さいたま歌うま選手権&鈴木杏奈ちゃんライブに伺いました。

お正月気分もそろそろ抜けてきたこの頃、
徐々にまた大きなカラオケ大会が開催されるようになりました。
今回はそのうちのひとつ、こちらの会場に伺ってきました。


埼玉のイオンモール与野で開催された「さいたま歌うま選手権」。
この日は年間グランドチャンピオン大会ということで
非常にハイレベルな出場者の集う大会となりました。


このとおり、観覧のお客様もいっぱいで席は満席。
多くの方々が後方で立ち見で観覧されていました。

ゲストは、テレビ東京「THE カラオケ☆バトル」でおなじみの鈴木杏奈ちゃん。


ゲストコーナーで堂々の100点満点を出した後に、
このとおり、点数についての解説アドバイスまでされていました。

さて、大会の模様はまた別に雑誌で記事を書かせていただく予定ですので、
詳しくはそちらをご覧いただければと思います。
(発売時にお知らせいたします)。

今日のお話のメインはカラオケ大会についてではなく、
大会後に開催されたこちらのイベントについてです。


カラオケ大会の終了後に少し時間をおいて開催された、
鈴木杏奈ちゃんミニライブ会。
約30分の単独ライブステージを披露されました。

一曲目は「THE カラオケ☆バトル」で披露した中森明菜さんの「十戒(1984)」。

実は唯野、昔からこの「十戒」が大好きな曲で、過去にさんざん歌ってきたのです。
もっともこの曲はアップテンポ系なので、定石で言えば抑揚をつけるのが難しく、
採点でも高得点の出しにくい曲とされていますが、そこは杏奈ちゃん、
番組では99.829点といつもどおりの高得点と、さすがの結果を出していました。

さて、今回お伝えしたいことは、杏奈ちゃんのその人気ぶりです。


先ほどまで開催されていたカラオケ大会も多くの観覧の方々がいましたが、
それよりもさらにさらに人が増えています。


2階にもこのようにステージを観覧されている方々がいらっしゃいます。

唯野も休日はさまざまなイオンモールに行くことがあり、
その際にこうしたライブイベントを多く見かけているのですが、
これほどまでの人だかりを見ることは滅多にありません。

イオンではメジャーデビューされている歌手もよくライブイベントをされていますが、
それでもなかなかここまで集客を成功させている例はないでしょう。

プロ歌手であれアマチュアのカラオケファンであれ、
歌の上手い人は世の中にはいっぱいいるかと思います。

しかしながら、こうしてライブイベントを開催して
これだけのお客さまを引き付けられるだけの集客力のある方となると、
ぐっと数が限られてくることでしょう。

路上ライブなどで歌手を目指して歌われているアマチュアシンガーの方でも、
歌唱力だけで言えばプロ並みと思える方も時折見かけることがあります。
しかしながら、その方の周りに人だかりができているかというと
必ずしもそうではない場合がほとんどです。

つまり、プロ歌手になるということは、
歌唱力が卓越していることは当然のこととして、
それ以上に、人を集められる力を持っているかが重要と言えるのです。

その証拠がこちらです。


ミニライブ終了後のCD即売会&サイン会。
ライブイベントではよく見かける光景ですね。

無料のライブイベントに足を止めて観覧はしたものの、
ライブが終了するとCDを買わずに立ち去る方もまた多いものです。
(むしろそういう方のほうが多いぐらいですね)。

ただ、今回の杏奈ちゃんのライブイベント後は、
CDとサインと写真撮影を求めてものすごい長蛇の列が会場にできあがっていました。

図で書くとこんな感じです。

客席をぐるっと大きく周る感じで多くの方々が列を作っています。
唯野のざっくりとした感覚値ですが、100名は優に超えていたはずです。
後から後から列に並ぶ方々もいましたので、
最終的には200名以上にはなったのではないでしょうか?
すべての方々のサイン会を終えるのに、1時間半ほどかかったと聞きます。

つまり、鈴木杏奈ちゃんというアーティストには、
一回のライブステージで200枚のCDを売る営業力があるということです。

ちなみにそのCDはこちら。


「THE カラオケ☆バトル」の常連出場者の方々によるオムニバスCDです。
オムニバスCDでもこれだけ売ることができるわけですから、
メジャーデビューして単独CDの即売会をしたとしても、
同程度の売り上げは十分に期待できることでしょう。

唯野にもインディーズアーティストの知人が多くいますので、
手売りでCDを200枚売るのがどれだけ大変か、十分に知っているつもりです。
それをしっかり達成できるということは、
すでに十分に売り上げの計算の立つ歌手であると言えるのではないでしょうか?

このお話は何も鈴木杏奈ちゃんにかぎったお話ではありません。
全国には他にも集客力のある(=営業力のある)ライブ歌手が多くいると思います。
ぜひともレコード会社さんには、既に多くのファンのついているこうした実力者を
メジャーどころに引き上げていただきたいと思います。

また逆に、プロ歌手を夢見て日々がんばっている若い方々も多いかと思います。
プロになるために歌が上手くなることを目指すというのは当然でしょうが、
同時に、自分にお金を払ってくれるファンを増やすこともまた大事です。

俗な言い方になりますが、
音楽業界は歌が上手いだけの人を探しているわけではありません。
歌が上手くてお金の稼げる人を探しているのです。

ぜひとも「集客できる」アーティストを目指して、未来への道を切り開いていってください。

<追伸>
唯野の黒歴史です(笑)。


曲名に注目です。

…ちなみに、間違っている方も多いのですが、
この曲の呼び方は「じっかい」です。
「じゅっかい」ではありませんので、お気をつけてくださいませ。。
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%81%E6%88%92

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