DAMシリーズ新機種、LIVE DAM Ai(ライブダム アイ)の発表会に伺いました。

2015年発売のLIVE DAM STADIUMから4年。
今回、DAMシリーズの新たなフラッグシップモデルが発表されました。

「LIVE DAM Ai」です。

LIVE DAMの名称をこれまで同様に引き継いでいることからも、
ライブサウンド、ライブ映像など、ライブ感を核としたコンセプトの継承が伺えます。

9月5日の新機種発表会「DK EXPO2019」に伺ってまいりましたので、
その内容を紹介いたします。

会場はグランドプリンスホテル新高輪です。


今回の新機種のイメージカラーと思われるライトの中、会場に向かいます。


受付窓口です。
唯野は報道関係者としてお邪魔いたしましたので、
会場内で撮影した写真とともに内容を紹介いたします。


こちらが新機種、LIVE DAM Aiです。
黒く角ばった筐体からも重厚さが伝わってきます。
また、フロントモニタもこれまでよりも大きくなっており、
タッチパネル操作の利便性も向上しているものと思われます。

さて、この新機種の名称ですが「ライブダム アイ」と読みます。

唯野が説明ご担当者様に「ライブダム エーアイですね」と申し上げたら
「いえいえ、「ライブダム アイ」です」とご訂正いただきました。
しっかりと覚えておきます。


こちらがおそらく新機種のキャッチフレーズ。
「このカラオケにはAiがある。」
なるほど、「アイ」を「愛」と掛けているので「ライブダム アイ」なのかと合点いたしました。

それでは主な機能を紹介いたします。

まず、「AI」と言えば昨今は「OK GOOGLE」や「アレクサ」など
会話で指示をする機能がすっかりおなじみとなっています。

こうした音声認識による操作機能がLIVE DAM Aiにも搭載されています。
唯野もさっそく選曲をしてみました。

唯野:「OK DAM」


唯野:「米津玄師のレモンを入れてください」


このとおり、「Lemon」が選曲されました。
音声の識別精度も高いですね。

この他、以下のような操作も会話で可能とのことです。


歌唱中にマイクで「演奏中止、DAM」と言うと演奏を停止してくれるそうです。
(「えんそうちゅうし だむ」という歌詞の入った楽曲がこの先出現しないことを祈ります)。

次に、LIVE DAMシリーズの核でもあるライブ感覚コンテンツ。


ライブサウンド機能がさらに進化し、4つの会場モデルを選択できるようになりました。
特に「東京ドーム」や「ナゴヤドーム」は、
実際の会場に合わせた音づくりをされたと伺いました。

フロントパネルからのライブサウンドの選択画面です。
これまではライブサウンドは一種類だったのでボタンもひとつでしたが、
今回は複数ありますので、タッチパネル上で選択するようになっています。

今後、会場モデルを増やしていく意向もあるとのことですので、
唯野としてはぜひとも「野外ホール」を加えて欲しいと思っています。



そして、おそらく多くの方々が特に気にしているのは、
カラオケコンテンツの花形でもある採点機能だと思います。

数々のテレビ番組ですっかりおなじみとなった精密採点シリーズですが、
今回のLIVE DAM Aiに合わせて、このような新機軸となりました。


「Ai感性」が歌唱を評価する採点機能。


「精密採点Ai」です。
ちなみにこちらは「アイ」ではなく「せいみつさいてん・えーあい」と読みます。


唯野も実際に歌ってみました。


歌唱中の採点画面はほぼこれまでの精密採点DX-Gと同じです。
UI的には音程バーの黄色の塗られ方が幾分ゴージャスになっています。

さて、AIに関する部分ですが、画面の右の方に目安となるグラフ(?)がございます。


「Ai感性メーター」と呼びます。
この精密採点Aiでは、AI感性が人の感情を揺さぶる歌声を検出するとのことで、
その評価が生じた際に、
この「AI感性メーター」が中央から右に振れてピンクのバーが伸びていきます。

