「カラオケ=みんなでワイワイ」からの脱却が集客UPのカギです。

唯野は情報ポータルサイトAll Aboutのカラオケガイドとしても記事を書かせていただいています。
そのAll Aboutで12月に公開した記事を、まずはご覧くださいませ。
http://allabout.co.jp/gm/gc/450374/

ご覧頂きたいのは、唯野が執筆した本文ではありません。
挿絵として挿入されている写真を見ていただきたいのです。
下にスクロールいただくと、「2014年下半期にカラオケで支持された曲の紹介」という小見出しがあります。
その部分に挿入されている写真です。

男女4人が笑顔でマイクを持っている写真。
実はこの写真、All Aboutの編集部の方で挿入したものでして、唯野が掲載したわけではありません。

これは唯野の見解ですが、今後のカラオケボックス、カラオケ業界は、
「カラオケはみんなでワイワイ…」というイメージに縛られていては生き残れなくなると睨んでいます。
(なので、正直、このイメージ写真の挿入は、唯野の本意ではありません。。)

ここ数年の流れとして、 「飲み会の二次会でカラオケ」といったグループカラオケ利用の割合は減少し、
それに反比例して、一人カラオケで来店するお客様の割合は増加しています。

10年前は、「一人でカラオケに行くなんて恥ずかしい…」という意見が大多数でしたが、
今や一人でカラオケ行くという行為はすっかり市民権を得ています。

したがって、いかにして一人カラオケ・少人数カラオケの客単価を上げるか、
その施策を打てるカラオケ店が今後は生き残るのです。

施策のひとつとして、割高の一人カラオケ専用料金を設けているカラオケ店もあります。
もちろん客単価を上げるという意味では理にかなっていますが、
こうした単なる値上げでは決して顧客満足度は得られません。

そうではなく、一人カラオケのお客様が自ら喜んでお金を支払うサービスを提供することで、
客単価も向上し、なおかつ顧客満足度も向上するのです。
これがWin-Winの関係ですね。

ではここで、唯野が考える一案を提示いたします。

かつて存在したDAMの人気コンテンツ「club DAM 歌唱検定」。
1回3000円のサービスでありながら、
自分の歌唱をカラオケボックスで録音してそのままオンラインで送信でき、
歌の先生がその音源を聴いて審査・採点をしてくれるということで、大変な人気を博しました。

ところで、この「歌唱検定」の利用者の大半は、一人カラオケもしくは少人数カラオケのお客様でした。
理由は、先生に評価してもらう音源を録音するために、集中した環境で歌いたいからです。
大勢でワイワイお酒を飲みながらの環境で3000円を払って審査音源を録音、はありえませんものね。。

これは裏を返すと、一人カラオケのお客様であっても、
魅力的なサービスがあれば3000円くらいは平気で支払うということなのです。

ところで「歌唱検定」では、お金のやり取りはルーム内のデンモクとお客様のEDIカードで完結していました。
これでは、カラオケ店舗には代金は一銭も落ちてきません。
つまり、カラオケ店舗の伺い知らないところで、
一人カラオケのお客様は喜んで3000円を支払っていたのです。
(実際は、店舗と合同で歌唱検定キャンペーンを開催していたという事例も中にはありました)。

で、この歌唱検定のサービスは数年前に終了いたしました。
それでは、お客様がかつて喜んで支払っていた3000円を、店舗側に落ちるようにいたしましょう。

カラオケ店主催で「歌唱検定」的なサービスを運営すれば良いのです。
すると、一人カラオケのお客様の客単価が飛躍的に上がるはずです。

審査は、歌の先生を一人確保して審査を委託すればできます。
あるいは、いっそのこと歌の先生相当の方を正社員として雇っても良いかもしれません。
(その際は、カラオケ店の業務も兼務することになりますが)。

応募音源は、DAM★ともやうたスキ動画による音源全体公開の仕組みを利用します。
申込用紙にハンドルネーム名と曲名を書いてもらえれば、
店舗側の先生も審査対象曲にアクセスすることができます。

あとはやり方次第。

…上手くいく・いかないを悩むのではなく、とりあえずやってみるという姿勢が大事です。
少なくとも現在どのカラオケ店も試みていないというだけで、アプローチする価値は十分にあると思います。

では、審査はどのようにすれば良いのか、ということですが…。

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こちらは唯野が作成したカラオケ添削コンテンツ「唯野カラオケ教室」の審査表です。
こんな感じの審査表を先生に作成してもらえばよいのです。
一人カラオケの客単価を上げるための施策として、ぜひ導入を検討されてみてはいかがでしょう?

<追伸>
もちろん、上記のサービスについて、唯野に先生役を委託いただければ審査を承ります。
参考:唯野奈津実のカラオケ通信添削サービス「唯野カラオケ教室」
http://yuino.biz/adv.html

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