の中で以下のお話がありました。

特に3つの密が濃厚な形で重なる、夜の繁華街の接待を伴う飲食店、
バーやナイトクラブ、カラオケ、ライブハウスへの出入りは、
今後とも控えていただきますようにお願いいたします。
いずれもこれまで集団感染が確認された場所であり、
身を守るための行動を重ねてお願いいたします。

夜の繁華街の接待を伴う飲食店、バーやナイトクラブ、ライブハウスとともに、
三蜜のリスクの高い場所として、カラオケが並列に挙げられています。

確かに「夜の繁華街の接待を伴う飲食店」や「バー」や「ナイトクラブ」や「ライブハウス」は
(唯野の知る限りですが)不特定多数の人々が長時間を共に過ごしやすい場所だと思います。

しかしながら「カラオケ」ですが、
「カラオケスナック」「カラオケ付きキャバクラ」など、
従業員が同席して接客する類の施設は該当するかもしれませんが、
「カラオケボックス」に関しては必ずしも該当するとは言えない所があります。

特に、一人カラオケや家族など少人数でのカラオケボックスの利用の場合、
部屋の入れ替えの際の安全性(換気・消毒)さえ担保されていれば、
集団感染が発生するようなリスクは限りなく小さいと思います。
(もちろん歌うことによる飛沫のリスクも、部屋入れ替え時に十分に消毒対応していれば)

もちろんカラオケボックスであっても、
たとえば数十人の団体によるお酒の入る打ち上げ等の利用はまだまだリスクは高いですが、
少なくとも一人や家族等の利用については、別のケースとして考えるべきかと思います。

今回いち早く営業を再開したコート・ダジュールさんですが、
グループ系列にネットカフェ業界最大手の「快活CLUB」さんがございます。
https://www.kaikatsu.jp/

実際のところ、一人カラオケや家族利用でのカラオケというのは、
一人ないし家族でのネットカフェの利用と大差ないかと思います。

そういう意味で、今回のコート・ダジュールさんのいち早い営業再開は、
グループ企業の持つノウハウをカラオケ事業にも生かした迅速な対応かと考えています。

 

<追伸2>

唯野が寡聞なだけかもしれませんが、
カラオケボックスで安倍総理の言う「これまで集団感染が確認された」事例はあったのでしょうか…?

少なくとも、夜間にお酒の提供や従業員の同席接客をメインとするカラオケ店と、
歌唱設備の提供をメインとするカラオケボックスとは区別して論じて欲しいところです。
(良し悪しではなく、それぞれ客層や特性が異なるという意味においてです)。

タイトルとURLをコピーしました