そして逆に、たとえばマイクを極端に近づけたり遠ざけたりして歌うなど、
不自然と感じられる歌唱についても、AIにて判断が可能とのことです。


具体的に実演されていましたが、こういうマイク使いのことですね。
この場合は「AI感性メーター」が中央から左に振れて青色のバーが伸びるとのことです。

いわゆる「採点で高得点を取るための攻略テクニック」的な歌い方ではなく、
人の感性で良いと思える歌をAIで判断し、得点に反映したいということかと感じました。

採点結果画面はこのような感じです。


五角形のレーダーチャートの項目は同じです。
変わっているのはボーナス加点の部分で、
これまでのボーナスとは違い、「AI感性ボーナス」が加算されるようになっています。

ちなみにこれまでの精密採点DX-Gはこちら。




この例で言えば「ビブラートボーナス」がついています。

なお、説明員さんによると、
「AI感性ボーナス」の最大点は5点で、マイナスの点はないとのことでした。

2画面目はこちら。


「Ai感性」という項目がありますね。
全体を通しての一括評価ではなく、
歌唱のパートごとにAI的観点の良し悪しを判断・評価しているようです。

ちなみにこれまでの精密採点DX-Gはこちら。


表現力の折れ線グラフが精密採点AiではAi感性に置き換わっていますね。

精密採点Ai、いろいろ試し甲斐がありそうです。

ちなみに今回、テレビ東京さんの「THE カラオケ☆バトル」のプロデューサー、
柴 幸信さんがメインステージでトークをされていました(下写真中央)。


今後、LIVE DAM Aiを番組でも取り入れていきたいという意向のお話をされました。
その際、精密採点Aiがどのように使われるのか、このあたりの展開も楽しみです。

ちなみにLIVE DAM Aiですが、


これまでの精密採点DX-Gもコンテンツとしてそのまま残っています。
精密採点DX-G、精密採点Ai、どちらがユーザーに選ばれることになるのか、
このあたりも今後のカラオケユーザーの動向が興味深いところです。

その他では、DAM★とも動画のカメラがバージョンアップします。


これまでの黒地の半球型から透明の半球型の動画カメラとなります。
今回のモデルでは画素数が増えて動画がより鮮明になると伺いました。


上の唯野撮影の写真では今一つ違いがわかりにくいですが、
これは実際に試してみるのが一番かなと思います。



なお、説明員さんによると、こちらはLIVE DAM Ai専用のカメラとのことですので、
LIVE DAM Aiの発売後に試してみたいと思います。

個人的にいいなと思ったサービスはこちら。


歌唱終了後あるいは演奏停止後に、
画面左下に曲名・歌手名ともに、その曲が発表された年が表示されます。

このあたり、「この曲はいついつにリリースされた曲だね、懐かしい…」など、
歌い終わった後の周りの方々とのコミュニケーションのネタとしても使えそうです。

あと、これは会場ではデモを確認できなかったですが、
カラオケ大会運営者である唯野的視点で、カタログを見て「おっ」と思ったのがこちら。


1コーラス予約機能。
これまでは2コーラスのフェードアウト機能はありましたが、
1コーラスの機能はありませんでした。

多くのカラオケ大会では1コーラスのみの歌唱という場合が比較的多いです。
(唯野運営の「東京カラオケまつり2019」も同様です)。

そういう意味では、1コーラスの切れ目の判断をカラオケ機械に委ねることができるのは、
カラオケ大会的観点から非常に便利だと思いました。



もちろん、音楽的に切れ目のわかりにくい曲・曖昧な曲もございますので、
そのあたりをどのように判断しているかについては、
LIVE DAM Ai発売後に唯野もじっくりと様々な曲で検証してみたいと思います。


他にも興味深いコンテンツもございましたが、
あとは唯野自身も発売後に一ユーザーとしてまずは体感してみたいと思います。

LIVE DAM Aiの発売日は、第一興商さんのニュースリリースによると10月1日とのこと。
その後、順次全国のカラオケ店に広がっていくことと思われます。

お店で歌える日を楽しみにお待ちしたいと思います。



<追伸>


やはり「Ai」=「愛」ですね。
全国のカラオケ好きの愛さんが何だか羨ましいです。

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