日本カラオケボックス大賞関西地区予選の出場者が決定しました。

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日本カラオケボックス大賞の東京代表決定戦でもある東京カラオケグランプリは、
ようやく開催を発表したばかりですが、 関西地区では既にエントリー受付を終了し、
審査の結果、予選会に出場する120名の方々が決定したとのことです。

ちなみに「関西地区」という表現をしているのは、
本来、日本カラオケボックス大賞では、地区代表を一名ずつ選出して決勝を戦うのですが、
関西の2府4県については、予選会を合同で開催する方針を2014年度から採っているからです。

つまり、2府4県の代表者を決める大会ということになりますので、
この関西地区大会から決勝大会に進めるのは6名。

これはなかなか門戸が広くて素晴らしいですね。
上位6名であれば、出場者も可能性を感じながら歌うことができるかと思います。
(ちなみに東京カラオケグランプリは、文字通り「東京」のみなので1名の予定です…)。

さて、この日本カラオケボックス大賞の関西地区の予選大会ですが、
事前エントリーに通過された方が、募集要項の詳細をアップされています。

カラオケ情報サイト「DAM★とも情報」
https://damtomo.info/blog/2015/04/09/the_japan_karaoke_box_award_2015_kansai_shutsujoukettei/

上記サイトの管理人の歌謡★ロッカーさんは、
多くのカラオケ大会にも出場されている非常にカラオケ事情に詳しいカラオケファンで、
唯野もいつも記事を拝見させていただいています。
(カラオケファン必見のサイトです)。

さて、歌謡★ロッカーさんの記事から、
関西地区予選の要項について、唯野なりに分析してみたいと思います。

◎出場費:3000円
このあたりがカラオケボックス協会で考える相場なのでしょうね。
一般的には、出場費3000円ではカラオケ大会の運営は賄えないものですが、
協会の場合は、ユーザーサービスも兼ねた大会運営ということで、
この値段での開催が実現できているものと思います。
(出場料金10000円というカラオケ大会はざらにあります)。

◎歌唱時間:原則ワンコーラスだけど、3分以上の長い曲は途中でフェードアウト
ワンコーラスの切れ目、大会運営側として非常に気を使うところなのです。。
大半の曲は切れ目がわかりやすいものですが、稀に切れ目のわかりにくい曲がありますので、
事前にチェックして、歌唱前に出場者と意識合わせをするように唯野は心がけています。
また、ワンコーラスが極端に短い曲の場合も、事前の意識合わせが必要です(クレームの元です)。

◎歌唱順は当日発表
これは妥当かと思います。
と言いますのは、歌唱順が遅いことが事前にわかってしまうと、
遅い時間に来場される方もいらっしゃいますので。。
唯野的には、「観覧しても楽しめるカラオケ大会」を目指したいので、
極力、他の方のステージも見て欲しいと思っています。

◎歌唱モニターは設置
これも妥当ですね。
ただ、あまり見ないほうが良い歌が歌えるものです。

◎曲目はエントリー時から変更可
関西地区の場合、エントリーの方法が「カラオケ採点機能での高得点画面を撮影して送る」
といったものだったので、そういう意味ではまあありなのかなと思います。
もっとも、東京カラオケグランプリのような音源審査で選定する大会では、
曲目を変えるのは唯野的にはNGと考えます。
なぜなら、選曲も含めた音源の出来が評価されて合格したわけであり、
不合格の方であっても、仮に違う曲でエントリーしていたら合格の可能性もあったわけですので。。
エントリーの時点で、曲を選ぶ時点で、戦いは始まっています。
なので、本選で歌唱曲を変えるというのはいささか不公平かなと唯野は考えます。

