東日本カラオケバトル2016決勝大会に伺いました。

ライブハウスでフルコーラス歌えるカラオケ大会として多くの支持を集めている
「東日本カラオケバトル」。

2016年度には各地区で全22回の予選会が開催されました。
22回の予選会というのは、平均して月に約2回開催されているということですので、
かなりの高頻度で開催されていると言えます。

しかも多くの予選会会場で募集定員を達しているという、
カラオケユーザーから根強い支持を集める大会でもあります。

そして今回03/19(日)に、
この22回の予選会を勝ち抜いた方々100組による決勝大会が開催されました。

開演前の準備の様子ですが、このとおり、屋外です。
実は決勝会場は2013年開業のイオンモール幕張新都心の屋外ステージ。

唯野も「池袋昭和歌謡のど自慢」など、屋外大会の運営経験がありますが、
「解放感があって気持ちよかった」とご出場者から感想をいただくなど、
おかげさまで大変好評をいただだきました。

同様に、こちらの東日本カラオケバトル2016決勝大会もまた
多くのご出場者が非常に充実感をもって歌われているように見受けられました。


イオン店内の電子公告にもこのように掲示がされています。

さて、こちらの大会の審査は4名の審査員による点数制となるわけですが、
審査員のうちの1名を唯野が務めることとなりました。

唯野自身、東日本カラオケバトル2016予選会の審査も何度か務めていることから、
特に唯野審査の時に決勝出場を決めた方々については、
審査をしながらもどことなく見守るような気持ちになるのも感じていました。
(もちろん、審査に私情は挟みませんが…)。

他にも唯野プロデュースの大会にご出場経験のある方々も多く、
総じてみると出場者の半分の50名程度は存じ上げている方々だったようにも思えます。

2015年のグランドチャンピオンは、今やすっかり有名人となった佐久間彩加ちゃん。


これはつい1年前、2015年度の決勝大会での表彰後の写真ですが、
これ以後、テレビ東京の「THE カラオケ★バトル」へのテレビ出演が始まり、
エイベックスのジュニア向けオーディション「キラチャレ2016」で
歌部門のグランプリに輝くなど、破竹の活躍を見せる小学6年生です。
http://avex.jp/kiratto/

そして今回、2016年度のグランドチャンピオンに輝いたのは、
セリーヌ・ディオンさんの「My Heart Will Go On」を歌われた阪本一颯さん。
実は阪本一颯くんも小学5年生なのですが、他の多くの大会でも活躍中の実力者。
彩加ちゃんに続いての小学生グランドチャンピオンとなりました。

今回、唯野は審査員役だったためあまり写真を撮っていないので
代わりに以前、唯野プロデュースの「わくわくカラオケグランプリ」に出場されたときの
一颯くんの写真を掲載します。


今回は、洋楽の中でもかなりの難曲をセレクトされましたが、
英詞の発音が見事でかつ曲調を掴んだ押し引きも申し分なく、
美しい歌声でしっかり歌い上げられました。

その他の大会結果の詳細については、公式サイトの更新を待つこととします。
http://あふろ.net/

さて、今回の審査発表時にもコメントさせていただいたのですが、
東日本カラオケバトルに伺う際にいつも思うことがあります。

それは「カラオケ大会って、自由なんだ」ということ。

「正しく歌おう、歌唱力をアピールしよう」といったアプローチももちろんありですが、
「楽しく歌おう、パフォーマンスをアピールしよう」といったアプローチもありだと思います。

寸分の狂いのない完璧な歌唱と表現力で観衆を圧倒して魅了する歌い手も素晴らしいですが、
多少アラがあってもお客さんと一体になって会場を盛り上げる歌い手もまた素晴らしいです。

唯野もこれまで多くのカラオケ大会の会場に伺ってきましたが、
自由さを感じられる点において、
バラエティに富んだ出場層に恵まれているという点において、
東日本カラオケバトルは素晴らしいなといつも思っています。


終了後の全体撮影。
全体撮影後も、会場で多くの方々が個別に記念撮影をしていました。
終わった後のこうした温かい雰囲気も良いものです。

東日本カラオケバトル2017もそろそろ始動することかと思います。
予選会は基本としてライブハウスで開催されているようですが、
音響のしっかりしたライブハウスで歌えるのは貴重な経験かと思います。

また、審査観点は他の大会とは違って少しユニークで、
音程、リズム、歌唱力、表現力、独自性の5項目を均等に評価します。
したがって極端に言えば、音程がかなり劣っていたとしても
ステージパフォーマンスなどそれ以外の部分が秀逸であれば、
十分にカバーされて評価されるということとなります。

以下は公式サイトからの引用です。

○ 音程・リズム・歌唱力・表現力・独自性等の総合力を各20点・総合100点形式で審査致します。
○ 歌唱力を競うだけの大会ではなく、1ボーカリストとしてトータル的なステージ評価で採点を致します。

そういう意味では、たとえばKWC~カラオケ世界大会のような、
歌唱力評価を第一に置いた大会とは趣きとしては別になるかと思いますが、
その分、カラオケ大会における「自由さ」の新機軸を打ち出していると思っています。
2017年度はあなたもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

<追伸>
選曲もまた個性です。
「カラオケ大会とは言えばこういう曲を歌うものだ」
といったある種の概念を持たれている方も多いものですが、
逆に「おっ、こういう曲もいいなっ」と聴き手に気づかせるような選曲もあって良いと思います。

個人的に今回一番ぐっと来た選曲は、広瀬香美さんの「Promise」でした。
そしてこの曲を男性が歌っていた点もまたぐっと来ました。

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