まねきねこ赤坂店に行ってきました。

金曜夜の赤坂の街は、居酒屋や食事処を求めて歩くサラリーマンで賑わっていました。
そんな中、曜日感覚のないカラオケ評論家・唯野はいつもどおりにカラオケ店を巡ります。

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こちら、昨年11月にオープンしたばかりのまねきねこ赤坂店。
赤坂はTBSのお膝元ということもあってか非常に賑わっていて、
コート・ダジュールさん、ビッグエコーさん、歌広場さん、カラオケ館さんなど、
多くのカラオケ店の立ち並ぶ激戦区です。

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そんな中、まねきねこさんの最大のウリでもある持ち込みOKの文字は
なかなか光って映ります。

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ルーム内はこのように、まねきねこさんらしいシックで清潔な内装です。

唯野もいろいろマスメディアの方々とお話をする機会がありますが、
その中でも、まねきねこさんに対して持つインタビュアーの方のイメージの大半が
「居抜き出店」「安い」「持ち込みOK」といったものなのです。

そして、これらのキーワードからインタビュアーさんが連想するのは、
「多少内装が汚くても安く歌える大衆的なカラオケ店」といったものです。

実はこの連想は、実情からするとかなり外れています。
たとえば「居抜き出店」ですが、これはまねきねこさんにかぎらず、
今やほとんどの大手カラオケチェーン店さんは居抜き出店です。
そして、まねきねこさんを含むほとんどのカラオケチェーン店さんは、
内装を清潔感あふれるものにリフォームするなど、しっかりと手を加えて改装しています。
したがって、いくら居抜きとはいえ決して「安っぽい」作りにはなっているわけではありません。

また、「持ち込みOK」ということで「その分、メニューは出来合いのものしか置いていない」
というイメージを持たれている方も多いのですが、これも誤りです。
まねきねこさんは持ち込みOKながらもフードメニューはかなり作りこんでいて、
唯野所感ですが、大手カラオケチェーン店の中でもトップクラスにあると思っています。

したがって、まねきねこさんは決して「安かろう悪かろう・・・」のカラオケ店ではなく、
しっかりと店舗を作り上げているカラオケ店なのです。

今回注文したフードメニューはこちら。

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左:春の菜の花としらすのチャーハン(626円)
右:昔懐かしのウィンナー(410円)

「春の菜の花としらすのチャーハン」は、この春の限定メニューの一つ。
菜の花としらすももちろん良いのですが、その上に載っているカリカリ梅が大正解。
ほどよい酸味がチャーハンと絶妙にマッチして、非常に食べ応えのある一品でした。

また、昔懐かしのウィンナーは、
その名の通り、子供の頃のお弁当箱の中を思い出すかのような赤ウィンナー。
唯野もフードメニュー表を見て、ウィンナー写真の見事なまでの「赤」に惹かれて、
思わず注文してしまいました。
ケチャップを用意してくれているのも、嬉しい心配りです。
二品とも、大変美味しくいただきました。

あと、これは赤坂店のみのサービスかもしれませんが、

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カラオケリモコンの充電器の横に、このような黒光りするキューブ物体が。

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これはアロマ器のようです。
こういう、ルーム内でのちょっとした心遣いは嬉しいところですね。

従業員さんも、非常に気持ちの良い笑顔で丁寧に接客されていて素晴らしかったです。
オーダーを持ってルームに入ってきて、ルームから出た後も
ドアが閉まりきるまで外でドアノブを持ったうえで、そっと閉めていました。

こうした心遣い、当たり前のようでなかなかできていないカラオケ店が多いのです。。
「失礼しました」と言ってドアを開けて出て行き、そのまま即座にドアノブから手を離し、
ドアが閉まるのを自然に任せてしまうという店員さん、よく見かけます。
(またそういうお店に限って立て付けが悪く、ドアがきっちり閉まらないものなのですが…)。

こういった接客マナーも、お客様からするとお店の印象として強く残るものです。
そういう意味でも、まねきねこさん赤坂店の店員さんは素晴らしかったと思います。

唯一惜しかったのは、入室時に希望機種の確認をされなかったことですね。。
(入室時にフロントでお客様に希望の機種を尋ねるのは超必須と唯野は認識しています)。

さて、最近のまねきねこさんですが、非常に都内への出店に積極的です。
直近でも、四谷三丁目店、赤坂店、新小岩店をオープンし、
近日中には飯田橋東口店のオープンを予定しています。

これまでは、どちらかと言えば地方やロードサイドに強いとされてきたまねきねこさんですが、
ここ最近の都心部への展開という流れは、多くのカラオケファンからも歓迎されることと思います。
(どうやら、ワンカラさんがまねきねこさんにリニューアルするという流れのようですね)。

まねきねこさんの運営元のコシダカさんは、
カラオケチェーン業界の中でも特にユニークなサービスを打ち出すことで有名です。
先ほど触れました一人カラオケ専門店「ワンカラ」さんもコシダカさんの運営ですし、
DAMでもJOYSOUNDでもない、第三のカラオケ機種「すきっと」を独自開発したり、
昨年オープンした四谷三丁目店も、
業界初のイスラム教徒向けのカラオケ店として話題になりました。

以前は浅草に「コシダカシアター」という居酒屋とカラオケ店が融合した店舗もありましたし、
とにかく、新しいアイデアでカラオケ業界の話題の中心にあるコシダカさん。
次はどのようなサービスを打ち出してくるのか、今後の展開を期待しています。

<おまけ>

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このように、赤坂の夜を見下ろしながら歌わせていただきました。

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