◎表彰は全部で11名(組)
入賞確率は、120分の11。
やや少ないかな~と感じます。
カラオケ大会出場経験者だったらわかると思うのですが、
審査結果を発表するあの時間帯は、ものすごく気持ちが高揚するものです。
そして自分の名前が呼ばれると、思わず飛び上がるような気持ちになります。
なので、唯野的にはあの「どきどき」を、もっと多くの方々に味わってほしいなと思います。
だいたい、出場枠の4分の1程度が入賞できるのが理想ですね。

もっとも、関西地区予選の場合、11名(組)中の6名(組)が全国大会進出ですので、
入賞さえすれば豪華な副賞を手にできるわけなので、それはそれで良いのかもしれません。

◎払込用紙の書き方
ちょっと細々としていて、記入が大変かなという感もしています。
とは言え、振込作業の1回のみで必要事項も送付できるというメリットはありますね。
東京カラオケグランプリでは、
出場料の振り込み + 必要事項記入用紙の返送という2アクションが必要でしたので。。

◎機種の選択
両機種を選択できるようです。
ぜひとも、どちらの機種がどのくらい選ばれたか、統計を取って欲しいと思います。

あと細かいですが、
☓:JOYSOUND F1、◯:JOYSOUND f1
☓:ライブDAM、◯:LIVE DAM
…こうした製品名の正しい表記、唯野は非常に気にします。
このあたりの記載にまで意識が働くカラオケ大会であれば、
プログラムに記載する曲名や歌手名も、きっと正確な表記になるはずです。
曲を大切にし、歌手をリスペクトするという意味においても。。

◎曲番号の記入
これは必須ですね。
通常バージョン、生音バージョン、名演とか、
出場者にはカラオケバージョンへのこだわりが必ずあります。
これを記載する箇所がないと、当日トラブルが発生する可能性があります。
しっかりと記載を促しているのは素晴らしいと思います。

◎進行予定~60名ずつを一区切りにして歌唱
ワンコーラス歌唱でも、60名いればおおよそ2.5時間程度かと思いますが、
審査員の先生方の集中力という面でだいじょうぶかなという懸念があります。
(ちなみに東京カラオケグランプリは40名区切りで行っています)

◎進行予定~ビンゴ大会
これはなかなか新鮮で良いアイデアです。
通常、この時間の枠にはゲスト歌唱コーナー(=審査集計時間の「つなぎ」)になるのですが、
会場で楽しめる雰囲気を作るという面で、これはありかなと思いました。
(微妙な(?)ゲスト歌手のコーナーを延々披露するカラオケ大会、多く見ています…)。

◎ビンゴ大会の景品
ハイビジョン液晶TV、ブルーレイDVDレコーダー。。
一般的なカラオケ大会の入賞者への記念品以上に高価で素晴らしい景品です。
いや、本当に素晴らしいです。
きっと太っ腹なスポンサーさんがいらっしゃるのでしょうね。。

◎会場:メルパルク大阪
この会場は、日本カラオケボックス大賞の決勝大会でも使われる会場です。
ということは、関西地区代表の6名は、決勝大会の時点で「地の利」があると言えますね。
会場をホームグラウンドとして、決勝でもきっと優位な歌唱を見せられることかと思います。

…ざっと気になったところを挙げさせていただきました。
唯野もちょうど今、東京カラオケグランプリ2015の募集要項を検討中ですので、
いろいろと参考になる内容で非常に助かりました。

関西地区予選、予選ながらも非常に豪華な大会となるかと思います。
今回選ばれた120名の方々のご検討をお祈りいたします。

 

<追伸>
◎審査員の名前がどこにも書いていない!
ポスターにもホームページにも、審査員の名前がありません。

…関西の協会のみなさま、唯野も審査員を務めることは可能です。
エクシングさん主催のカラオケ大会をはじめ、
愛知県蒲郡市主催の蒲郡まつりカラオケグランプリで審査委員長を務めるなど、
カラオケ大会の審査員経験豊富です。

もしも決まっていないようであれば、ぜひ唯野まで審査員のご依頼をくださいませ。
喜んでお引き受けさせていただきます。
info@enjoysing.com

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