どこよりも早いKWC(カラオケ世界大会)中国・四国予選の潜入取材記(その1)

2003年より毎年開催されている、カラオケ世界一を決める世界大会。
それが、KWC(KARAOKE WORLD CHAMPIONSHIPS=カラオケ世界大会)。
日本では第一興商さん主催で、日本代表選考会が毎年開催されています。

こちらの大会、2015年度は日本全国を7地区に分けまして各地区にて予選会を開催します。

予選会出場にあたっては、第一興商さんのDAM★ともサービスを使った事前エントリーが必要です。
そこで、各地区ごとに事前エントリーにて申請したカラオケ音源をもとに審査を行い、
音源審査にクリアした男女15名ずつ(関東大会のみ男女20名ずつ)の計30名が、
各地区予選会への出場権を得ることができます。

そして、各地区予選会を勝ち残った男女1名ずつ(関東大会のみ2名ずつ)の計16名が、
09/19(土)に都内(ニコファーレ)で開催される日本代表決定戦に進出できるのです。

カラオケ評論家・唯野は、全国のカラオケ大会を取材して回っているのですが、
今回、KWCを取材するにあたって、あえて自分自身もエントリーしたうえで、
出場者目線からのレポートを起こすという「潜入取材」を敢行することとしました。

…いや、ただ単に大きな大会に出たかっただけです(笑)。
これまで唯野も通算100大会以上のカラオケ大会に出ていますので、
どうしても、こういう大型の大会を目にすると、血が騒いでしまって…。

というわけで中国・四国地区予選にエントリーし、
幸運にも音源審査に合格し、予選出場者の30名に選ばれることができました。

というわけで、いざ、予選会場の岡山へ。

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JR岡山駅すぐの、イオンモール岡山。
昨年できたばかりの大型ショッピングモールです。
イオンが駅前にできるのは、かなり珍しいことです。

さて、ここでアクシンデント発生。
事前に第一興商さんから郵送された諸注意事項には、
「集合時間:9:30~9:50」と書いてありました。

しかしながら、なんと、イオンの入り口の自動ドアが開きません。
中に入れません。
これでは受付ができません。。

イオンの営業開始時間が午前10時ということで、
それまではたとえKWC予選出場者であってもお店の中には入れないという、
ちょっと考えられない事態に陥ってしまいました。
(もしかすると、入店できるドアがどこかに一部あったのかもしれませんが…)

自動ドア前には、出場者が何人も当惑して待っていましたが、
事務局の人から電話があって、急遽、屋外の仮説受付所にて受付をすることにしたとのこと。
案内に従って仮設受付所に行き、ようやく受付が完了しました。

受付では、まず歌唱順番を知らされ、
その後、予選会で歌唱予定の2曲について、2コーラスの「切れ目」を確認されます。
あらかじめ、歌詞を印刷してくれていて、2コーラス終了場所に線が引いてあって、
「ここでよろしいですか?」
と確認されるので、本番での間違いがなくて安心です。

もちろん、そもそもの切れ目の線の場所が間違っている可能性もありますので、
もしも間違っていれば、受付時にきっちり話をしておく必要があります。
(実際、主催側と切れ目の場所について話しあっている出場者もいました)。

さて、会場はこんな感じです。

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こちらのステージで歌います。
会場がホールではなく、ショッピングモールのイベントスペースなので、
あまり派手にはできませんが、それでも、音響、照明は十分バッチリです。

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これは会場後ろから見た様子。
椅子はおおよそ100個くらい並べてあるでしょうか?
写真はまだ開演前のものなので空席も目立ちますが、
大会が始まるにつれて、お買い物中のお客様など、
徐々に観覧の方々も増えてきたように思えます。

さらに別の角度から。

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イオンに来られているお客様も、つい気になって見てしまうようです。
吹き抜けになっているので、2階・3階から観覧されている方々もいました。

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こちらは審査員席。
ステージ下のすぐ横に配置してあります。
ステージ上の出場者から見て、左手側が審査員席となります。
ステージ真下の真正面から審査されるのではない分、緊張はいくぶん和らぎそうですね。

そしていよいよ開演。

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司会の辻よしなりさんと鮎河ナオミさんです。
お二方とも会場をしっかり盛り上げようとMCをなさっていました。
(たまに鮎河さんが英語で説明を始めるのが謎でしたが)。

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3名の審査員の方々です。
左から、
作曲家・音楽プロデューサーの鈴木康志先生。
第一興商さんの中・四国ブロック長の中村貞夫先生。
第一興商さんの取締役の竹花則幸先生です。

2名の先生方は、第一興商さんのお偉方となります。
ということは、おそらく審査のメインは音楽プロデューサーの鈴木康志先生であり、
第一興商さんの2名の先生方はどちらかというと「興行にふさわしい人選」という観点にて
選考に関するご意見をいただくという形なのかなと、唯野は推測しています。

先生方は地区予選会場によって変わると思われますが、
鈴木康志先生はおそらくメイン審査員として全国を回られるかなと思います。

ちなみに鈴木康志先生は、唯野プロデュースのカラオケ大会
「東京カラオケグランプリ」でも審査委員長を務めていただくことになっています。

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エントリー締切は08月03日(月)、あと2週間です。
http://karaokeboxaward.com/

さて、今後地区予選に出場される方々のために注意点をひとつ。
ステージでは、歌詞モニターを見ることができません。
2コーラス分の歌詞はしっかり覚えておく必要があります。

なので。

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ステージ上の真ん中にこのようにモニターが置いてありますが、
「あ、歌詞見られるんだ…」などと、決してだまされないでください(笑)。

真っ黒で、何も映っていませんので。。
(モニターは、ゲストコーナーの歌手のために置いてあるようです)。

さらに、客席側にはこのように…

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モニターが左右に二台設置されてあり、お客様はしっかりと歌詞を見ることができます。
もちろん、審査員の先生も見ることができます。

つまり、歌詞を間違えてしまうと、かなりの確率でバレます(笑)。
まあ、歌詞の間違いが審査にどのくらいの影響を及ぼすかはわかりませんが、
極力間違えないようにする心づもりは必要かと思います。

さらに、モニターの背景動画が、出場者の歌唱シーンになっています。
(まあ、これはさほど気にしないでもよいかもしれませんね)。

といった流れで、カラオケ大会が始まりました。
大会開始後の流れとレポートについては、次の記事にて詳しく説明します。

<次回予告>

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会場ではこのように、出場者の名前を張り出しているだけで、
誰が何の曲を歌うのかさっぱりわかりません。。
会場ではプログラムの配布もありません。。

なので今回唯野は全出場者分の曲名と歌手名をノートにメモっておきました。
ここで、KWC中国・四国地区予選全出場者の選曲リストを、一挙大公開します。
(なお代表者を除き、出場者名はあえて伏せさせていただきます)。

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