週刊プレイボーイにコメントいたしました(ビッグエコー vs まねきねこ)。

カラオケ業界の現状や動向について、マスメディアからよくコメントを求められます。
4月12日発売号の週刊プレイボーイでは、「ビッグエコー vs まねきねこ」とのことで、
店舗数をはじめ、今後どちらがより支持を集めていくかについての特集記事が掲載されました。


上記の中で簡単にコメントをさせていただいていますので、
もしよろしければ雑誌の方で記事をご覧くださいませ。
(もっとも誌面の文字数が限られているため、簡単なコメントではありますが…)

さて、記事掲載後に改めて、両店舗の全国店舗数を集計しなおしてみました。

◆ビッグエコーさん:474店舗(ハッピーパーティーなどの系列店舗を含む)
◆まねきねこさん:472店舗
(エンジョイシング調べ:4月15日現在)

のように、店舗数は完全に肉薄しています。
また第3位のカラオケBanBanさんも438店舗(4月15日現在)と堅調に増加しています。
第4位のシダックスさんは200店舗未満と、上位との店舗数の差は大きいので、
今後もカラオケボックス業界はこの「御三家」が牽引していくものと思われます。

こちらの御三家のそれぞの特徴については、
昨年末に読売新聞のWebサイト「読売オンライン」に記事を寄稿いたしましたので、
こちらを合わせてお読みいただくとそれぞれ好調の理由がわかるかと思います。
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20161220-OYT8T50059.html?page_no=3

それぞれの強みを一言で説明すれば、

◆ビッグエコーさん:第一興商さんブランド
◆まねきねこさん:リーズナブルイメージの浸透
◆BanBanさん:業界隋一の居抜き出店ノウハウ

といったところです。

特にビッグエコーさんの持つ「第一興商さんブランド」は、
カラオケ業界全体において非常に強力なものですので、
カラオケ文化があるかぎり今後もビッグエコーさんは堅調に展開していくかと思います。

その中で、まねきねこさん、BanBanさんがどのように今後展開を広げていくのか、
注目して見守りたいと思います。

◆補足
第一興商さんは、カラオケ店舗(ビッグエコーさん等)の運営事業者であることと同時に、
最大シェアを誇るカラオケ機種(DAMシリーズ)の展開事業者でもあります。

したがって、店舗事業においては、他カラオケ店は「ライバル業者」となりますが、
カラオケ機材の展開事業においては、他カラオケ店は「お客様」ということになります。

実はこのあたりのパワーバランスこそが、
カラオケ業界全体の勢力図であったり今後の動向であったりを
大きく左右するところでもあるのです。

<追伸>


20年ぶりぐらいに週刊プレイボーイを手に取りましたが、
久しぶりに読むとなかなか刺激的で楽しかったです(笑)。

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