KWC~カラオケ世界大会2019の世界大会に伺いました。

カラオケ世界一を決める大会として2003年より世界各地で開催されている
KWC(KARAOKE WORLD CHAMPIONSHIPS)。

世界各国のカラオケ代表者が一堂に介して歌を披露しカラオケ世界一を決定する世界大会ですが、
今年2019年はついにカラオケ発祥の地、日本が初めて世界大会開催の場となりました。

世界大会は11/27~11/29の3日間に掛けて東京の神田明神ホールにて開催されます。
今回唯野は、開催初日である11/27に取材観覧に伺ってまいりました。


こちらが会場内の様子です。
前方のスクリーンの前にはステージがあり、
ステージの前には各国から来られた方々用のテーブルが用意されています。

今回世界からいらっしゃったご出場者はソロ部門40名。
そしてソロ部門とは別にデュエット部門もございますが、こちらは計6組です。

今回決勝大会にご出場されている方々の国は以下の通りです。

日本、アメリカ合衆国、オーストラリア、カナダ、ブラジル、ノルウェー、フィンランド、
南アフリカ、スウェーデン、ドイツ、シンガポール、ロシア、パナマ、ウクライナ、
スペイン、インド、モンゴル、グアテマラ、フェロー諸島、フィリピン、
マレーシア、イギリス、フランス、インドネシア

これだけたくさんの国々の方々が歌に想いを持って日本にいらっしゃったことを、
一人の日本人、一人のカラオケファンとしても嬉しく思います。

日本代表の4名の方々も非常に見事なステージをご披露されました。


鈴木 康太さん(歌唱曲「Club Happiness」久保田利伸)


チューバック アンジェラさん(歌唱曲「ゲレンデがとけるほど恋したい」広瀬香美)


宮本 はなみさん(歌唱曲:「Precious」伊藤由奈)


尾形 裕二さん(歌唱曲:「時には昔の話を」加藤登紀子)

4名とも日本代表にふさわしい堂々たる歌唱で非常に素晴らしかったです。

さて、今回ソロ40名とデュエット6組の歌唱を全て聴かせていただきましたが、
中でも特に興味深かったのは、
会場中で他国の出場者の歌唱を楽しみながらそれぞれが自国の国旗を振っていたことです。


自国の応援の方々が自国の出場者の時のみ自国の旗を振るのであれば予想はできますが、
国籍に関係なく会場中の方々がそれぞれの出場者に旗を振りながら激励し、
同時に会場中の一人一人がそれぞれの出場者の歌唱を楽しんでいるように見られました。

通常、世界一を決めるコンテストとなると、
他の出場者をライバル視したりといったピリピリする空気も想像できますが、
そうした空気は全くなく会場中全てで音楽を楽しんでいるという雰囲気でした。
この空気がとても素敵でかつ、とても新鮮に感じました。

大げさな話ではなく、カラオケは世界を平和にするかも、と思い入りました。

また、世界各国の代表者はとにかくパフォーマンスが素晴らしかったです。
唯野は海外曲にはさほど詳しくはありませんが、
ソロ部門40曲のうちおおよそ3分の2ぐらいはアップテンポ曲だったように思います。

それぞれの代表の方々の歌唱が素晴らしいのはもちろんですが、
楽曲に合わせた見事な衣装で縦横無尽に動きながらのステージングもまた見事で、
まさにみなさま全身を使って歌っていました。
バラード曲を歌唱された方々も、声圧や表情や声色の変化に大きなインパクトがあり、
ひと時も目を離せない、聴き手を引き付けるステージをご披露されていました。

そして、全員に共通していると感じたのは、
「みんなで一緒に音楽を楽しもう!」的な想いの伝わるステージだったという点です。

ひとりひとりが会場中のみなさまに対して歌い掛けていたからこそ、
会場中のみなさまは国籍に関係なく自然にそれぞれの国旗を振って応援していたのだと思います。

海外の楽曲に詳しくない唯野にとっては知らない楽曲が大半でしたが、
それでも全員の歌唱・ステージに時間を忘れるほど引き付けられました。

言葉はわからなくても、歌で通じるものはある。

その可能性を存分に体感することができました。

1日目のステージで特に印象に残った4名を紹介します。


Marcelo Maturanaさん(スウェーデン)(歌唱曲:「Superstition」)


Viadyslav Karasevychさん(ウクライナ)(歌唱曲:「Sweet dreams」)


Meagen Reyesさん(フィリピン)(歌唱曲:「House of the rising sun」)


Kateryna Serikovaさん(ウクライナ)(歌唱曲:「Diva」)

その他にも個性的で素晴らしいステージをご披露された方々ばかりで、
まさに世界的なライブの場といった会場の雰囲気でした。

さて、世界大会の進行についてですが、
1日目と2日目にソロの40名はそれぞれ別の楽曲をフルコーラス歌唱します。
この1日目と2日目の評価を基に、
3日目への決勝進出者が決定し、
3日目の歌唱で今年の世界チャンピオンが決定することとなります。

1日目と2日目はメディア関係者のみの入場となりますが、
3日目、11/29(金)は事前応募のうえ当選された一般観覧の方々も入場することができます。

当選された方々はぜひとも世界の歌のステージを間近で体感いただければと思います。
そして、2019年の世界チャンピオン誕生の瞬間に立ち会っていただければと思います。

 

<追伸>

3日目への進出者がKWC公式サイトに発表されていますのでご覧ください。
https://www.karaokeworldchampionships.com/2019/11/28/kwc-2019-semifinalists-here-they-are/

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